エコキュート・給湯器

コロナのエコキュートは最悪の噂は本当?評判や口コミと特徴を解説

2025年9月14日

コロナのエコキュートは最悪」という評判や口コミを見かけて、買い替えや新規導入をためらっていませんか。

エコキュートやめとけ、という意見の真相や、実際のメリットとデメリットが気になっている方も多いでしょう。

特に、コロナのエコキュートの水圧が弱いという問題や、気になる電気代、コロナエコキュート寿命と保証期間については、購入前にしっかり把握しておきたいところです。

また、コロナエコキュートの460Lや370Lの価格、特徴や価格の相場を比較し、ご家庭に合った湯量設定のおすすめや配管洗浄の方法も知っておく必要があります。

この記事では、年間給湯効率の高さと安全性能に定評のあるコロナのエコキュートについて、客観的な情報をもとに徹底解説します。

さらに、コロナエコキュートの補助金制度を活用した賢い買い替え方法まで、詳しくご紹介します。

ポイント

  • 「コロナ エコキュート 最悪」という評判の真相
  • 水圧や寿命など具体的なメリットとデメリット
  • 電気代や本体価格などコストに関する詳細な情報
  • 補助金制度を活用したお得な買い替え方法

コロナのエコキュートは最悪の噂は本当?評判・口コミと特徴・価格・相場

コロナのエコキュートは最悪の噂は本当?評判・口コミと特徴・価格・相場

  • 「エコキュートやめとけ」の真相は?
  • 実際の評判・口コミを徹底調査
  • メリットとデメリットを正直に解説
  • コロナエコキュート寿命と保証期間
  • コロナ エコキュートの水圧が弱い問題

「エコキュートはやめとけ」の真相は?

「エコキュートはやめとけ」という意見は、インターネット上で時折見られますが、これはエコキュートの特性を理解せずに導入してしまったケースや、特定のデメリットが生活スタイルに合わなかった場合に生じることが多いようです。

例えば、エコキュートのデメリットとしてよく挙げられるのが、導入にかかる初期費用が高めである点、お湯を使いすぎると湯切れを起こす可能性がある点、そして貯湯タンクとヒートポンプユニットを設置するためのスペースが必要になる点です。ガス給湯器からの交換の場合、これらの変化に戸惑い、「やめておけばよかった」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、これらのデメリットにはそれぞれ対策があります。初期費用は国の補助金制度で負担を軽減できますし、湯切れは家族の人数に合ったタンク容量を選ぶことで防げます。設置スペースについても、近年では薄型やコンパクトなモデルが登場しており、多くの住宅で対応可能です。

したがって、「やめとけ」という意見は、エコキュートが持つ一部の側面に焦点を当てたものであり、全ての人に当てはまるわけではありません。ご自身の家庭環境やライフスタイルと照らし合わせ、メリットとデメリットを総合的に判断することが大切になります。

実際の評判・口コミを徹底調査

コロナのエコキュートに関する評判や口コミを調査すると、肯定的な意見と否定的な意見の両方が見られます。これらを客観的に見ることで、製品のリアルな姿が浮かび上がります。

良い評判・口コミ

良い評価としては、「リモコンの文字が大きくて見やすく、操作が簡単」「アプリと連携できて、外出先からお湯はりができるのが便利」といった、使い勝手の良さに関する声が多く挙がっています。特に、ご高齢の方や機械操作が苦手な方でも直感的に使える点が評価されているようです。

また、「浴室にいる家族の様子が台所リモコンで分かり安心できる」「災害警報時に自動でお湯を確保してくれる機能が心強い」など、コロナが得意とする安全性能や防災機能に対する満足度も高いことがうかがえます。

悪い評判・口コミ

一方で、ネガティブな評判として「追い焚きに時間がかかる」という口コミが一部で見られました。これは、エコキュートの追い焚きがタンクの熱を利用して間接的に温める仕組みであるため、ガス給湯器のように直接加熱する方式と比べて時間がかかると感じられることがあるようです。

ただし、この点については「高温さし湯」機能を使うことで、より早くお湯を温めることが可能です。また、メーカー側も節約の観点から、残り湯の追い焚きよりも新しいお湯を張る方を推奨している場合もあります。追い焚きの速度が気になる方は、ご自身の入浴スタイルと照らし合わせて検討する必要があるでしょう。

メリットとデメリットを正直に解説

コロナのエコキュートを導入する際には、メリットとデメリットの両方を正確に理解しておくことが、後悔しないための鍵となります。

メリット

最大のメリットは、高い省エネ性能による光熱費の削減です。独自の「ES制御」技術により、年間給湯保温効率は業界トップクラスを誇ります。また、高圧力パワフル給湯モデルは、水圧が弱いと言われがちなエコキュートの弱点を克服し、3階でのシャワーも快適です。

さらに、ステンレス配管の採用による耐久性の向上や、雨だれ汚れがつきにくい「汚れんコート」など、メンテナンス性に優れている点も魅力と言えます。災害への備えとして、断水・停電時でもタンクのお湯が使えたり、警報発令時に自動で沸き上げを行ったりするレジリエンス機能も、大きな安心材料になるでしょう。

デメリット

一方、デメリットとしては、前述の通り、一部の利用者から追い焚きの速度について指摘がある点が挙げられます。また、エコキュート全般に言えることですが、深夜にヒートポンプユニットが稼働するため、設置場所によっては運転音が近隣への迷惑にならないよう配慮が必要です。

使用できる入浴剤に制限がある点も、人によってはデメリットと感じるかもしれません。にごり湯タイプや硫黄、酸、アルカリ、塩分を含む入浴剤は、配管の腐食や故障の原因となるため使用が推奨されていません。ただし、花王の「バブ」やバスクリン、バスロマンといった主要な炭酸ガスタイプの入浴剤は使用可能とされています。

寿命と保証期間

エコキュートは高価な設備であるため、どのくらいの期間使えるのか、そして万が一の際の保証がどうなっているのかは非常に気になるポイントです。

コロナエコキュートの寿命

一般的に、エコキュートの寿命は10年から15年が目安とされています。ただし、この年数は使用頻度や設置環境、そして定期的なメンテナンスの有無によって大きく変わってきます。

例えば、水質に含まれる不純物が多い地域や、潮風に当たる沿岸部などでは、通常より早く部品が劣化する可能性があります。寿命を延ばすためには、取扱説明書に従った定期的なお手入れ(貯湯タンクの水抜きや配管洗浄など)を欠かさないことが不可欠です。

保証期間

コロナが提供しているメーカーの無償保証期間は、部品ごとに異なります。安心して長く使うために、有償の延長保証制度も用意されています。

対象部品 無償保証期間
本体(タンク・冷媒回路以外) 2年
冷媒回路(圧縮機、熱交換器等) 3年
タンク(缶体) 5年

これに加えて、有料の「延長修理保証契約制度」に加入することで、保証期間を5年、8年、10年から選んで延長することが可能です。設置を依頼する業者によっては独自の工事保証を設けている場合もあるため、メーカー保証と合わせて内容を確認しておくと、より安心できるでしょう。

水圧が弱い問題

「エコキュートはシャワーの水圧が弱い」という話はよく聞かれますが、コロナはこの問題に対して明確な解決策を提示しています。

従来の電気温水器や標準的なエコキュートの水圧は170〜190kPa程度ですが、コロナの「高圧力パワフル給湯」モデルでは、これを大幅に上回る290kPaという高い水圧を実現しています。これにより、お風呂が2階や3階にあるご家庭でも、勢いのある快適なシャワーを利用することが可能です。

もし現在、ガス給湯器や電気温水器を使用していて、交換後のシャワーの水圧低下を懸念している場合は、この「高圧力パワフル給湯」機能を搭載したモデルを選ぶことで、その心配はほとんど解消されると考えられます。

ただし、ご自宅の水道の元々の水圧が極端に低い場合など、環境によっては期待したほどの効果が得られない可能性もゼロではありません。最終的な判断は、設置を依頼する専門業者に現地調査をしてもらった上で相談するのが最も確実です。

コロナのエコキュートが最悪と言わせない為の知識

コロナのエコキュートが最悪と言わせない為の知識

  • 特徴・価格・相場と年間給湯効率
  • 460Lと370Lの価格と選び方
  • 気になるコロナ エコキュートの電気代
  • 湯量設定のおすすめと配管洗浄の方法
  • 補助金を使った賢い買い替え方法

特徴・価格・相場と年間給湯効率

コロナのエコキュートを選ぶ上で基本となる、製品の特徴や価格相場、そして省エネ性能の指標である年間給湯効率について解説します。

主な特徴と価格相場

コロナのエコキュートは、機能によっていくつかのグレードに分けられています。最上位の「プレミアムエコキュート」から、多機能な「ハイグレードタイプ」、設置性に優れた「薄型・省スペースタイプ」まで、多様なニーズに対応しています。

本体価格の相場は、機能やタンク容量によって変動しますが、おおむね30万円台から50万円前後が中心です。これに加えて、設置工事費用が15万円から30万円程度かかります。したがって、導入にかかる総額としては、45万円から80万円程度を見ておくとよいでしょう。業者によって価格設定は異なるため、必ず複数の業者から見積もりを取ることが大切です。

年間給湯効率

年間給湯効率(JIS)とは、年間を通じてどれだけ効率的にお湯を沸かせるかを示す数値で、この値が大きいほど省エネ性能が高いと言えます。コロナの最上位機種である「プレミアムエコキュート」は、独自の省エネ技術「ES制御」により、年間給湯保温効率4.0という業界トップクラスの数値を達成しています。これは、日々の電気代に直結する重要な性能指標です。

460Lと370Lの価格と選び方

エコキュート選びで最も重要なのが、家族の人数やお湯の使用量に合わせたタンク容量の選択です。コロナのラインナップでは、主に370Lと460Lが中心となります。

タンク容量 想定される家族の人数 主な特徴・価格帯
370L 3人~5人家族 一般的な家庭向けの標準サイズ。460Lモデルに比べて本体価格が数万円程度安価な傾向がある。
460L 4人~7人家族 お湯をたくさん使うご家庭や、来客が多いご家庭におすすめ。湯切れのリスクが低く安心感がある。370Lモデルよりは高価。

選び方のポイントは、「少し余裕を持たせる」ことです。例えば4人家族でも、お子様が成長期でシャワーを頻繁に使う、将来的に家族が増える可能性があるといった場合は、460Lを選んでおくと安心です。価格を優先して小さい容量を選ぶと、日中の割高な電気料金で頻繁に沸き増しが必要になり、結果的に電気代が高くついてしまう可能性があります。

価格差とご家庭のライフスタイルを天秤にかけ、長期的な視点で最適なサイズを選ぶことが求められます。

気になるコロナエコキュートの電気代

エコキュートを導入する最大の動機の一つが、電気代の節約です。コロナのエコキュートは、夜間の割安な電力を利用してお湯を沸かすため、ガス給湯器などと比較してランニングコストを大幅に抑えることが可能です。

具体的な電気代は、お住まいの地域や契約している電力会社の料金プラン、季節、お湯の使用量によって変動しますが、パナソニックの試算データによると、全国の平均的な月々の電気代は1,700円から4,800円程度とされています。これは、都市ガス給湯器と比較して約3分の1から半分程度の金額です。

特に、現在プロパンガス(LPガス)をお使いのご家庭では、エコキュートへの切り替えによる節約効果は非常に大きくなります。ただし、これらの節約効果を最大限に引き出すためには、ご家庭の生活スタイルに合った電力会社の料金プランを選ぶことが不可欠です。

湯量設定のおすすめと配管洗浄の方法

コロナのエコキュートを効率良く、そして清潔に使い続けるためには、日々の設定とメンテナンスが鍵となります。

湯量設定のおすすめ

多くのコロナエコキュートには、過去のお湯の使用量を学習し、自動で最適な湯量を沸き上げる「おまかせ運転」機能が搭載されています。基本的にはこの設定にしておくことで、無駄な沸き上げを減らし、電気代の節約につながります。

来客などで一時的にお湯を多く使う日が分かっている場合は、手動で「湯増し」設定をしておくと湯切れを防げます。逆に、旅行などで数日間家を空ける際は、「沸き上げ休止」設定をすることで、不要な電力消費を完全にストップさせることが可能です。

配管洗浄の方法

お風呂のお湯を清潔に保つために、配管の洗浄は定期的に行いましょう。コロナのフルオートタイプのエコキュートには、浴槽の栓を抜くだけで自動的に追い焚き配管内を洗浄してくれる「自動配管洗浄」機能が搭載されています。これにより、日常的なお手入れの手間が大幅に軽減されます。

これに加えて、半年に1回程度、市販の風呂釜洗浄剤(例:ジャバなど)を使った手動での洗浄を行うと、より清潔な状態を保つことができます。

補助金を使った賢い買い替え方法

エコキュートへの買い替えを検討する際、大きな後押しとなるのが国や自治体の補助金制度です。初期費用が高いというエコキュートのデメリットを、これらの制度が大きく和らげてくれます。

2025年現在、国が主導する「給湯省エネ2025事業」が実施されています。この制度では、対象となる高効率なエコキュートを導入する際に、1台あたり最大13万円の補助金が支給されます。

さらに、既存の電気温水器を撤去してエコキュートに交換する場合には、5万円の「撤去加算」が上乗せされるため、合計で最大18万円もの補助が受けられる可能性があります。これは過去最大級の補助額であり、買い替えを検討するには絶好の機会と言えます。

補助金の申請手続きは、基本的に工事を依頼する事業者が代行してくれます。そのため、業者を選ぶ際には、補助金制度の利用実績が豊富で、手続きに慣れている信頼できる業者を選ぶことが非常に大切です。

「コロナのエコキュートは最悪」の声や本当の評判・口コミ:総括

  • 「コロナ エコキュート 最悪」という評判は一部のデメリットを捉えたもの
  • 実際は省エネ性能が高く電気代を大幅に節約できる可能性がある
  • 良い口コミでは操作性の良さや安全機能が高く評価されている
  • 悪い口コミとしては追い焚きの速度に関する指摘が一部見られる
  • メリットは高い省エネ性、パワフルな水圧、災害時の安心感
  • デメリットは初期費用、設置スペース、一部の入浴剤が使えない点
  • 寿命は10年〜15年が目安でメーカー保証と延長保証がある
  • 水圧が弱い問題は「高圧力パワフル給湯」モデルで解決可能
  • 370Lは3〜5人、460Lは4〜7人家族がタンク容量の目安
  • 追い焚きより「高温さし湯」の方が省エネになる場合が多い
  • 自動配管洗浄機能でお手入れの手間が少ない
  • 国の「給湯省エネ2025事業」で最大18万円の補助金が利用可能
  • 補助金の活用で初期費用の負担を大幅に軽減できる
  • 導入の際は複数の業者から見積もりを取ることが不可欠
  • ライフスタイルに合った機種と容量を選ぶことが後悔しないための鍵
  • この記事を書いた人

鈴木 優樹

13年間で累計1万台以上のエアコン設置に携わってきた空調工事の専門家です。数多くの現場を経験する中で、快適な住まいにはエアコンだけでなく「窓の断熱性」が欠かせないと実感しました。地元・千葉で培った知識と経験を活かし、快適な暮らしに役立つ断熱の本質をわかりやすく発信しています。

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