こんにちは、【e-MADOリフォーム】代表の鈴木 優樹です。
最近、電気代の高騰が続いていますね。 ご自宅やオフィスの照明について、 「そろそろ蛍光灯からLEDに変えたいけれど、結局いくらかかるの?」 「工事費が高いから、ホームセンターの安い電球で済ませていい?」 とお悩みではありませんか?
さて、ご自宅やオフィスの照明について、そろそろ蛍光灯からLEDへの交換費用が気になり始めてはいませんか。
特に最近は電気代の高騰もあり、40W型の直管蛍光灯などを使っていると毎月のコストが馬鹿になりません。
さらに2027年に予定されている蛍光灯の製造終了問題もあり、今のうちにバイパス工事や器具交換を業者に依頼すべきか、それとも工事不要のタイプを選んでダイソーやニトリなどで安く済ませるべきか、迷われている方も多いでしょう。
私自身、お客様の断熱リフォームにお伺いした際、「ついでに照明もLEDにしたいんだけど、ネットで見ると値段がピンキリで怖くて…」というご相談をよくいただきます。
実は、照明のLED化は「安さ」だけで選ぶと、火災リスクや早期故障といった手痛いしっぺ返しを食らう分野でもあります。
目次
蛍光灯のLED交換費用相場|パターン別で解説
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- 工事不要で安く済ませる際のリスクと注意点
- バイパス工事の費用相場とメリット
- 直管と丸型の工事の違い
- 照明器具交換とランプ交換の価格差
- 40W型LEDへの交換にかかるコスト目安
- ダイソーやニトリ製品の活用と注意点
- 蛍光灯と安定器の劣化と火災リスクについて
工事不要で安く済ませる際のリスクと注意点
まず一番手軽に思いつくのが、今ある照明器具をそのまま使い、電球(ランプ)だけをLEDに交換する方法です。ホームセンターや家電量販店で「工事不要」と書かれた箱に入ったLEDランプを見たことがある方も多いでしょう。
このパターンの最大の魅力は、なんといっても初期費用の安さと、買ってきて自分でクルッと回して付けるだけという手軽さです。
部材費としてのLEDランプ代は、メーカーや明るさにもよりますが、1本あたりおよそ1,500円から4,000円程度が相場です。電気工事が不要なため、当然ながら工事費は0円です。
例えば、自宅のキッチンの蛍光灯が切れたから、とりあえずAmazonで買ってきて自分で交換する。これなら部材費だけで済むので、非常に安上がりに見えますし、実際に多くの方が実践されています。
しかし、空調や電気の現場に長くいる私の立場からすると、この方法は「条件付き」でしかおすすめできません。なぜなら、ここには目に見えないコストとリスクが潜んでいるからです。
ここに大きな落とし穴があります
「工事不要」と謳われているLEDランプでも、既設の蛍光灯器具についている「安定器」という部品が古いまま残ることになります。本来、蛍光灯を点灯させるために必要なこの安定器ですが、LEDには不要な存在です。
しかし、工事をしない限り電気はこの安定器を通り続けます。その結果、LED自体は省エネでも、不要な安定器が無駄に電力を消費し続ける(3W〜5W程度)ため、期待したほど節電効果が出ないことが多いのです。
さらに怖いのが、古い安定器を使い続けることによる発熱や発火のリスクです。
蛍光灯器具の寿命は一般的に10年〜15年と言われています。もし、お使いの器具が設置から15年以上経過している場合、内部の安定器や配線は確実に劣化しています。
そこに、設計仕様とは異なるLEDランプを取り付けることで、老朽化した安定器に想定外の負荷がかかり、発煙やボヤ騒ぎになるケースが後を絶ちません。
詳しくは後述しますが、10年以上使っている器具に工事不要LEDを取り付けるのは、リスク管理の観点からはあまりおすすめできないのが本音です。
バイパス工事の費用相場とメリット
次にご紹介するのが、今ある照明器具の外側(筐体)や反射板はそのまま活かし、内部の電気配線をいじる「バイパス工事」を行う方法です。これは私が最もコストパフォーマンスが良く、賢い選択だと考えている方法の一つです。「直結工事」と呼ばれることもあります。
具体的には、器具内部にある古い「安定器」への配線をニッパーでカットし、電気をLEDランプに直接流すようにバイパス(迂回)させる工事を行います。
これにより、電気が老朽化した安定器を通らなくなるため、電力ロスが完全にゼロになります。まさに、照明器具の「血管バイパス手術」のようなものです。
この工事費用の相場は、業者や地域にもよりますが、1灯あたり3,000円から5,000円程度です。
ここにLEDランプ代(バイパス工事専用のランプは比較的安価で高性能なものが多いです)が加わりますので、総額では1灯あたり6,000円から10,000円ほど見ておくと良いでしょう。
バイパス工事の具体的なメリット
- 節電効果の最大化: 不要な安定器を通さないため、蛍光灯時代と比較して最大約60%の電気代削減が可能です。
- 安全性の確保: 発火の原因となる古い安定器を回路から切り離すため、発火リスクを物理的にゼロにできます。
- 廃棄コストの削減: 器具本体を捨てずに済むため、粗大ゴミの処理費用がかからず、環境にも優しい方法です。
ただし、この工事には「第二種電気工事士」以上の国家資格が必須です。配線を切ったり繋いだりする作業は、知識のない方が行うと感電やショートによる火災に直結します。
「YouTubeで見たから自分でできるかも」とは絶対に思わないでください。必ず、資格を持った専門の業者に依頼する必要があります。
直管と丸型の工事の違い
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蛍光灯をLED化する際、その形状が「真っ直ぐな直管(直管型)」か「ドーナツ状の丸型(円形)」かによって、工事の必要性や推奨される交換方法が大きく異なります。
形状ごとの特性を理解せずに部材を選んでしまうと、「買ったのに取り付けられない」「工事費が予想以上にかかった」というトラブルの元になります。
ここでは、それぞれの形状における工事のポイントと、プロが推奨する最適解を解説します。
丸型(シーリングライト・ペンダントライト)の場合
一般家庭のリビングや和室、子供部屋などで最もよく使われているのがこのタイプです。
結論:工事不要での「器具ごとの交換」が圧倒的に推奨されます。
丸型照明の多くは、天井に「引掛シーリング(またはローゼット)」と呼ばれる配線器具が付いていれば、電気工事士の資格がなくても、誰でもワンタッチで交換が可能です(DIY)。
ホームセンターなどでは、蛍光灯の代わりに取り付ける「丸型LEDランプ」も販売されていますが、実はこれ、あまりおすすめしていません。理由は以下の通りです。
- 手間とリスク: 丸型LEDランプを使用するには、既存の安定器を回避するために器具内部でコネクタを差し替える作業が必要な場合が多く、意外と手間がかかります。
- 価格差がない: 最近はLEDシーリングライト本体(器具ごと)が非常に安価(5,000円〜)になっています。ランプだけを3,000円〜4,000円で買うのと大差ありません。
- 機能性: 器具ごと交換すれば、調光・調色機能やリモコンが付いてきますが、ランプ交換だけでは古い器具の劣化機能(ひもスイッチなど)を引き継ぐことになります。
ただし、天井に引掛シーリングがなく、配線が器具に直接つながっている(直結している)古いタイプの場合は、電気工事士による交換工事が必要です。
直管(ベースライト・キッチン手元灯)の場合
オフィス、店舗、工場の天井や、家庭のキッチン手元灯、洗面所などで使われるタイプです。
結論:原則として「電気工事(バイパス工事または器具交換)」が必要です。
直管型の場合、丸型のようにカチッと回して取り付けるような簡易的な仕組みではなく、天井裏の配線と直接つながっているケースがほとんどです。そのため、基本的には業者による工事が前提となります。
ここでポイントとなるのが、「器具交換」と「バイパス工事」のどちらを選ぶかという点です。
- 器具交換の注意点: 直管器具は長年天井に固定されているため、取り外すと周りの壁紙やペンキの色が変わっていたり、設置跡(汚れや穴)がくっきり残っていることが多いです。新しいLED器具が既存のものより小さいと、この「跡」が見えてしまい、見栄えが悪くなることがあります。
- バイパス工事の利点: 既存の器具(外側)をそのまま使うバイパス工事なら、天井の汚れや跡を気にする必要がありません。特にオフィスなどで大量に交換する場合、クロスの補修費用などを考慮すると、バイパス工事の方がトータルコストを抑えられるケースが多いです。
| 形状 | 主な設置場所 | 推奨されるLED化の方法 |
|---|---|---|
| 丸型 (円形) | リビング、個室、和室 | 【DIYで器具交換】 引掛シーリングがあれば自分で本体ごと交換。コスパ・機能性ともに最強。 |
| 直管 (棒状) | オフィス、店舗、キッチン | 【業者へ工事依頼】 跡が残らないバイパス工事か、デザイン刷新の器具交換かを選択。 |
このように、丸型は「自分で器具ごと変える」、直管は「プロに工事を頼む(特にバイパス工事)」というのが、失敗しないためのセオリーと言えます。
照明器具交換とランプ交換の価格差
3つ目は、照明器具そのものをLED専用の新しいものに取り替える「器具一式交換(ベースライト交換)」です。今まで使っていた蛍光灯器具を取り外し、最初からLEDと一体化している、もしくはLED専用に設計された新しい器具(ベースライトやシーリングライト)を設置する方法です。
「費用が高いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は最近、LED器具の価格は驚くほど下がっています。
オフィスや店舗で使われる「逆富士型」などのベースライトの場合、費用相場は本体代と工事費を合わせて、1台あたり10,000円から25,000円程度になります。大量導入する場合は、ボリュームディスカウントが効いてさらに安くなるケースも多いです。
家庭用の丸型シーリングライトであれば、もっと安価です。5,000円程度から高性能なものが購入でき、天井に「引掛シーリング」や「ローゼット」と呼ばれる配線器具が付いていれば、工事不要でカチッと嵌めるだけで誰でも交換可能です。
| 交換方法 | 初期費用目安 (1灯あたり) | 節電効果 (対 蛍光灯) | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| ①ランプのみ交換 (工事不要) | 低 1,500円〜4,000円 (部材費のみ) | 中 約40〜50%削減 (安定器が電力消費) | 賃貸物件で工事ができない方 器具が比較的新しい(5年未満)場合 |
| ②バイパス工事 (配線工事) | 中 6,000円〜10,000円 (工事費+部材費) | 高 約50〜60%削減 (ロスなし) | 既存の器具を使い続けたい方 コスパと安全性を両立させたい方 |
| ③器具一式交換 (本体交換) | 高 10,000円〜25,000円 (本体代+工事費) | 高 約50〜60%削減 (機能性も向上) | 器具が10年以上古くなっている方 見た目を綺麗にしたい方 |
※スマートフォンの方は表を横にスクロールしてご覧ください。
初期費用だけを見ればランプ交換が圧倒的に安いですが、5年、10年という長いスパンで見ると話は別です。バイパス工事や器具交換は、電気代の削減幅が大きいため、結果的に数年で差額を回収し、それ以降はずっと得をし続けることになります。
また、古い器具のプラスチックカバーは経年劣化で黄ばんだり割れやすくなっていたりします。器具ごと交換することで、空間全体がパッと明るくなり、清潔感が生まれるのも大きなメリットですね。
40W型LEDへの交換にかかるコスト目安
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オフィスや学校、工場の天井、あるいはご家庭のキッチンなどでよく見かける、長さ120cmほどの真っ直ぐな蛍光灯。これが一般的に「40W型(FL40やFLR40)」と呼ばれる規格です。
この40W型をLED化する場合、本数が多いと費用も大きく動きます。ここでは具体的な数字を出して、コスト感をイメージしてみましょう。
例えば、小規模なオフィスや店舗で、この40W型蛍光灯を20本交換すると仮定します。
ランプのみ交換(工事不要タイプ)の場合
1本2,500円のLEDランプを購入したとします。
2,500円 × 20本 = 約50,000円
これが初期費用です。非常に安く済みますが、先述の通り古い安定器のリスクが20箇所すべてに残ることになります。もし安定器が壊れたら、その都度業者を呼んで修理が必要になるため、ランニングでの修繕費が将来的に発生する可能性が高いです。
バイパス工事を行う場合
工事費が1本4,000円、専用LEDランプが1本2,500円とします。
(4,000円 + 2,500円) × 20本 = 約130,000円
初期投資は倍以上になります。しかし、これで「安定器の故障リスク」はゼロになります。毎月の電気代も最大限下がるため、長い目で見れば事業用経費の削減として非常に優秀な投資になります。
器具一式を交換する場合
LEDベースライト本体と交換工事費で1台15,000円とします。
15,000円 × 20台 = 約300,000円
最も高額ですが、照明環境は劇的に改善します。最近のLEDベースライトは、従来の蛍光灯器具よりもスリムでスタイリッシュなデザインが多く、オフィスの雰囲気を一新できます。また、地震の際にカバーが落下してくるリスクなども軽減できるため、BCP(事業継続計画)の観点からも推奨されます。
「とりあえず明るくなればいい」という考えで安易にランプだけ変えるのは、特に本数が多い場所ではリスク管理の観点からも慎重になるべきです。予算と相談しつつも、できればバイパス工事以上を検討したいところです。
ダイソーやニトリ製品の活用と注意点
最近では、ダイソーなどの100円ショップ(500円〜1000円商品など)や、ニトリ、カインズホームといった身近な店舗でも、格安のLED直管ランプが販売されています。「これを使えば工事なんかせずに、もっと安く済むのでは?」と考えるのは、消費者として当然の心理です。
結論から言うと、「家庭用の小規模な使用」かつ「器具の点灯方式が適合している場合」ならアリですが、業務利用には注意が必要です。
まず、一番の壁が「点灯方式」です。蛍光灯器具には大きく分けて以下の3つのタイプがあります。
- グロースタータ式: 点灯管(グロー球)という小さな豆電球のような部品がついているタイプ。
- ラピッドスタート式: スイッチを入れるとパッと即座に点くタイプ。オフィスなどで多い。
- インバータ式: チラツキが少なく高効率なタイプ。近年の家庭用器具に多い。
格安LED製品のチェックポイント
ダイソーやホームセンターで売られている安価なLEDランプの多くは、「グロースタータ式専用」であることが多いです。もし、ご自宅やオフィスの器具が「ラピッド式」や「インバータ式」だった場合、これらの安価なLEDを取り付けても点灯しなかったり、最悪の場合はショートして器具が壊れたりする原因になります。
また、耐久性の面でも違いがあります。大手メーカー製のLEDが40,000時間の寿命を保証しているのに対し、格安製品はその半分程度の寿命であったり、光の色味がバラバラだったりすることもあります。「クローゼットの中など、たまにしか点けない場所」なら格安製品で十分ですが、リビングやオフィスなど「長時間点灯する場所」には、信頼できるメーカーの製品を選ぶほうが、交換の手間を考えても賢い選択だと言えます。
蛍光灯と安定器の劣化と火災リスクについて
ここが今回、私が一番強く、声を大にしてお伝えしたいポイントです。
費用の話も大切ですが、命と財産に関わる話だからです。
蛍光灯器具には、電流を一定に保つための「安定器」という心臓部のような部品が入っています。この部品の寿命は、JIS規格などの目安で一般的に約10年と言われています。
しかし、実際には「まだ電気が点くから」という理由で、15年、20年、時には30年近く使い続けているケースも現場では珍しくありません。劣化した安定器は、内部の絶縁紙やコイルがボロボロになっており、異常発熱や異臭、そして最悪の場合は発火事故を引き起こす可能性があります。
特に危険なのが、「古い器具(安定器)+工事不要LED」の組み合わせです。
消費者庁からも、長期間使用した蛍光灯照明器具に、その器具に適合しない、あるいは設計上負担をかけるLEDランプを取り付けたことによる火災事故への注意喚起が正式に出されています。
(出典:消費者庁『古い蛍光灯器具に工事不要のLEDランプを取り付ける際の注意喚起』)
「まだ使えるから」といって、古びた安定器を無視してLED化するのは、例えるなら「30年前の車のエンジンのまま、ニトロを積んでレースに出る」ようなもの。
いつ煙を吹いてもおかしくありません。非常に危険ですので、設置から10年以上経過している器具に関しては、目先の安さ(工事不要LED)を選ばず、必ずバイパス工事をして安定器を切り離すか、器具ごと新品に交換することを、プロとして強くおすすめします。
蛍光灯をLEDにする交換費用と業者選びや補助金について
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- 電気代比較によるコスト回収シミュレーション
- 失敗しないLED交換業者の選び方
- 交換方法と補助金について
電気代比較によるコスト回収シミュレーション
「工事費がかかっても、結局電気代で元が取れるならやりたい」という方のために、より詳細なシミュレーションをしてみましょう。数字で見ると、LED化がいかに効率の良い投資かがわかります。
一般的なオフィスや店舗を想定した条件は以下の通りです。
- 交換前: 40W型ラピッド式蛍光灯(消費電力 約42W ※安定器含む)
- 交換後: LEDランプ(消費電力 約20W)
- 点灯時間: 1日10時間 × 月25日稼働(年間3,000時間)
- 電気代単価: 31円/kWhで計算(近年の燃料費調整額を含んだ目安)
年間の電気代比較(1本あたり)
- 蛍光灯の場合: 42W ÷ 1000 × 3000時間 × 31円 = 約3,906円
- LEDの場合: 20W ÷ 1000 × 3000時間 × 31円 = 約1,860円
- 差額(削減額):年間 約2,046円/本
つまり、1本交換するだけで、毎年約2,000円が浮く計算になります。
もしバイパス工事に1本あたり6,000円かかったとしても、約3年(6,000円 ÷ 2,046円)で初期費用の元が取れることになります。
LEDの寿命は約40,000時間と言われています。上記の条件(年間3,000時間)なら、約13年間は交換不要です。
元を取った後の「残り10年間」は、毎年2,000円×本数分の利益が純粋に生まれ続けるわけです。銀行にお金を預けても利息がつかない今の時代、これほど確実なリターンが見込める投資はなかなかありません。
失敗しないLED交換業者の選び方
LED交換のメリットがわかったところで、次は「どこに頼むか」です。リフォーム業界には残念ながら、知識の浅い業者や、不当に高い金額を請求する業者も存在します。
私が業界にいて感じる「良い業者、信頼できる業者」の特徴を挙げておきます。
- 現地調査をしっかり行う: 電話だけで「全部で〇〇円です」と見積もりを出す業者は危険です。実際の器具の種類、配線の劣化具合、天井の高さなどを現場で見てくれる業者を選びましょう。
- 提案の幅がある: 「全部新品に交換しましょう」の一点張りではなく、「ここは器具が綺麗だからバイパス工事で十分、ここは古いから器具交換が良い」など、お客様の予算と状況に応じた柔軟な提案をしてくれる業者は信頼できます。
- 「第二種電気工事士」以上の資格者が施工する: 当たり前ですが、電気工事は無資格で行うと法律違反(電気工事士法)です。見積もりの段階で、有資格者が作業に来るかを確認しても失礼ではありません。
逆に、「今なら地域限定キャンペーンで半額です」「モニター価格で」などと言って急かしてくる飛び込み営業や、見積もりの明細が「LED工事一式」となっていて、部材費と工事費の内訳が不透明な業者には注意が必要です。面倒でも、必ず2〜3社から相見積もりを取り、価格と対応を比較することをおすすめします。
交換方法と補助金について
LED化を検討する際、多くの方が気になるのが「補助金や助成金は出るのか?」という点ではないでしょうか。
初期費用を抑えるために使える制度があるなら、ぜひ活用したいところです。
しかし、実はこの補助金制度、ただ「LEDに変えればもらえる」というほど単純ではありません。対象となる「交換方法」や申請のタイミングに厳しい条件があるケースがほとんどです。
個人・一般家庭向けの補助金事情
一方で、ご家庭のLED化については、国が一律で行っている大規模な補助金は現在ほとんどありません。しかし、諦めるのはまだ早いです。お住まいの市区町村などの自治体が独自にキャンペーンを行っている場合があります。
- 省エネ家電買換促進助成: 対象店舗でLEDシーリングライトなどを購入すると、購入費の一部が助成される、または商品券やポイントで還元される制度(例:東京都の「東京ゼロエミポイント」など)。
- リフォーム補助金: 窓の断熱改修などとセットで行うことで、照明工事も対象の一部として認められるケース。
申請における絶対的な注意点
補助金活用を考える上で、これだけは絶対に覚えておいていただきたい鉄則があります。それは「必ず工事契約・着工前に申請する」ということです。
「事後申請」は100%通りません
補助金や助成金は、基本的に「これから行う事業」に対して予算が降ります。工事が終わってから、あるいは契約書に判を押してから「補助金を使いたい」と言っても、残念ながら1円も受け取ることはできません。
また、申請には「省エネ計算書」や「工事前後の図面」など、専門的な書類が必要になることがほとんどです。
補助金の活用を考えている場合は、見積もり依頼の段階で「補助金を使いたいのですが、申請サポートは可能ですか?」と業者に確認することをおすすめします。
補助金申請に慣れている業者であれば、お客様の地域や条件に合った最適な制度(および対象となる交換方法)を提案してくれるはずです。
蛍光灯とLED交換費用のまとめ
最後に、今回の記事のポイントをまとめます。蛍光灯からLEDへの交換費用は、単なる「出費」ではなく、将来の電気代削減と安全確保のための、非常に前向きな「投資」です。
- 安易な「工事不要LED」は、古い安定器の発火リスクが残るため、10年以上使用した器具には避けるべき。
- コスパ重視なら「バイパス工事」、長期的な見た目と安心を取るなら「器具交換」が正解。
- 40W型の交換なら、電気代削減効果により、おおよそ3年前後で初期費用の元が取れる。
- 2027年問題による価格高騰や在庫不足を見越し、需要が殺到する前の早めの行動が吉。
「少しでも安く済ませたい」という気持ちは痛いほどわかります。
しかし、電気は毎日使うものであり、何より安全に関わる大切なインフラです。安物買いの銭失いにならないよう、ご自身の環境に合わせて、最も安全で経済的な方法を選んでください。
もし、窓の断熱や住まいの省エネ化について他にも気になることがあれば、いつでもe-MADOリフォームにご相談ください。この記事が、あなたの快適で安全な空間づくりの参考になれば幸いです。
※本記事で紹介した費用や数値は一般的な市場相場の目安であり、実際の価格は地域や業者、時期によって変動します。
正確な見積もりは必ず専門業者にご依頼ください。また、電気工事は必ず有資格者が行う必要があります。