窓・ドアのお悩み

スペーシアガラスは割れやすい?原因や寿命・価格と評判を解説

2026年2月3日

スペーシアガラスは割れやすい?原因や寿命・価格と評判を解説

「スペーシアガラスは割れやすい」という噂を耳にして、導入に二の足を踏んでいませんか?決して安くない投資となる窓リフォームだけに、施工後すぐにガラスが割れてしまう事態は絶対に避けたいものです。

実は、スペーシアが「割れやすい」と言われる本当の理由には、製品の欠陥ではなく、一般的な単板ガラスとは異なる繊細な物理的メカニズムが深く関係しています。

そのため、導入前には必ず専門的な知識に基づく熱割れ計算を行い、ご自宅の窓環境におけるリスクを可視化することが不可欠です。また、割れるのを防ぐためにプロがやっている施工上の工夫や、万が一割れても安心できるメーカー保証の詳細について事前に知っておけば、不安を大きく解消できるはずです。

この記事では、実際に導入したユーザーによるスペーシアガラスの評判を徹底リサーチし、中には「変えなければよかった」というスペーシアガラスへの後悔の声が存在するのか、その真意を深掘りします。

さらに、導入前に知っておくべきスペーシアガラスのデメリットは具体的に何か、スペーシアに交換しても結露が止まらないという現象の正体についても詳しく解説します。

記事の後半では、長期間使用する上で気になるスペーシアガラスや真空ガラスの寿命、目的や環境に合わせて選べるスペーシアガラスの種類、そして施工の可否を左右するスペーシアのガラスの厚みはどのくらいかといったスペック情報も網羅しました。

検討時に最も気になる真空ガラススペーシアの価格表や、工事費を含めた実勢となるスペーシアガラス交換費用の値段、さらにはお得にリフォームを実現するための真空ガラスの補助金や助成金情報も紹介します。

もし、どうしても熱割れのリスクが怖いなら「内窓」という選択肢も非常に有効です。ご自宅にとって最適な窓リフォームを実現するために、ぜひ最後までご覧ください。

この記事のポイント

  • 熱割れが発生する物理的なメカニズムとプロが行う事前対策の詳細
  • スペーシアガラスの種類ごとの性能差や失敗しない選び方
  • 交換にかかる費用の相場と利用可能な国の補助金制度
  • ガラス単体の交換と内窓設置それぞれのメリット・デメリット比較

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スペーシアガラスは割れやすい?原因と対策を解説

スペーシアガラスは割れやすい?原因と対策を解説

※写真はイメージです

  • スペーシアが「割れやすい」と言われる本当の理由
  • 導入前に必須の熱割れ計算
  • 割れるのを防ぐためにプロがやっていること
  • 万が一割れても安心?メーカー保証について
  • スペーシアガラス評判やスペーシアガラス後悔の声
  • スペーシアガラスのデメリットは?結露止まらない時

スペーシアが「割れやすい」と言われる本当の理由

結論から申し上げますと、真空ガラス「スペーシア」自体の強度が一般的なガラスと比較して著しく低いわけではありません。それにもかかわらず「割れやすい」というイメージが定着している最大の理由は、「熱割れ」と呼ばれる現象に対する感受性が構造上高くなりやすいためです。

スペーシアは2枚のガラスの間に0.2mmの真空層を持たせることで、魔法瓶と同じ原理を利用し、一枚ガラスの約4倍という極めて高い断熱性能を発揮します。しかし、この「高性能さ」こそが、熱割れリスクを高める要因となります。

冬場の晴れた日など、直射日光を受けて室外側のガラスが高温になっても、真空層が熱の移動を強力に遮断するため、室内側のガラスやサッシ周辺のガラスは冷たいままという状態が生まれます。

このとき、1枚のガラスの中で「熱くなって膨張しようとする部分」と「冷たくて収縮したままの部分」が混在することになります。この温度差によってガラス内部に強い引張応力(引っ張られる力)が発生し、その力がガラスのエッジ(端部)の許容強度を超えた瞬間に、ピシッとヒビが入ってしまうのです。これが「熱割れ」の正体です。

つまり、ガラスが「脆い」のではなく、断熱性能が高すぎるがゆえにガラス面内で過酷な温度差が生じやすいというパラドックスが存在します。網入りガラスなどが熱割れしやすいのと同様に、物理的な特性として理解する必要があります。

導入前に必須の熱割れ計算

導入前に必須の熱割れ計算

※写真はイメージです

前述した熱割れのリスクを回避し、安全に導入するためには、施工前に必ずメーカー基準に基づいた「熱割れ計算(熱割れシミュレーション)」を行う必要があります。

これは、単に「南向きだから危ない」といった感覚的なものではなく、以下のような細かいデータを入力して数値を算出する厳密なプロセスです。

  • 窓の方角と日射量
  • ガラスの面積と厚み
  • 影の入り方(庇、バルコニー、隣家の影など)
  • 使用するカーテンやブラインドの色・種類・ガラスとの距離

日本板硝子をはじめとするメーカーや認定取扱店では、専用の計算ソフトを用いてこの判定を行います。計算結果で「熱割れのリスクが高い(施工不可)」と判定された場合は、通常のスペーシアの導入を見送り、耐熱強化ガラスを使用した「スペーシアワイヤー」などの高強度製品や、他の断熱工法を検討する必要があります。

インターネット通販などでガラスのみを購入し、自己判断でDIY施工を行うことは極めて危険です。熱割れ計算が行われないまま設置すると、最悪の場合、ひと冬でガラスが割れてしまう可能性があります。必ず専門知識を持つ業者に現地調査を依頼してください。

割れるのを防ぐためにプロがやっていること

熱割れ計算をクリアしたとしても、施工精度や使用環境によっては割れるリスクが残ります。そのため、プロの施工業者は現場で細かな工夫を凝らし、物理的なストレスを排除しています。

まず施工時には、ガラスとサッシの金属部分が直接触れないよう、緩衝材となる「セッティングブロック」の位置を正確に調整します。また、ガラスの端部(エッジ)に微細な傷(欠けやクラック)があると、そこから割れが広がりやすくなるため、搬入から施工まで細心の注意を払って取り扱います。

さらに、ガラスを固定する「グレチャン(グレイジングチャンネル)」やシーリング材が劣化して硬化している場合は、ガラスの熱膨張を逃がせなくなるため、必ず新品に交換します。

また、施工後も熱割れを防ぐために、お客様に対して以下のような住まい方の環境調整アドバイスを行います。

対策項目具体的な理由とアクション
カーテンやブラインドの運用ガラスに密着させると熱がこもります。ガラス面から一定の距離を保ち、熱を逃がすスペースを確保してください。
家具や荷物の配置ソファ、タンス、段ボールなどを窓ガラスに密着させて置くと、影ができて部分的な温度差(熱応力)が生じます。窓際はすっきりとさせましょう。
冷暖房の風向きエアコンやファンヒーターの温風・冷風を直接ガラスに当てると、急激な温度変化により熱割れを引き起こします。風向きを調整してください。
ガラスフィルムやシールの貼り付けガラス表面に濃色のフィルムやポスターを貼ると、日射熱吸収率が高まり、熱割れの原因となります。原則として貼り付けは避けてください。

万が一割れても安心?メーカー保証について

どれだけ綿密に対策をしていても、想定外の寒暖差や自然現象によって割れてしまう可能性をゼロにすることはできません。そこで重要になるのが、メーカーによる製品保証の内容です。

日本板硝子の公式サイトによると、スペーシアには通常10年間の品質保証が付帯しています。主な保証対象は、正常な施工と使用状態において、真空層の密閉が損なわれたり、内部結露が発生したりした場合です。この場合、代替品が無償で提供されます。

ここで特に注意が必要なのは、「熱割れ」に対する扱いです。一般的に、熱割れは「ガラスの欠陥」ではなく「環境要因による物理現象(不可抗力)」とみなされるため、メーカー保証の対象外となるケースが大半です。ただし、施工店によっては独自のアフターサービスとして「熱割れを含むガラス割れ替え保証」を期間限定(1年~3年など)で付けている場合があります。

契約前には、「もし熱割れしたら、交換費用はどうなるのか?」という点を施工業者に明確に確認しておくことを強くおすすめします。

(出典:日本板硝子株式会社 真空ガラス スペーシア「品質保証」)

スペーシアガラス評判やスペーシアガラス後悔の声

実際にスペーシアを導入したユーザーからは、どのような評価がなされているのでしょうか。Web上の口コミやリフォーム事例の評判を分析すると、性能への感動と、一部の期待外れによる後悔の声、両極端な意見が見受けられます。

良い評判:
「窓の近くに行ってもヒヤッとする冷気(コールドドラフト)が完全になくなった」「結露拭きの重労働から解放された」「暖房の設定温度を下げても部屋が暖かく、省エネ効果を実感した」など、断熱性能と快適性の向上を評価する声が圧倒的多数を占めています。

一方で、以下のような具体的な理由で「後悔した」「失敗した」と感じるユーザーも一定数存在します。

  • 費用対効果への疑問:「工事費込みで数十万円かかったが、光熱費の削減分だけで元を取るには何十年もかかりそうだと気付いた」
  • 防音性能への過度な期待:「外の騒音対策で導入したが、標準タイプのスペーシアでは期待していたほどの静けさにならなかった」(※標準タイプは防音特化ではありません)
  • 見た目の違和感:「真空層を保持するためのマイクロスペーサー(黒い点々)や、保護キャップが視界に入り、慣れるまで気になってしまった」
  • 電波障害:「Low-E膜という金属膜の影響で、携帯電話の電波が入りにくくなった」(※環境によりますが、金属膜が電波をシールドする可能性があります)

特に防音に関しては、防音特殊フィルムを挟み込んだ「スペーシア静」を選ばないと十分な効果が得られない場合があるため、製品選びの段階でのミスマッチが後悔につながっているようです。

スペーシアガラスのデメリットは?結露止まらない時

スペーシアのデメリットとしてよく挙げられるのは、導入コストの高さと前述の熱割れリスクですが、もう一つ、導入後にトラブルになりやすいのが「サッシ部分の結露」です。

「スペーシアに交換したのに、まだ結露が止まらない」という相談を詳しく紐解くと、その多くはガラス面ではなく、アルミサッシ(枠)部分の結露を指しています。スペーシアのガラス面自体は、真空層のおかげでマイナス20度を下回る環境でも結露しないほど高性能です。

しかし、既存の窓枠が「アルミサッシ」の場合、アルミは熱伝導率が非常に高いため、外気の冷たさをダイレクトに室内に伝えてしまいます。その結果、ガラスは乾いているのに、枠部分だけが冷えてびっしょりと濡れてしまう現象が起こります。

ガラス面の結露は劇的に改善しますが、サッシ枠の結露まで完全に防ぐには、ガラス交換だけでなく、サッシ枠ごと樹脂サッシへ交換するか、または「内窓」を設置して断熱層を作る必要があります。

スペーシアガラスは割れやすい?価格や種類を紹介

スペーシアガラスは割れやすい?価格や種類を紹介

※写真はイメージです

  • スペーシアガラス種類と真空ガラス寿命
  • スペーシアのガラスの厚みは?
  • 真空ガラススペーシア価格表と補助金・助成金
  • スペーシアガラス交換費用の値段
  • どうしても割れるのが怖いなら「内窓」という選択肢も

スペーシアガラス種類と真空ガラス寿命

「スペーシア」と一口に言っても、実は用途や設置環境に合わせて複数のラインナップが用意されています。それぞれの特徴を正しく理解し、自宅の悩みに直結する種類を選ぶことが重要です。

製品名特徴・主な用途
スペーシア(標準)基本的な真空ガラス。高い断熱性と防露性を持ち、冬の寒さ対策に最適。Low-E膜による断熱効果あり。
スペーシアクール遮熱高断熱Low-E膜を採用。日射熱を約50%カットするため、西日対策や夏の暑さ対策に特化。
スペーシア静(しずか)真空ガラスと合わせガラスを一体化。断熱に加え、JIS等級T-3クラスの高い遮音性能を持つ。
スペーシア21真空ガラスとLow-Eガラスを組み合わせたトリプルガラス構造。最高級の断熱性能を誇るが厚みがある。

また、導入に際して気になる「寿命」についてですが、真空ガラスは構造上、内部の真空状態が保たれている限り、半永久的に断熱性能を発揮します。メーカー公表の明確な耐用年数はありませんが、一般的に20年以上は性能を維持できると言われています。

長寿命の鍵を握るのが、ガラスの隅にある「保護キャップ」と「封着部」です。ここが破損しない限り真空は抜けません。前述の通り10年間のメーカー保証があることからも、耐久性は非常に高い信頼性のある製品と言えるでしょう。

スペーシアのガラスの厚みは?

スペーシアがリフォーム市場で選ばれ続ける最大の特徴は、その圧倒的な薄さにあります。一般的な複層ガラス(ペアガラス)が空気層を含めて12mm〜18mm程度の厚みがあるのに対し、標準タイプのスペーシアはわずか6.2mmです。

この「一枚ガラス(フロートガラス)とほぼ変わらない厚み」のおかげで、今使っている古いサッシの溝幅にそのまま収まるケースがほとんどです。

通常の複層ガラスへ交換する場合、サッシに入らないため「専用アタッチメント」という部材を付ける必要がありますが、これには「網戸が引っかかって開かなくなる」「見た目がゴツくなる」という欠点があります。スペーシアならアタッチメント不要で、すっきりと今のままの外観を維持できます。

ただし、防音タイプの「スペーシア静」や最高級の「スペーシア21」は構造が複雑になるため厚みが増します。既存サッシの溝幅(飲み込み寸法)に入らない可能性があるため、事前の正確な採寸が不可欠です。

真空ガラススペーシア価格表と補助金・助成金

真空ガラススペーシア価格表と補助金・助成金

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高性能なガラスだけに、導入コストは決して安くありません。サイズや種類によって変動しますが、目安となる材料価格は以下の通りです。

参考メーカー価格(材料費のみ・工事費別):

  • スペーシア(透明):約50,000円〜 / ㎡
  • スペーシアクール:約55,000円〜 / ㎡
  • スペーシア静:約80,000円〜 / ㎡

この初期費用を抑えるためにぜひ活用したいのが、国が実施する補助金制度です。特に環境省などが主導する「先進的窓リノベ事業」などの大型補助金では、高性能な断熱窓への改修に対して工事費の半分相当、あるいはそれ以上の手厚い補助が出る場合があります。

2024年、2025年と続く事業において、スペーシアはその卓越した断熱性能(熱貫流率)により、補助対象となるグレード(SSグレード、Sグレード、Aグレード等)の要件を満たすケースが多くあります。補助金を活用できれば、実質負担額を大幅に減らすことが可能です。

(出典:住宅省エネ2026キャンペーン 先進的窓リノベ2024事業)
最新年度の情報をご確認ください。

【重要】既存サッシがアルミ製の場合、ガラス交換だけ(カバー工法等を行わない)では、サッシを含めた窓全体の断熱性能が基準に達せず、補助金の対象外となったり、グレードが下がったりするケースがあります。最新の適用条件については、必ず登録事業者へ相談してください。

スペーシアガラス交換費用の値段

実際にリフォーム業者に依頼した場合の交換費用(総額)は、「ガラス製品代」に加えて、「施工技術料」「既存ガラスの撤去処分費」「副資材費(グレチャンやシーリング材)」「諸経費(出張費や運搬費)」が加算されます。

例えば、リビングにある一般的な掃き出し窓(幅170cm×高さ180cm程度)を2枚交換する場合、標準的なスペーシア(透明)で総額 約20万円〜25万円程度が相場とされています。

交換枚数が増えれば一箇所あたりの施工費が割安になることもありますが、足場設置が必要な2階以上の窓や、エレベーターに入らず手上げ搬入が必要なマンションの高層階では、数万円単位の追加費用が発生することがあります。

正確な値段を知るためには、複数の業者から相見積もりを取り、熱割れ計算の有無や保証内容も含めて比較検討することをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

スペーシアガラスの導入を検討されている方から頻繁に寄せられる疑問や不安について、専門的な視点を交えてQ&A形式で詳しく解説します。

Q. 網入りガラスのサッシでもスペーシアに交換できますか?

A. 可能ですが、専用の「スペーシアワイヤー」などを選定する必要があります。

現在お使いのガラスに金網が入っている場合、その窓は建築基準法や消防法で定められた「防火設備」としての役割を持っている可能性が高いです。そのため、単なる透明なスペーシアへの交換は法的に認められないケースがあります。

この場合、網入りの真空ガラスである「スペーシアワイヤー」や、ワイヤーがなくとも防火性能を持つ「スペーシア守(まもり)」といった防火認定を取得した製品を選ぶことで、法的要件を満たしつつ断熱化が可能です。ただし、網入りガラスは熱を吸収しやすく熱割れリスクが高いため、導入前の熱割れシミュレーションは通常よりもシビアに行う必要があります。

Q. マンションに住んでいますが、個人の判断で交換しても良いですか?

A. 窓ガラスは「共用部分」にあたるため、原則として管理組合の許可が必要です。

分譲マンションにおいて、窓ガラスやサッシは「専有部分(個人の所有物)」ではなく、外壁などと同じ「共用部分」として扱われます。そのため、居住者の判断だけで勝手に交換することは規約違反となります。

ただし、近年の省エネ改修の重要性の高まりを受け、国土交通省の「マンション標準管理規約」でも窓ガラスの改良工事に関する規定が整備されています。多くのマンションでは、事前に管理組合(理事会)へ「工事申請書」や「仕様書」を提出し、承認を得ることで工事が可能になります。まずは管理会社の担当者や管理人へ相談してみてください。

補足:「内窓(二重窓)」の設置であれば、専有部分である室内側の木枠に取り付けるため、ガラス交換よりも簡易的な届出だけで済むケースが多く、許可も下りやすい傾向にあります。

Q. 真空層の寿命が来たらどうなりますか?保証はありますか?

A. ガラスの内面が白く濁るのが寿命のサインです。万が一の不具合には10年間のメーカー保証があります。

スペーシアの寿命は一般的に20年以上と言われていますが、経年劣化によりガラス周辺の封着材が剥がれ、真空層に空気が入り込むと断熱性能が失われます。真空が抜けた際の特徴的なサインとして、以下のような現象が現れます。

  • ガラスの内面全体が白く曇り、拭いても取れない
  • これまで解消されていた結露が再び発生するようになる
  • 断熱効果が著しく低下したと感じる

日本板硝子の製品であれば、製造後10年以内に真空層の異常(結露や白化)が発生した場合、代替品を無償で提供する保証が付帯しています。保証書は大切に保管してください。

Q. 費用を抑えたいので、DIYで購入して自分で取り付けることは可能ですか?

A. 非常に危険であり、性能発揮も難しいため推奨しません。

インターネット通販などでスペーシア単体が販売されていることもありますが、DIYでの施工にはプロでも懸念する以下のリスクが伴います。

リスク詳細
熱割れリスク専門家による事前の熱割れ計算が行われないため、設置後に環境要因でガラスが割れる可能性が極めて高くなります。
施工難易度既存のグレチャン(ゴムパッキン)をきれいに巻き替えたり、歪んだサッシに合わせて建付け調整を行ったりするには、熟練の技術が必要です。隙間ができると断熱効果が半減します。
重量と安全スペーシアは2枚のガラスで構成されており、見た目以上に重量があります。落下による破損や大怪我のリスクがあります。
保証対象外多くのメーカー保証は「認定取扱店による施工」を適用条件としているため、DIYで不具合が起きても保証が受けられません。

Q. 掃除をする際に気をつけることはありますか?

A. フィルム貼りや強い酸性洗剤の使用は避けてください。

普段のお手入れは、一般的なガラスと同様に柔らかい布で水拭き・乾拭きをしていただいて問題ありません。しかし、以下の行為は熱割れや部材の劣化を招くため避けてください。

  • ガラスフィルムやシールを貼る: 日射熱の吸収率が変わり、熱割れの原因になります。
  • 強酸性・強アルカリ性の洗剤を使う: ガラス表面のコーティングや封着材を傷める可能性があります。中性洗剤を使用してください。
  • 保護キャップを外そうとする: ガラスの隅にある保護キャップは真空引きをした重要な部分です。絶対に触れたり外したりしないでください。

どうしても割れるのが怖いなら「内窓」という選択肢も

ここまでスペーシアの魅力と対策を解説しましたが、それでも「やはり熱割れのリスクが怖い」「サッシの結露も完全に止めたい」と考える方には、ガラス交換ではなく「内窓(二重窓)」の設置が最も合理的で安全な選択肢となります。

内窓リフォーム(インナーサッシ)とは、既存の窓の内側にもう一つ新しい窓枠を取り付ける工法です。

内窓を選ぶメリット:

  • 既存ガラスには触れないため、熱割れのリスクを考慮する必要がほとんどない
  • 樹脂製の枠を持つ内窓がサッシ部分を覆うため、枠の結露防止効果が非常に高い
  • 窓と窓の間に大きな空気層ができるため、防音効果がガラス交換よりも高い
  • 内窓に一般的な複層ガラスを入れる仕様であれば、スペーシアへのガラス交換よりも費用が安く済むことが多い
  • 「先進的窓リノベ事業」などの補助金申請において、高いグレードでの採択が狙いやすい
「ガラス交換」だけにこだわらず、「内窓」も含めて比較検討することで、予算、性能、そして安心感のバランスが取れた最適なリフォームが可能になります。

スペーシアガラスは割れやすいのか:まとめ

  • スペーシアが割れやすいと言われる主原因はガラスの強度不足ではなく温度差による「熱割れ」
  • 高性能ゆえに室外側と室内側の温度差が大きくなりやすく、ガラスに物理的な負荷がかかる
  • 導入前にはメーカー基準に基づく「熱割れ計算」を行い、リスク判定を受けることが必須
  • 日影、カーテンの密着、家具の配置など、熱割れを誘発する環境要因に十分注意する
  • メーカー保証は主に真空層の異常に対し10年間適用されるが、熱割れ自体は免責となることが多い
  • 実際のユーザーの評判は、断熱性や結露防止への高評価と、費用や防音性への一部の後悔に分かれる
  • スペーシアは標準厚さ6.2mmで、アタッチメントなしで既存サッシにそのまま収まる施工性の良さが魅力
  • 寿命は20年以上とされ、長期間にわたって真空状態と断熱性能を維持できる
  • 価格は材料費だけで1平米あたり5万円以上と高額だが、先進的窓リノベなどの補助金対象になる可能性がある
  • アルミサッシのままでは枠の結露が止まらない場合があり、その解決には「内窓」が有効
  • 熱割れリスクやサッシ結露がどうしても不安な場合は、内窓設置が最も確実な代替案となる
  • DIYでの施工は避け、必ず実績のあるプロに現地調査を依頼し、最適なガラスや工法を選ぶことが失敗を防ぐ鍵

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  • この記事を書いた人

鈴木 優樹

13年間で累計1万台以上のエアコン設置に携わってきた空調工事の専門家です。数多くの現場を経験する中で、快適な住まいにはエアコンだけでなく「窓の断熱性」が欠かせないと実感しました。地元・千葉で培った知識と経験を活かし、快適な暮らしに役立つ断熱の本質をわかりやすく発信しています。

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