新築の家づくりにおいて、エアコンを自分たちで用意する施主支給のエアコンを検討される方が増えています。新築でのエアコンの施主支給は魅力的な選択肢ですが、そもそも施主支給とはどのような仕組みなのか、正しく理解しておくことが大切です。
施主支給のメリットとしてコスト削減が挙げられる一方で、施主支給のデメリットとして保証や手間の問題も存在します。特にエアコンを施主支給する際の注意点を把握していないと、工事当日にトラブルになることも少なくありません。
実際にエアコン施主支給の失敗談やトラブル事例を聞くと、配管の問題や連絡ミスが目立ちます。エアコン設置で知っておきたい費用節約のポイントを抑えつつ、エアコンの施主支給と隠蔽配管の相性についても知っておくべきでしょう。
注文住宅でエアコンを施主支給する場合、新築のエアコン3台の費用がどれくらい浮くのかは気になるところです。新築のエアコンをハウスメーカーに任せるか、それとも住友林業などではエアコンを施主支給にするかなど、メーカーごとのルールも異なります。
また、新築でのエアコン穴開けはいつ行うのがベストなのか、新築のエアコンはどこで買うのが一番お得なのかといった疑問も尽きません。この記事では費用を安く抑えるための具体的な方法や、施主支給を成功させるためのポイントを詳しく解説します。
- エアコンの施主支給による具体的な費用削減効果
- 隠蔽配管や穴あけ工事で失敗しないためのタイミング
- ハウスメーカーと家電量販店の保証や対応の違い
- トラブルを未然に防ぐための業者との連携方法
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施主支給エアコン導入のメリットと注意点を解説
- 施主支給とは?仕組みと注文住宅の関係性
- 施主支給のメリットと施主支給のデメリットの比較
- ハウスメーカーの対応と費用相場
- 住友林業やハウスメーカーでのエアコン施主支給の注意点
- 新築でエアコン穴開けのはいつ?失敗しない施工タイミングと注意点
- エアコン 施主支給 隠蔽配管を選ぶ時のチェック事項
- 新築でエアコンはどこで買う?
- 新築でのエアコン3台設置費用の具体的なシミュレーション
施主支給とは?仕組みと注文住宅の関係性
施主支給とは、家を建てる際に使用する設備や建材を、ハウスメーカーや工務店に任せず、施主(家の所有者)が自ら購入して現場に提供する仕組みです。通常、注文住宅ではハウスメーカーが代理店を通じて設備を仕入れますが、これには中間マージンが含まれています。施主支給を活用することで、この中間コストを排除し、実費のみで設備を導入できるようになります。
特に注文住宅のエアコン設置は、個別の部屋ごとに複数台の導入が必要となるため、施主支給のメリットが顕著に現れる項目です。
施主自身が家電量販店やネットショップで安く購入し、建築中の現場に取り付けてもらう、あるいは引き渡し後に専門業者に依頼する形式が一般的です。ただし、建物の気密性や断熱性を担保するために、ハウスメーカー側が施主支給を制限する場合があるため、契約前の交渉が非常に重要です。
施主支給のメリットと施主支給のデメリットの比較
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施主支給には、金銭的なメリットがある一方で、施主自身が担うべき責任も増大します。これらを正確に比較することで、自分たちにとって本当に得策かどうかを判断することができます。最大のメリットは、最新モデルや高機能な機種を自由に、かつ安価に選べる点です。
ハウスメーカー経由では型落ち品や選択肢が限られることが多いですが、施主支給なら自分のライフスタイルに最適な一台を指定できます。
施主支給のメリット
- 家電量販店のポイント還元やセール、ネット通販の最安値を利用できる
- メーカーを問わず、空気清浄機能やAI機能など好みの最新モデルを導入できる
- ハウスメーカーの中間マージン(管理費)をカットできる
対してデメリットは、「調整の手間」と「保証の複雑化」です。製品の配送日を工事日に合わせる必要があり、もし配送が遅れれば工事が停滞します。
また、設置後にエアコンが動かない場合、製品自体の初期不良なのか、業者の施工ミスなのかの判断が難しくなり、対応が後手に回るリスクがあります。
| 比較項目 | 施主支給 | ハウスメーカー依頼 |
|---|---|---|
| 導入費用 | 安価(市場価格) | 割高(管理費含む) |
| 製品の選択肢 | 無限(最新・海外製も可) | 限定的(提携メーカーのみ) |
| 保証窓口 | メーカーと施工業者で別 | ハウスメーカーに一本化 |
| 調整の手間 | 施主がすべて行う | ハウスメーカーにお任せ |
ハウスメーカーの対応と費用相場
ハウスメーカーにエアコン設置を依頼した場合、費用は市場価格よりも高くなる傾向があります。
これは、メーカーが「建物の性能(気密・断熱・構造)」に責任を持つための管理費用や、長期的なアフターサービス費用が含まれているためです。例えば、ハウスメーカー経由でエアコンを導入すれば、建物の瑕疵(かし)保証と一体で対応してもらえる安心感があります。
費用相場の目安としては、6畳用の標準的なエアコン1台を設置する場合、ハウスメーカー依頼では「本体+工事」で10万円〜15万円程度になります。
一方、施主支給で家電量販店などを利用すれば、6万円〜10万円程度で収まることが多いです。この1台あたり数万円の差額が、3台、4台と増えることで、総額で20万円以上の差になることも珍しくありません。
住友林業やハウスメーカーでのエアコン施主支給の注意点
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大手ハウスメーカー、特に独自の構法を持つ住友林業などで家を建てる際、エアコンの施主支給は非常に慎重な判断が求められるポイントです。
多くの施主がコストダウンを目的として施主支給を希望しますが、ハウスメーカー側が「保証」や「建物の性能維持」を理由に、特定の条件下での施主支給を制限したり、事実上お断りしたりするケースが少なくありません。これには、大手メーカーならではの高度な品質管理基準が背景にあります。
特に、住友林業の「ビッグフレーム(BF)構法」のように、構造材の配置が緻密に計算されている場合、外部業者が不用意に穴を開けることは建物の強度を損なうリスクに直結します。
そのため、ハウスメーカーによっては、施主支給を認める場合でも「穴あけ工事だけは自社で行う」といった条件が付帯することが一般的です。
ハウスメーカーが施主支給を制限する最大の理由「隠蔽配管」
ハウスメーカー経由の設置が強く推奨される最大の理由は、隠蔽配管(いんぺいはいかん)にあります。隠蔽配管とは、壁の内部や天井裏に配管を埋め込む施工方法で、建物の外観を損なわないメリットがある一方、施工には極めて高い精度が求められます。
万が一、壁の中でガス漏れや結露によるカビが発生した場合、その責任が「配管工事(ハウスメーカー)」にあるのか「エアコン本体・取り付け(施主手配業者)」にあるのかの判断が非常に困難になるためです。
隠蔽配管における施主支給の注意点
住友林業を含む多くのハウスメーカーでは、隠蔽配管を採用する部屋について「自社指定の機種および業者による施工以外は不可」という厳しいルールを設けていることがあります。
これは、建物の引き渡し後に発生しうる雨漏りや構造的な不具合に対する「住宅品質確保促進法(品確法)」に基づく10年間の瑕疵担保責任を全うするためでもあります。詳細な法律的背景については、(参照:国土交通省「住宅の品質確保の促進等に関する法律」)をご確認ください。
ハウスメーカー依頼と施主支給のコスト・安心度比較
ハウスメーカーに依頼した場合の費用には、単なる「本体代+標準工事費」だけでなく、建物の構造を熟知したプロによる管理費が含まれています。以下の表で、その違いを整理しました。
| 比較項目 | ハウスメーカー(住友林業等) | 施主支給(家電量販店等) |
|---|---|---|
| 導入コスト | 割高(管理費・中間マージン込) | 安価(市場の競争価格) |
| 施工の安全性 | 非常に高い(構造や断熱を熟知) | 業者による(気密処理が甘い場合も) |
| 配管方法 | 隠蔽配管・露出配管ともに対応 | 原則として露出配管のみ推奨 |
| 建物保証 | 一括で10年〜30年の長期保証 | 外部業者の穴あけ箇所は保証外のリスク |
| 故障時の対応 | アフター窓口に電話一本で完結 | 原因調査から各所への連絡まで施主が行う |
施主支給を成功させるための「住友林業ルール」への対策
コストを抑えつつハウスメーカーの安心感を得るためには、「すべてのエアコンを施主支給にしない」というハイブリッド戦略が最も有効です。
リビングなどの中心的な部屋や隠蔽配管が必要な箇所はハウスメーカーに任せ、配管が単純な2階の個室などは施主支給に切り替えることで、リスクを最小限に抑えながら数万円〜十数万円の節約が可能になります。
ハウスメーカー担当者への確認事項
- 外部業者による穴あけが行われた場合、外壁や構造の保証はどう変化するか?
- 建築中に配管用のスリーブ(穴)だけを先行して設置してもらえるか?
- 施主支給にする場合、エアコン専用コンセントの電圧変更や位置指定に費用はかかるか?
特に高気密・高断熱を売りにするハウスメーカーでは、エアコン一台の設置ミスが家全体のエネルギー効率を大きく下げてしまうこともあります。
新築でエアコン穴開けのはいつ?失敗しない施工タイミングと注意点
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新築住宅における「エアコンの穴開け」は、単なる壁への穴開け作業ではなく、建物の構造、気密、断熱、そして防水性能に直結する極めて重要な工程です。
多くの方が「エアコンを取り付ける当日で良い」と考えがちですが、施主支給でエアコンを導入する場合、このタイミングを誤ると建物の保証が受けられなくなったり、将来的な雨漏りの原因を作ったりするリスクがあります。
穴開けのタイミングには大きく分けて「建築中のスリーブ打ち」と「完成後の穴開け」の2パターンがあります。それぞれの特徴とリスクを理解し、ハウスメーカーと事前に打ち合わせを行うことが、トラブルを未然に防ぐ鍵となります。
理想的なタイミング:建築中の「スリーブ(配管用筒)先行設置」
最も推奨されるのは、断熱材や外壁材を施工する前の段階で、配管を通すための専用の筒(スリーブ)を設置しておく方法です。これを「スリーブ打ち」と呼びます。
この方法であれば、建築士が構造図面を確認しながら穴の位置を決めるため、柱や筋交い(構造上重要な斜めの柱)を傷つける心配がありません。
スリーブ先行設置のメリット
- 構造の安全確保:柱や筋交いを切断するリスクを完全に排除できる。
- 気密・断熱の維持:断熱材を施工する前にスリーブを通すため、隙間なく気密処理を施すことが可能。
- 防水性能の向上:外壁の防水シートとスリーブを一体化して施工できるため、雨漏りリスクを最小限に抑えられる。
構造的な安全基準については、(出典:国土交通省「住宅の品質確保の促進等に関する法律」)の瑕疵担保責任にも関わるため、大手ハウスメーカーでは原則としてこの方法が採用されます。
施主支給で多いタイミング:完成後の「当日穴開け」
引き渡し後に家電量販店やネットの工事業者が穴を開けるケースです。このタイミングの最大のリスクは、「壁の中が見えない状態」でドリルを回す点にあります。図面上では問題なくても、現場の判断で追加された補強材や配線を傷つけてしまうトラブルが後を絶ちません。
完成後穴開けのリスク
- 筋交いの切断:外部業者が建物の構造を知らずにドリルを入れ、耐震性に影響する筋交いを切ってしまう事例。
- 気密漏れ:高気密住宅において、穴を開けた後の隙間処理が不十分で、そこから冷気が入り結露の原因になる。
- 保証の喪失:外部業者が穴を開けたことにより、その壁面の防水保証(10年)が打ち切られるハウスメーカーが多い。
穴開けトラブルを回避するための「ハイブリッド施工」
施主支給を活用しつつ、建物の安全を守るための賢い方法は「穴開け(スリーブ設置)だけをハウスメーカーに依頼する」という方法です。
これには数千円から1万円程度の費用がかかることがありますが、将来の安心を買うと考えれば非常に安価な投資です。
| 項目 | 建築中にスリーブ設置 | 完成後に外部業者が穴開け |
|---|---|---|
| 費用 | ハウスメーカーにより有償(数千円〜) | エアコン取付標準工事に含まれる(0円) |
| 精度 | 図面に基づき正確で安全 | 目視できないためリスクが高い |
| 防水・気密 | 専門部材で完璧に処理される | 簡易的なパテ埋めのみで終わる場合が多い |
| 建物保証 | 継続される | 穴開け箇所周辺の保証が切れるリスクあり |
また、設置場所の選定においては、効率的な冷暖房だけでなく、将来のメンテナンス性も考慮する必要があります。
打ち合わせ時に伝えるべきこと
隠蔽配管を選ぶ時のチェック事項
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隠蔽配管(いんぺいはいかん)とは、エアコンの配管を壁の内部や天井裏に通し、室外機を離れた場所に置いたり、外壁に配管カバーを出さないようにしたりする施工方法です。建物の外観が非常にスッキリしますが、施主支給で行うには非常にリスクが高い手法でもあります。
隠蔽配管の場合、壁の中に冷媒管をあらかじめ埋め込んでおく必要があるため、「先行配管」としての建築工事との高度な連携が求められます。
もし施主が持ち込んだエアコンと、埋め込まれた配管の規格(太さやガスの種類)が合わなかった場合、壁を壊してやり直す必要が出てきます。また、万が一配管からガス漏れが発生した際、その原因特定が困難になり、メーカー保証の対象外とされるトラブルも散見されます。
隠蔽配管を採用する部屋については、無理に施主支給せず、ハウスメーカーの責任施工に任せるのが安全策といえるでしょう。
新築でエアコンはどこで買う?
新築住宅の完成に合わせてエアコンを導入する際、最も標準的なプランとされるのが「LDK用(14〜20畳クラス)」1台と「寝室・子供部屋用(6畳クラス)」2台の合計3台構成です。
これらをどこで購入し、誰に取り付けを依頼するかは、新築の初期コストを左右する非常に重要な決断となります。
一般的に、ハウスメーカー経由の購入と、家電量販店やネット通販を利用した施主支給では、総額で20万円から30万円近い価格差が生じることも珍しくありません。
購入先を選ぶ際は、単に「本体価格」だけでなく、施工の品質やアフターフォロー、そして建物の保証への影響を総合的に判断する必要があります。主な購入先の特徴を以下のテーブルにまとめました。
| 購入先候補 | メリット | デメリット | おすすめのタイプ |
|---|---|---|---|
| 大手家電量販店 | 実物を確認でき、複数台まとめ買いによる大幅値引きの交渉が可能。長期保証が充実している。 | 提携の下請け業者によって施工品質にバラつきがある。当日の追加費用トラブルが比較的多い。 | 実際に製品を見て選びたい方、ポイント還元を重視する方。 |
| ネット通販 | 本体価格が市場最安値であることが多く、ポイント還元率も高い。選択肢が非常に豊富。 | 配送と工事の調整を自分で行う必要がある。工事品質の見極めが難しく、初期不良時の対応が煩雑。 | 徹底的に初期費用を抑えたい方、自分で手配を完結できる方。 |
| 空調設備業者 | 施工のプロによる高品質な工事が期待できる。隠蔽配管や高気密住宅への対応力が非常に高い。 | 本体価格が量販店ほど安くない場合がある。個人での依頼先探しに手間がかかる。 | 施工品質を最優先したい方、特殊な間取りや隠蔽配管の方。 |
新築でのエアコン3台設置費用の具体的なシミュレーション
具体的な新築でのエアコン3台費用の目安を見てみましょう。リビングに高機能モデル、個室に標準モデルを選んだ場合、施主支給を活用すれば標準的な工事費込みで「25万円〜35万円」程度がボリュームゾーンとなります。
これに対し、ハウスメーカー(HM)に見積もりを依頼すると、管理費や保証料が上乗せされるため「45万円〜60万円」を超える見積もりが出るのが一般的です。
エアコン3台の導入費用比較(概算)
- 施主支給(量販店・ネット): 約250,000円 〜 380,000円
- ハウスメーカー依頼: 約450,000円 〜 650,000円
- 節約期待値: 約200,000円 〜 270,000円のコストカット
少しでも安く、かつ高品質に導入するための戦略として、3月や9月の決算期を狙うのが効果的です。この時期の家電量販店は売り上げノルマが厳しいため、「新築祝いで3台まとめて買うので、工事費込みで端数を切ってほしい」といった交渉が通りやすくなります。
また、最新機種にこだわらず、1つ前の年度の「型落ちモデル」を在庫一掃セールで確保することで、機能はほぼ変わらずに価格だけを3〜4割抑えることも可能です。
エアコンの選び方や性能については、業界団体が提供するガイドラインを参考にすると、ライフスタイルに合ったスペックが明確になります。
購入場所による施工と保証の「落とし穴」
安さだけで購入先を決めてしまうと、思わぬトラブルを招くことがあります。特に新築の場合、家電量販店やネット業者の作業員が「住宅の構造」を十分に理解していないケースがあります。例えば、筋交い(構造上重要な柱)を誤って傷つけてしまったり、高断熱住宅に必須の気密処理を怠ったりすることで、建物の寿命を縮めるリスクがあるのです。
失敗しないための購入アドバイス
もし施主支給を選ぶのであれば、購入店指定の業者ではなく、新築住宅の施工に慣れた地元の空調専門業者に工事だけを依頼するという選択肢も検討してください。
本体はネットで最安値を狙い、工事は信頼できるプロに任せる「完全分離発注」が、コストと安心を両立させる最も効率的な方法です。
最終的な判断を下す前に、ハウスメーカーの担当者に「自分たちでエアコンを用意する場合、穴あけ工事だけを先に行ってもらえるか」を確認しましょう。
建築中に穴(スリーブ)を開けておけば、引き渡し後にどの業者に依頼しても建物の構造を傷つける心配がなくなり、安心して新生活を迎えられます。
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施主支給エアコンを選んで新築の費用を抑える方法
- 新築のエアコン施主支給の導入で注意すべきこと
- エアコン施主支給の失敗談やトラブル事例から学ぶ
- エアコンを施主支給する際の注意点を徹底解説
- エアコン設置で知っておきたい費用節約のポイント
- 費用を安く抑えるための具体的な方法を詳しく紹介
- 施主支給エアコンは事前準備が重要
新築のエアコン施主支給の導入で注意すべきこと
施主支給を進める上で見落としがちなのが、「専用回路(コンセント)」と「設置スペース」の不一致です。エアコンは消費電力が大きいため、各部屋に専用のコンセントが必要です。特に14畳用以上のリビングエアコンは200V仕様が主流であり、一般的な100Vのコンセントでは使用できません。後から電圧を切り替える工事には追加費用が発生するため、設計段階で使用予定のエアコンのスペックを正確に把握しておく必要があります。
また、カーテンレールやクローゼットの扉との干渉も要注意です。最近のエアコンは省エネ性能を高めるために室内機が大型化(特に奥行きが増加)しています。
図面上では設置可能に見えても、実際に取り付けるとカーテンレールに当たったり、天井との隙間が足りず吸気効率が落ちたりすることがあります。設置場所付近には必ず余裕を持たせた設計を心がけましょう。
エアコンの適切な設置場所については、ダイキン工業公式サイト「エアコンの据付場所」などのメーカーガイドを確認し、室内機と天井・壁の距離基準を守ることが重要です。
エアコン施主支給の失敗談やトラブル事例から学ぶ
多くの施主が直面する失敗の一つに、「工事当日の追加料金請求」があります。
家電量販店の見積もりは「標準工事」を前提としていますが、新築住宅では「配管化粧カバー」の設置や「高所作業(2階から1階への配管引き下ろし)」が必要になることが多く、これらは全てオプション扱いです。当日になって「あと3万円必要です」と言われ、慌てるケースが後を絶ちません。
実際にあったトラブル事例
エアコンを施主支給する際の注意点を徹底解説
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施主支給を成功させる鍵は、「ハウスメーカー」「購入店」「施工業者」の3者間の連携にあります。
工事のタイミングについては、建物の「引き渡し後」に行うのが最もトラブルが少ないです。引き渡し前(建築中)に外部業者を入れようとすると、万が一傷がついた際に「誰がつけた傷か」で揉める原因となります。多くのハウスメーカーでは引き渡し前の外部業者立ち入りを制限しているため、必ず事前に確認してください。
また、高気密・高断熱住宅の場合は、エアコン配管の隙間処理が極めて重要です。
一般的なエアコン業者は、粘土のようなパテで穴を埋めるだけですが、これでは長期間のうちに隙間ができ、結露や害虫の侵入を許してしまいます。気密性能を落とさないためには、「気密スリーブ」を使用し、気密テープで隙間なく密閉する技術が必要です。施主支給の際は、この点を徹底してくれる業者を選びましょう。
エアコン設置で知っておきたい費用節約のポイント
エアコンの設置費用を劇的に下げるコツは、「購入時期」をコントロールすることです。エアコンのモデルチェンジは主に秋から冬(10月〜2月)にかけて行われます。この時期は前年度のフラッグシップモデル(最高級機)が「型落ち」として大幅に値下がりし、ミドルレンジ価格で手に入ることがあります。
新築の完成が春先であれば、冬の間に在庫を確保しておくのが最も賢い節約術です。
さらに、室外機の設置場所を工夫することでもコストは抑えられます。ベランダ置きや大地置きを基本とし、屋根置きや壁面固定などの特殊な設置台が必要な場所を避けることで、1台あたり5,000円〜15,000円程度の工事費を節約できます。室外機をまとめて配置することで、配管の長さを短くし、見た目と費用の両立を図りましょう。
費用を安く抑えるための具体的な方法を詳しく紹介
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具体的に施主支給を進めるステップは以下の通りです。まず、設計士から「エアコン設置予定場所の展開図(壁の図面)」をもらいます。
次に、その図面を家電量販店や専門業者に送り、事前見積もりを取ります。
実行すべきアクションプラン
- ハウスメーカーの見積もりから「エアコン本体代」と「工事代」の内訳を詳しく出してもらう(比較の基準にする)。
- 大手家電量販店の決算セール(3月、9月)で「複数台同時購入割引」を引き出す。
- 本体はネットで安く買い、工事は「くらしのマーケット」などで評価の高い地域密着の職人に直接依頼する。
- ポイントサイト(ハピタスなど)を経由して購入し、数%の現金還元を受ける。
ただし、あまりに安すぎるネット業者は、配管の材料をケチったり、真空引き(配管内の空気を抜く重要な作業)を短縮したりするリスクがあるため、注意が必要です。
価格と品質のバランスを見極めることが、最終的な節約につながります。
施主支給エアコンは事前準備が重要
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この記事の締めくくりとして、新築住宅での施主支給でエアコン設置を完璧に成功させるための重要項目を整理しました。これらをチェックリストとして活用し、快適で経済的な新生活をスタートさせてください。
- 施主支給の可否をハウスメーカーとの契約前に必ず合意しておく
- 隠蔽配管が必要な部屋はリスクを避けてハウスメーカーに依頼する
- エアコン用のコンセント(電圧・形状)と室内機のサイズを事前に照合する
- エアコンの穴開け(スリーブ設置)だけは建築中にハウスメーカーに行ってもらう
- カーテンレールやクローゼット扉と室内機が干渉しないか現場で再確認する
- 家電量販店で「3台まとめ買い」などの値引き交渉を積極的に行う
- 最新モデルにこだわらず機能十分な「型落ちモデル」を賢く選ぶ
- 高気密・高断熱住宅の施工知識がある熟練の業者を指名して依頼する
- 工事当日の追加費用を防ぐため事前に設置場所の写真を業者に共有する
- 室外機の設置場所は将来のメンテナンス性や隣家への騒音を考慮して決める
- 配送トラブルを防ぐため製品の到着日は工事の数日前に設定する
- エアコンの保証期間を延ばすために購入店の長期保証制度を活用する
- 住宅ローンに組み込めない場合の購入資金を別途確保しておく
- 建物の瑕疵保証に影響が出ないよう穴あけ箇所の防水処理を徹底させる
- 施主自身が現場監督のつもりで各業者への連絡と調整を丁寧に行う
家電量販店で「30万円のエアコン」を 勧められて迷っていませんか?
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