窓のお悩み

LWスライディングで後悔する前に知りたい後悔ポイント5選

2025年8月27日

リクシルのLWスライディングは、その圧倒的な開放感から多くの人を魅了しますが、一方で「lwスライディングを導入して後悔した」という声も耳にします。

この製品は、一般的なスライディングサッシとは何か、lw スライディングとは?特徴や仕組みを正しく理解することが不可欠です。

この記事では、メリットだけでなくデメリットや実際の口コミを基に、導入前に知っておくべき全てを解説します。

特に気になる価格、大開口スライディングの価格やオプションであるアウターセットの価格、さらには結露や防犯、シャッターの必要性といった性能面まで深掘りします。

豊富なサイズと種類の中から、ご自宅に最適な一枚を選び、後悔のない窓選びを実現するための情報を提供します。

ポイント

  • LWスライディングの基本的な特徴とメリット・デメリット
  • 本体価格やオプションを含めた具体的な費用感
  • 結露や防犯など、性能面で注意すべきポイント
  • 後悔しないために確認すべき選び方の基準

LWスライディングで後悔する前に知るべき基本

LWスライディングで後悔する前に知るべき基本

  • スライディングサッシとは?
  • LWスライディングとは?特徴や仕組み
  • LWスライディングのメリット
  • LWスライディングのデメリット
  • 利用者のリアルな口コミ

LWスライディングを検討する上で、まずはその製品がどのようなものなのか、基本的な情報を正確に把握することが後悔を避ける第一歩です。ここでは、一般的なサッシとの違いから、LWスライディングならではのメリット・デメリット、そして実際に使用している人々の声まで、基礎となる知識を解説します。

スライディングサッシとは?

スライディングサッシとは、一般的に「引き戸式」の窓や出入り口の枠組みを指す言葉です。日本の住宅で古くから見られる「掃き出し窓」も、この一種と考えることができます。掃き出し窓は、ほうきで室内のゴミを外に掃き出していた時代からの名残で、床面から段差なく設置されているのが特徴です。

現代のスライディングサッシは、左右にスライドさせて開閉する方式の窓全般を指し、気密性や断熱性、デザイン性が大きく向上しています。特に、少ないスペースで開閉できるため、バルコニーや庭に面した開口部で広く採用されてきました。LWスライディングもこのスライディングサッシの一種ですが、従来のものとは一線を画す特徴を持っています。

LWスライディングとは?特徴や仕組み

LWスライディングは、株式会社LIXILが提供するハイグレードな大開口スライディング窓です。最大の特徴は、室内から見た際にサッシの縦フレームがほとんど見えない「フレームレス」に近いデザインにあります。これにより、窓を閉めている状態でも、まるで開け放たれているかのような圧倒的な開放感と眺望性を実現します。

この仕組みは、大きな一枚ガラスの障子が壁の横に引き込まれる「片引き込み戸」の構造によって成り立っています。一般的な引き違い窓のように中央にフレームが残らないため、視界が遮られることなく、室内と屋外を一体的につなぐことが可能です。

また、デザイン性だけでなく、高い断熱性能を確保するためにアルミと樹脂の複合構造や、Low-E複層ガラス、アルゴンガス封入といった技術が採用されており、見た目の美しさと快適な室内環境を両立させることを目指した製品です。

LWスライディングのメリット

LWスライディングが選ばれる理由は、主にその卓越したデザイン性と機能性にあります。メリットを理解することで、どのような空間に適しているかが見えてきます。

圧倒的な開放感と眺望性

最大のメリットは、前述の通りフレームレスデザインによる視界の広がりです。窓を閉じていても外の景色がそのまま室内に飛び込んでくるような感覚は、他の窓では得難いものです。リビングから庭やテラスへのつながりを重視する設計において、この上ない効果を発揮します。

省スペースでスマートな開閉

引き戸であるため、ドアのように前後に開閉スペースを必要としません。家具の配置に制約が生まれにくく、限られたスペースを有効に活用できます。また、床面のレールも段差が抑えられており、バリアフリーの観点からも優れていると言えます。

効果的な採光と通風

ガラス面が非常に大きいため、一つの窓で部屋全体に十分な自然光を取り込むことが可能です。また、大きく開口できるため、効率的な換気が行え、室内に心地よい風の流れを生み出します。

LWスライディングのデメリット

魅力的なメリットの一方で、LWスライディングには導入前に必ず把握しておくべきデメリットや注意点が存在します。これらを知らずに採用すると、後悔の原因となる可能性があります。

断熱・気密性能への配慮

大開口であるため、窓の断熱性能が住まい全体の快適性を大きく左右します。標準仕様でも高い性能を持っていますが、地域の気候や求める断熱レベルによっては、ガラスの種類をグレードアップしたり、アルゴンガス入りの仕様を選択したりすることが賢明です。仕様選択を誤ると、冬場の結露や冷暖房効率の低下につながる恐れがあります。

製品の重量と施工の難易度

LWスライディングはガラス面積が大きく、非常に重たい製品です。そのため、搬入経路の確保が課題となるケースがあります。クレーンでの吊り上げが必要になることもあり、搬入・施工費用が通常より高くなる傾向にあります。また、設置には高い精度が求められるため、経験豊富な施工業者に依頼することが大切です.

メンテナンスの手間とコスト

レールや戸車の定期的な清掃など、スムーズな作動を維持するためのメンテナンスが欠かせません。また、万が一ガラスが破損した場合、サイズが大きく特殊な製品であるため交換費用は高額になることが予想されます。取り扱いには十分な注意が求められます。

利用者のリアルな口コミ

LWスライディングを実際に採用した人々の意見を調べてみると、評価はメリットとデメリットに沿った内容に集約される傾向があります。

肯定的な口コミとしては、「リビングが驚くほど明るく、広く感じられるようになった」「閉めていても景色が綺麗で、毎日が気持ちいい」「デザイン性が高く、家の主役になっている」といった、やはり開放感とデザイン性を絶賛する声が多く見られます。

一方で、否定的な口コミや後悔のポイントとしては、「窓が重くて、子どもや高齢者には開閉が少し大変」「冬場、窓の近くにいると少しひんやりする」「網戸のデザインが本体に比べて少し気になる」といった、重量や断熱、細部の仕様に関する指摘が見受けられます。これらのリアルな声は、導入を判断する上で非常に参考になる情報です。

LW スライディングで後悔しないための詳細検討

LW スライディングで後悔しないための詳細検討

LWスライディングの基本を理解した上で、次に進むべきは具体的な検討段階です。

価格や性能、サイズといった詳細な項目を一つひとつチェックしていくことで、導入後の「こんなはずではなかった」という後悔を防ぐことができます。ここでは、より専門的で具体的な選択基準を掘り下げていきます。

  • 大開口スライディングの価格
  • アウターセットの価格
  • 結露は発生する?断熱性能
  • 防犯対策とシャッターの必要性
  • サイズの種類と選び方

後悔ポイント5選

LWスライディングが持つ圧倒的な開放感は、他の窓では得られない特別な魅力です。

しかし、その魅力を最大限に享受するためには、導入後に「こんなはずではなかった」と感じがちな後悔のポイントを事前に理解しておくことが不可欠です。

高価な投資だからこそ、デザインの美しさだけで判断するのではなく、実際に暮らしていく上で直面する可能性のある課題を深く掘り下げてみましょう。ここでは、多くの人が見落としがちな5つの後悔ポイントを、具体的な理由とともに詳しく解説します。

 想定を超える「総額費用」の問題

最も大きな後悔の原因となり得るのが、費用の問題です。LWスライディングの価格を検討する際、多くの人はカタログに記載された本体価格に注目しがちですが、実際に支払う総額はそれを大きく上回るケースが少なくありません。

理由としては、この製品が持つ特殊性にあります。まず、ガラス面積が大きく非常に重たいため、搬入にはクレーン車が必要になるなど、特別な搬入費が発生することがあります。また、その重量を支え、ミリ単位の精度で設置するための専門的な施工技術が求められるため、通常のサッシよりも施工費が高くなる傾向にあります。

例えば、建物の構造によっては窓を取り付けるために壁の補強工事が別途必要になるかもしれません。さらに、快適性と安全性を確保するために、断熱性能の高いガラスや防犯合わせガラス、日差しを遮るアウターセットなどを追加していくと、オプション費用も積み重なります。これらを総合すると、当初の本体価格のイメージから数十万円、場合によってはそれ以上の差額が発生し、予算計画が大きく狂ってしまう可能性があります。これを避けるためには、初期段階で本体価格だけでなく、搬入・施工費、必要なオプション費用をすべて含んだ詳細な見積もりを取得することが大切です。

日常使いでの「窓の重さ」と開閉の手間

ショールームで見たスマートな印象とは裏腹に、毎日の生活の中で窓の「重さ」がストレスになるという後悔も聞かれます。デザインを構成する大きな一枚ガラスは、当然ながらかなりの重量があります。

特に、断熱性や防犯性を高めるために複層ガラスや合わせガラスを選択した場合、その重さは100キログラムを超えることもあります。開閉をスムーズにするためのアシストハンドルは装備されていますが、それでも動き出しには相応の力が必要となるのです。

具体的には、大人が両手で力を入れて開けるような感覚であり、お子様やご年配の方が一人で簡単に開け閉めするのは難しいかもしれません。庭へ気軽に出入りしたくても、その一手間が億劫に感じてしまう可能性があります。また、網戸も同様にサイズが大きいため、開閉には少し気を使います。この日常的な使い勝手は、カタログスペックだけでは分かりにくい部分です。導入を決める前には、可能な限り実物が展示されているショールームに足を運び、ご家族全員が実際に開閉操作を試してみることを強くお勧めします。

大開口ならではの「断熱性」と冬の寒さ

LWスライディングは、国内でもトップクラスの断熱性能(熱貫流率)を誇ります。しかし、それでもなお「冬場に窓の近くが寒い」と感じるケースがあり、後悔につながることがあります。

これは、どれだけガラスの性能が高くても、壁と比較すれば窓は熱が出入りしやすい場所であることに起因します。特にLWスライディングのように開口面積が非常に大きい場合、ガラス全体から熱が逃げていく量もそれなりに多くなります。これにより、室温は保たれていても、窓際ではひんやりとした空気の層(コールドドラフト現象)を感じやすくなるのです。

例えば、リビングでくつろいでいる際に、窓から伝わる冷気で足元が冷えるといった状況が考えられます。この感覚は、住まいの快適性を大きく損なう要因となり得ます。対策としては、断熱性能が最も高いアルゴンガス入りのLow-E複層ガラスを選択することはもちろん、床暖房を窓際に設置したり、断熱効果の高いカーテンや障子を併用したりするなどの工夫が有効です。窓の配置(特に北向き)や地域の気候も考慮に入れ、設計段階で入念な断熱計画を立てることが求められます。

見落としがちな「プライバシーと防犯」対策

フレームレスのガラスがもたらす開放感は、裏を返せば外部から室内が見えやすいという弱点にもなります。この点を考慮せずに設置してしまうと、プライバシーの確保に苦労し、後悔することになります。

日中は外が明るいため室内が見えにくいですが、夜間に照明をつけると室内は外から丸見えの状態になります。せっかくの開放的な窓も、常にカーテンを閉め切っていては意味がありません。また、これだけ大きなガラス面は、侵入経路として狙われやすいのではないかという防犯上の不安にもつながります。

したがって、LWスライディングの採用と同時に、プライバシーと防犯の対策はセットで計画しなければなりません。対策の例としては、日差しと視線を遮る「アウターセット」の設置や、ハンマーで叩いても貫通しにくい「防犯合わせガラス」へのアップグレードが挙げられます。また、必要に応じて電動シャッターを設置すれば、防災と防犯の両面で安心感が高まります。これらの対策には追加の費用がかかりますが、後から変更するのは困難です。周囲の環境をよく確認し、どこまでの対策が必要かを事前にしっかりと検討することが重要です。

長期的な「メンテナンス」と高額な修理リスク

最後の後悔ポイントは、長期的な視点でのメンテナンスと修理に関する問題です。LWスライディングを長く快適に使い続けるためには、定期的な手入れが欠かせません。

スムーズな開閉を維持するためには、下部レールに砂やホコリが溜まらないよう、こまめに清掃する必要があります。この手入れを怠ると、戸車の摩耗や破損につながり、重い窓がさらに開けにくくなる原因となります。

そして、最も大きなリスクは、万が一ガラスが破損した場合の交換費用です。台風の飛来物や不慮の事故などで特殊な大判ガラスが割れてしまうと、その交換費用は数十万円単位と非常に高額になることが予想されます。また、特注品であるため、交換品が届くまでには長い時間がかかる可能性も考えられます。こうした長期的なリスクを理解した上で、火災保険の補償内容を確認しておくなど、万が一の事態への備えも考慮に入れておくことが、将来的な後悔を避けるために賢明な判断と言えるでしょう。

大開口スライディングの価格

LWスライディングの導入を検討する上で、最も気になるのが価格でしょう。これは規格品ではなく、サイズや仕様によって価格が大きく変動するオーダーメイドに近い製品です。

明確な定価を示すことは難しいですが、一般的な掃き出し窓と比較すると大幅に高価になることは間違いありません。価格を左右する主な要因は、横幅や高さといったサイズ、ガラスの種類(Low-E複層、防犯合わせなど)、そして断熱性能を高めるアルゴンガスの有無などです。

おおよその目安として、本体だけでも数十万円から、サイズや仕様によっては100万円を超えるケースも珍しくありません。これに加えて、前述の通り搬入費や専門的な施工費が別途必要になるため、総額としてはかなりの投資となります。正確な費用を知るためには、必ず複数の施工業者から見積もりを取り、内訳を詳細に確認することが不可欠です。

アウターセットの価格

アウターセットは、LWスライディングのオプションとして用意されている外部に取り付ける格子状のスクリーンです。窓の前にスライドさせることで、夏場の強い日差しを遮ったり、外部からの視線をコントロールしたりする役割を果たします。

木目調などのデザイン性の高いものが用意されており、建物の外観アクセントとしても機能します。これもオプションであるため、当然ながら追加の費用が発生します。

アウターセットの価格もサイズによって変動しますが、数十万円単位の追加費用を見込んでおく必要があります。日射遮蔽やプライバシー保護を重視する場合、非常に有効なオプションですが、予算とのバランスを慎重に検討する必要があるでしょう。

結露は発生する?断熱性能

「大きな窓は結露しやすいのでは?」という心配は当然のものです。LWスライディングは、この点に対応するため高い断熱性能を備えています。

窓の断熱性能は「熱貫流率(U値)」という数値で示され、この値が小さいほど熱が伝わりにくく、断熱性が高いことを意味します。LWスライディングの熱貫流率は、仕様にもよりますが1.00~1.56W/㎡・Kと、国内のサッシの中でもトップクラスの性能を誇ります。

窓の種類 熱貫流率(U値)の目安 [W/㎡・K] 特徴
アルミサッシ(単板ガラス) 6.51 断熱性は非常に低い
アルミサッシ(複層ガラス) 4.65 最低限の断熱性能
アルミ樹脂複合サッシ(Low-E複層) 2.33 近年の標準的な性能
LWスライディング(Low-E複層/Arガス) 1.00 - 1.56 非常に高い断熱性能

このように、LWスライディングは樹脂サッシに匹敵する、あるいはそれ以上の断熱性能を持つことが分かります。室内側に熱を伝えにくい樹脂を使用し、ガラス層の間に空気よりも断熱効果の高いアルゴンガスを封入することで、高い断熱性を実現し、結露の発生を大幅に抑制しています。ただし、室内の湿度が高すぎるなど、極端な条件下では結露が絶対に発生しないわけではないことは理解しておく必要があります。

防犯対策とシャッターの必要性

これだけ大きなガラス面を持つ窓ですから、防犯面での対策は必須と考えなければなりません。泥棒の侵入経路として窓が狙われやすいことを考えると、標準のガラスのままでは不安が残ります。

対策としては、2枚のガラスの間に特殊な膜を挟み込み、破壊されにくい構造にした「防犯合わせガラス」を選択することが最も効果的です。また、主錠に加えて補助錠を取り付けることも有効です。

さらに、シャッターの設置も検討すべき項目です。特に、台風などの際の飛来物からガラスを守る防災の観点や、夜間の防犯性能をさらに高める上で役立ちます。また、建築基準法で「準防火地域」に指定されているエリアでは、延焼防止のために防火認定を受けたシャッターの設置が義務付けられる場合があります。LWスライディングを設置したい場所が、どのような地域に該当するかを事前に確認しておくことはとても大切です。

サイズの種類と選び方

LWスライディングは、一定の規格内でサイズを自由に設定できます。選択できるサイズには上限と下限があり、建物の構造や設計に合わせて最適な大きさを選ぶことになります。

LIXILの公式情報によると、製作可能な範囲は高さ(H)が1,570mmから2,730mm、幅(W)が1,690mmから4,000mm程度と非常に大きな開口に対応できます。

サイズを選ぶ際のポイントは、単に「できるだけ大きく」と考えるのではなく、空間全体のバランスを見ることです。大きすぎると耐力壁の配置に影響が出たり、逆に小さすぎるとLWスライディングならではの魅力が半減してしまったりします。また、窓の重量はサイズに比例して重くなるため、開閉のしやすさも考慮に入れるべきです。設計士や工務店と相談しながら、デザイン性、構造上の制約、そして日々の使い勝手を総合的に考慮して、最適なサイズを決定することが後悔しないための鍵となります。

LWスライディングで後悔しないため:総括

ここまで解説してきたLWスライディングに関する情報を基に、後悔しないための最終的なチェックポイントをまとめます。

導入を決断する前に、これらの項目を一つひとつ確認してください。

  • LWスライディングはフレームレスが魅力の大開口サッシ
  • 最大のメリットは圧倒的な開放感とデザイン性
  • デメリットは重量、施工難易度、そして高価格
  • 価格は本体だけで数十万から100万円超えも
  • 搬入・施工費が別途高額になる可能性を考慮する
  • オプションのアウターセットは日射遮蔽に有効だが高価
  • 断熱性能はU値で確認し、国内トップクラスの性能を持つ
  • 結露はしにくいが、室内環境によっては発生しうる
  • 防犯対策として「防犯合わせガラス」の選択を推奨
  • シャッターは防災・防犯、そして法規制で必要になる場合も
  • サイズは空間バランスと構造、使い勝手を考えて決定する
  • 開閉時の重さをショールームなどで体感しておくことが望ましい
  • メンテナンスの必要性と、破損時の高額な修理費を認識しておく
  • 導入には経験豊富な設計士や施工業者の選定が不可欠
  • 予算、デザイン、性能の優先順位を明確にして総合的に判断する

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