玄関・勝手口のお悩み

風除室の後付けをしておしゃれに!費用や後悔しないための選び方3選

2025年8月27日

玄関の機能性を高め、住まいの断熱性を向上させる「風除室」。

特に後付けを検討する際、単なる実用性だけでなく、おしゃれなデザイン性も両立させたいと考える方は多いのではないでしょうか。

しかし、いざ玄関に風除室を後付けしようとすると、風除室を設置するデメリットは何か、また風除室は暑さ対策になるのかといった機能面の疑問から、具体的な風除室の後付け費用、例えば人気の風除室後付けリクシル製品やその値段、あるいはコメリで見かける風除室の値段と風除室キットでのDIYの可能性まで、気になる点は多岐にわたります。

さらに、おしゃれな玄関の風除室後付けを実現するため、かっこいい風除室のおしゃれなデザインや、風除室のオシャレな見せ方も知りたいところです。

また、手続き面では風除室の後付けで補助金が使えるのか、そもそも風除室を後付けするには確認申請が必要ですか?という疑問も生じます。

この記事では、これらの疑問にすべてお答えし、後付けで失敗しないための知識を網羅的に解説します。

ポイント

  • 風除室を後付けするメリットと注意すべきデメリット
  • おしゃれな風除室を実現するデザインの具体的なコツ
  • 形状やメーカー別の製品特徴とリアルな費用相場
  • 補助金や確認申請など後悔しないための手続き知識

風除室の後付けしおしゃれにするための基本知識

風除室の後付けしおしゃれにするための基本知識

  • 玄関に風除室を後付けするメリットとデメリットは?
  • 風除室は暑さ対策になりますか?その効果とは
  • 後付けで失敗しないためのポイント3選
  • おしゃれな玄関にする風除室後付けのコツ
  • かっこいい風除室やオシャレな実例を紹介

玄関に風除室を後付けするメリットとデメリットは?

玄関に風除室を後付けすることには、多くの利点がありますが、一方で考慮すべき点も存在します。まずメリットとして最も大きいのは、住まいの断熱性向上です。玄関ドアの外にもう一つ空間を設けることで、外の冷気や熱気が直接室内に入るのを防ぎ、冷暖房の効率を高める効果が期待できます。これにより、光熱費の削減にもつながるでしょう。

また、雨や雪、風が強い日でも、玄関ドアを開けた際に室内へ吹き込むのを防ぎます。特に雪国では、玄関前の雪の吹き溜まりを防ぎ、ドアの開閉をスムーズにするという実用的な役割が大きいです。さらに、花粉や砂埃などを家の中に持ち込む前にワンクッション置けるスペースとしても機能します。傘やベビーカー、子どもの外遊び道具などを置く簡易的な収納スペースとして活用できる点も魅力です。

一方で、デメリットも理解しておく必要があります。一つは設置コストがかかる点です。後述しますが、工事には数十万円の費用が発生します。そして、夏場にはガラス張りの空間に熱がこもりやすく、温室のような状態になる可能性があります。出入りの際にドアを二回開閉する手間が増えることも、人によっては煩わしく感じるかもしれません。これらのメリットとデメリットを総合的に比較検討することが、後悔しない選択の第一歩となります。

風除室は暑さ対策になりますか?その効果とは

「風除室は冬の寒さ対策」というイメージが強いですが、「夏場の暑さ対策になるのか」という点は多くの方が気にするポイントです。これに対する答えは、「対策をすれば効果が期待できるが、何もしなければ逆効果になる可能性もある」となります。

風除室は基本的に密閉されたガラス張りの空間であるため、直射日光が当たると内部の温度が急上昇し、温室のようになりがちです。この熱が玄関を通じて室内に伝わり、かえって家全体を暑くしてしまう原因にもなり得ます。

しかし、適切な対策を講じることで、この問題は解消できます。最も効果的なのは、換気機能を設けることです。開閉可能な小窓や網戸を取り付けることで、こもった熱気を外に逃がし、風の通り道を作ることが可能です。また、ガラスの選択も大切です。遮熱・遮光効果のあるガラスや、UVカット機能を持つガラスフィルムを採用すると、日差しの熱が内部に侵入するのを大幅に軽減できます。

このように、風除室の設計段階で夏の暑さ対策を盛り込むことで、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を維持する助けとなります。単に囲いを作るのではなく、一年を通した快適性を考えて計画することが求められます。

後付けで失敗しないためのポイント3選

風除室の後付けで「こんなはずではなかった」と後悔しないためには、事前にいくつかの重要なポイントを確認しておく必要があります。

第一に、結露対策です。風除室は室内と室外の温度差が大きくなる場所であり、結露が発生しやすい環境です。結露を放置するとカビの原因となり、建物の劣化や健康への影響も懸念されます。前述の通り、換気用の小窓や網戸を設置して通気性を確保することが、効果的な結露対策になります。

第二に、バリアフリーへの配慮です。風除室のドアには、床にレールを設置する「レール式」と、上からドアを吊るす「上吊り式(ハンガー式)」があります。レール式は気密性が高い反面、床に段差ができてしまいます。ベビーカーや車椅子を利用するご家庭、また高齢の方がいる場合は、段差のない上吊り式を選ぶと、つまずく心配がなく安全です。

第三に、ドアの開閉方法です。一般的には横にスライドさせる「引き戸」が多く採用されます。引き戸は開閉に場所を取らず、強風時にドアが煽られる心配も少ないため実用的です。製品によっては軽い力で開閉できるタイプもありますので、ショールームなどで実際の操作性を確認してみることをお勧めします。

最後に、建物全体とのデザインの調和です。サッシの色や素材が外壁や玄関ドアと合っていないと、後付け感が強く出てしまいます。全体のバランスを考えたデザイン選びが、満足度を高める鍵となります。

おしゃれな玄関にする風除室後付けのコツ

風除室を単なる機能的な設備ではなく、家の顔である玄関周りをおしゃれに演出する要素として取り入れるには、いくつかのコツがあります。

最も重要なのは、サッシの色とデザイン選びです。多くのメーカーではシルバー、ブラウン、ブラック、ホワイトなどの基本色が用意されています。一般的には、既存の窓サッシや外壁の色と合わせると、建物全体に統一感が生まれます。一方で、あえて玄関ドアや外壁のアクセントカラーと合わせてデザイン性を際立たせる方法も考えられます。

また、サッシの枠の太さ(框)によっても印象は大きく変わります。太い框は重厚でがっしりとした印象を与え、スリムな框はすっきりとモダンな見た目に仕上がります。建物のスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

さらに、オプションをうまく活用することもポイントです。例えば、ガラス張りの広い面に「腰壁」を設けると、デザインにアクセントが生まれると共に、足元の目隠しにもなります。風除室内に設置するポストや照明にこだわることで、エントランス空間全体の質を高めることも可能です。ガラス張りであることを活かし、お気に入りの観葉植物を飾るサンルームとして活用するのも素敵なアイデアです。

かっこいい風除室やオシャレな実例を紹介

おしゃれな風除室をイメージするために、具体的なスタイル例をいくつかご紹介します。

シンプルモダンなスタイル

直線的でスリムな框のサッシを選び、色はブラックやシャイングレーなどを採用すると、すっきりとしたモダンな印象になります。余計な装飾を省き、ガラス面を大きく見せることで、建物全体が洗練された雰囲気に見えます。特に、現代的なデザインの住宅との相性は抜群です。

ナチュラル・和モダンスタイル

木目調のサッシや、落ち着いたブラウン系のカラーを選ぶと、温かみのあるナチュラルな雰囲気を演出できます。和風建築や、外壁に木材を使用している住宅によく馴染みます。オプションで格子デザインなどを加えると、より和モダンな趣が深まるでしょう。

重厚感のあるクラシックスタイル

太い框のサッシを選び、ブロンズやダークブラウンなどの深みのある色を採用すると、重厚で高級感のある玄関周りになります。洋風の邸宅や、レンガ調の外壁など、クラシカルなデザインの建物にマッチします。ドアハンドルをバータイプのスタイリッシュなものにすると、高級感が一層引き立ちます。

これらの実例を参考に、ご自宅の外観デザインや目指したい雰囲気に合わせて、最適な風除室のスタイルを検討してみてください。

風除室を後付け!おしゃれな製品選びと費用

風除室を後付け!おしゃれな製品選びと費用

  • 後付け費用の相場はいくら?価格や値段
  • リクシル製品の値段
  • コメリでの風除室の値段とDIYキットの注意点
  • 補助金は利用できるのか
  • 風除室を後付けするには確認申請が必要ですか?

後付け費用の相場はいくら?価格や値段

風除室を後付けする際の費用は、玄関の形状や設置する風除室のサイズ、種類、そして選ぶ製品のグレードによって大きく変動します。ここでは、一般的な形状ごとの費用相場(本体価格+工事費)の目安をご紹介します。

風除室の種類 特徴 費用相場の目安
I型 玄関が壁より奥まっている場合に、正面のみを塞ぐ最もシンプルなタイプ。 約15万円~30万円
L型 建物の角にある玄関に対し、正面と片側面のL字型に2面を囲うタイプ。 約20万円~40万円
C型(コの字型) 玄関周りの3方向を囲うタイプ。施工面積が広くなるため費用は高め。 約40万円~60万円以上
外付けI型 壁と玄関ドアが同じ面にある場合に、箱のように新設するタイプ。 約20万円~35万円

これらの費用はあくまで目安です。ガラスの種類を断熱性や防犯性の高いものに変更したり、換気窓や網戸などのオプションを追加したりすると、価格は上がります。正確な費用を知るためには、必ず複数のリフォーム会社から見積もりを取り、工事内容と費用内訳を比較検討することが不可欠です。

リクシル製品の値段

風除室の主要メーカーとして知られるLIXIL(リクシル)では、「ツインガードⅢ」という製品が人気です。この製品の大きな特徴は、デザイン性の高さと機能性の両立にあります。

特に注目すべきは、床にレールがなく、上からドアを吊り下げる「ノンレールタイプ(上吊り方式)」を選択できる点です。レールがないため、つまずきの心配がなく、ベビーカーや車椅子での通行もスムーズに行えます。また、レール部分に砂やホコリが溜まることがなく、掃除がしやすいというメリットもあります。

LIXIL「ツインガードⅢ」の値段は、設置するサイズや形状、選択するオプションによって大きく異なりますが、おおよその目安としては、工事費込みで30万円~60万円程度が中心価格帯となることが多いようです。例えば、シンプルなI型であれば比較的安価に、広い面積を囲うC型やオプションを多く追加する場合は高価になる傾向があります。

デザイン性やバリアフリーを重視する方にとって、LIXILの製品は有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

コメリでの風除室の値段とDIYキットの注意点

費用を抑えるために、コメリなどのホームセンターで販売されている風除室キットを使ってDIYで設置することを検討する方もいるかもしれません。確かに、業者に依頼するよりも材料費だけで済むため、初期費用を大幅に節約できる可能性があります。

しかし、風除室のDIY設置は専門的な知識と技術を要するため、あまりお勧めできません。風除室は広いガラス面を持つため、万が一の破損は大変危険です。また、建物の外壁にしっかりと固定する必要があり、施工が不十分だと強度不足から風で煽られたり、隙間ができて雨漏りの原因になったりする恐れがあります。

壁に対して水平・垂直を正確に出して設置するには高い精度が求められ、一人での作業は非常に困難です。結果的にうまく設置できず、プロにやり直しを依頼することになれば、かえって費用と手間がかかってしまいます。

安全性や耐久性、そして製品本来の性能を確実に引き出すためにも、風除室の設置は経験豊富なプロのリフォーム会社に依頼することを強く推奨します。

補助金は利用できるのか

風除室の後付けリフォームで、国や自治体の補助金制度を利用できる場合があります。ポイントとなるのは「断熱性能の向上」です。

風除室の設置は、玄関周りの断熱性を高める「断熱改修」の一環と見なされることがあり、省エネ関連のリフォーム支援事業の対象となる可能性があります。例えば、国が実施している「子育てエコホーム支援事業」や、より高い断熱性能が求められる「先進的窓リノベ2024事業」などが該当する可能性があります。

これらの制度は、開口部(窓やドア)の断熱改修に対して補助金を交付するもので、風除室が「外気に接する開口部」として認められるかが鍵となります。ただし、制度の要件は非常に細かく、対象となる製品の性能値などが定められています。

また、お住まいの自治体が独自にリフォーム補助金制度を設けている場合もあります。補助金制度は年度ごとに内容が変わったり、予算が上限に達し次第終了したりすることが多いため、検討を始めた段階で、リフォーム会社や自治体の窓口に最新の情報を確認することをお勧めします。

風除室を後付けするには確認申請が必要ですか?

風除室の後付けは、建物の床面積を増やす「増築」にあたるため、建築基準法に基づく「建築確認申請」が必要かどうかを事前に確認する必要があります。

結論から言うと、多くの場合、小規模な風除室の後付けでは確認申請は不要です。具体的には、その建物が「防火地域」または「準防火地域」に指定されておらず、かつ増築する面積が10平方メートル(約6畳)以下である場合には、原則として建築確認申請は必要ありません。

しかし、このルールには例外もあります。例えば、防火・準防火地域内での増築は、面積にかかわらず確認申請が必要です。また、自治体によっては独自の条例で基準を定めている場合もあります。

自分で判断するのは難しいため、必ずリフォームを依頼する施工業者に確認してもらうか、所在地の役所の建築指導課などに問い合わせることが大切です。法的な手続きを怠ると、後々トラブルの原因となる可能性があるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

風除室の後付けしておしゃれ計画!

この記事で解説してきた、おしゃれで機能的な風除室を後付けするための要点を以下にまとめます。

  • 風除室は冬の断熱・防雪だけでなく夏の暑さ対策にもなりうる
  • ただし夏場の快適性には換気窓や遮熱ガラスが不可欠
  • デメリットは設置コスト、夏場の熱こもり、ドア開閉の手間
  • おしゃれに見せるには外壁や既存サッシとの色合わせが基本
  • サッシの框の太さやデザインで印象が大きく変わる
  • 費用相場は形状により異なり約15万円から60万円以上
  • LIXIL製品はノンレール式などデザインと機能性が高い
  • DIYキットは存在するが安全性と確実性からプロへの依頼を推奨
  • 断熱改修として国の省エネ関連補助金の対象になる可能性がある
  • 自治体独自のリフォーム補助金も確認する価値がある
  • 建築確認申請は10㎡以下で防火地域等でなければ原則不要
  • ただし法的な手続きは必ず事前に業者や役所に確認する
  • バリアフリーを考えるなら上吊り式の引き戸がおすすめ
  • 後悔しないためには複数の業者から見積もりを取ることが大切
  • デザイン、機能性、予算のバランスを考えて総合的に判断する

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