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エアコンの内部クリーンが終わらない原因は故障?メーカー別の運転時間と正しい止め方を解説

2025年12月29日

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エアコンの内部クリーンが終わらない原因は故障?メーカー別の運転時間と正しい止め方を解説

こんにちは、e-MADOリフォーム代表の鈴木 優樹です。

冷房を消したはずなのに、エアコンの内部クリーンが 終わらない終わらない状況に遭遇すると、故障ではないかと不安になりますよね。特に夜中にエアコンが勝手に動く、消したのに止まらないといった現象は、音も気になりますし、エアコンの内部クリーンにかかる時間や内部クリーンにかかる電気代も心配になるものです。

また、ダイキンの内部クリーンでランプが点滅しているのを見て、どうすればいいか迷っている方も多いでしょう。

この記事では、内部クリーンの止め方や、なぜこれほど時間がかかるのかという仕組みについて、私の視点から分かりやすく解説します。読み終える頃には、その不安が解消されているはずです。

この記事のポイント

  • メーカーごとに異なる内部クリーンの正確な運転時間と仕組み
  • 故障と勘違いしやすいランプ点滅やリモコン表示の仕様
  • 内部クリーンを途中で止めるデメリットと電気代の目安
  • お手入れサインが出た時の正しいリセット方法と対処法

エアコンの内部クリーンが終わらない原因と対処法

エアコンの内部クリーンが終わらない原因と対処法

  • 冷房停止後にエアコンが勝手に動く理由とは
  • エアコンの内部クリーンに要する時間の目安
  • ダイキンの内部クリーンで緑のランプが点滅する意味
  • 水内部クリーンが終わらないと感じるほど長い仕様
  • シャープや日立でリモコンの表示が消えるケース
  • 内部クリーンの電気代はどれくらいかかるのか

冷房停止後にエアコンが勝手に動く理由とは

冷房や除湿を使っている最中、エアコンの室内機の中にある「熱交換器(アルミフィン)」は非常に冷たくなっています。ここに室内の暖かい空気が触れることで、空気が冷やされるのですが、その際に必ず「結露」が発生します。暑い日に冷たいビールやコーラをコップに注ぐと、外側に水滴がびっしりつきますよね。あれと同じことがエアコンの内部で起きているんです。

この水分をそのままにしてエアコンの電源を完全に切ってしまうと、密閉されたエアコンの内部は湿度が100%に近い状態が続きます。カビ(アスペルギルスやクラドスポリウム)にとって、これは最高の繁殖環境です。放置すれば、次にエアコンをつけた時にあのイヤな酸っぱい臭いが漂うことになります。

そこで、運転停止後にファンを回して「送風」したり、時には「弱暖房」で内部を加熱したりすることで、奥まった場所の水分まで徹底的に蒸発させているのが「内部クリーン」の正体です。

「電源を切ったのに止まらない」のではなく、「電源を切ったからこそ、エアコンが自分を長持ちさせるために必死に掃除をしている」と考えてください。私たち窓の専門家から見ても、結露対策は住まいの寿命を延ばす鍵です。エアコンも全く同じなんですよ。

ちなみに、窓の結露も放置するとサビやカビの原因になります。

エアコン内部の結露対策と同様に、お住まい全体の湿気管理に興味がある方は、こちらの窓の結露対策に関する詳細記事も併せてチェックしてみてください。住宅のプロとして、家全体の健康を守るヒントをまとめています。

エアコンの内部クリーンに要する時間の目安

多くのユーザーが「終わらない」と検索する最大の原因は、単純に「運転時間が予想より遥かに長い」ことにあります。昔の機種は送風だけで30分程度で終わるものが多かったのですが、最新の省エネ・高機能モデルは、カビ抑制効果を極限まで高めるために、非常に時間をかけるようになっています。

メーカー名標準的な運転時間主な動作内容
ダイキン90分〜120分ストリーマ放電 + 送風・暖房乾燥
パナソニック約120分ナノイーX + 加熱乾燥(2025年モデルは長時間化)
三菱電機約10分〜60分強めの弱暖房による急速加熱乾燥
日立約60分ヒートアタック(加熱) + 送風
シャープ20分〜120分プラズマクラスター照射 + 送風乾燥
富士通ゼネラル約100分送風主体の乾燥プロセス

このように、主要メーカーのほとんどが1時間から2時間程度の運転を標準としています。物理的に、複雑に入り組んだアルミフィンの隙間の水分を飛ばすには、これくらいの時間が必要なのです。

最近のパナソニック製品(2025年モデルなど)では、さらにカビ抑制を徹底するために120分設定が標準になるなど、業界全体として「時間はかかるがしっかり乾かす」方向へシフトしています。短時間で終わると思っていた方は、まずはこの「120分ルール」を正常な範囲として覚えておいてください。

ダイキンの内部クリーンで緑のランプが点滅する意味

ダイキンの内部クリーンで緑のランプが点滅する意味

ダイキンのエアコンをお使いの方から「ランプが点滅して止まらない」という相談をよく受けます。ここで大切なのは、ランプの状態を正しく見分けることです。通常、内部クリーンが正常に動いている間、室内機のランプ(内部クリーン・おそうじランプ)は「点灯」しています。しかし、緑色のランプが「点滅」している場合は、それは運転中ではありません。

この「点滅」は、エアコンからのメンテナンス通知、いわば「お手入れサイン」です。具体的には以下の2点が主な原因です。

1. ダストボックスのお掃除時期

自動お掃除機能がついている機種の場合、フィルターから回収したホコリがダストボックスに溜まったことを知らせています。これを放置すると、お掃除メカが正常に動かなくなるため、点滅で知らせてくれるのです。

2. ストリーマユニットのお手入れ

空気清浄機能を担うストリーマユニットが汚れている場合も点滅します。これらは物理的な掃除をした後に、リモコンで「サインリセット」の操作をしない限り、内部クリーンが終わっても一生点滅し続けます。

ユーザーの方は「点滅=動作中」と思い込み、終わるのを何時間も待ってしまうのですが、これは仕様上の「通知」なので待っても消えません。この勘違いが「内部クリーンが終わらない」という検索ワードの大きな要因になっています。掃除をしてリセットボタンを押す。これが解決の最短ルートです。

水内部クリーンが終わらないと感じるほど長い仕様

ダイキンの上位モデルに搭載されている「水内部クリーン」は、一般的な内部クリーンとは次元が異なるほど長時間動きます。この機能は、冷房運転で発生する結露水を意図的に大量に発生させ、その水で熱交換器の汚れを丸洗いし、その後に乾燥させるという贅沢な工程を含んでいるからです。

この全工程にかかる時間は、なんと最大290分(約5時間)です!

夜中の0時にエアコンを消したとしたら、終わるのは朝の5時。これでは「いつまで経っても止まらない、故障だ!」と驚くのも当然ですよね。しかし、これこそがダイキンが誇る最高峰の洗浄技術なんです。

水内部クリーンは、通常の内部クリーン(乾燥のみ)よりも高い洗浄効果がありますが、その分ファンが回る音や、乾燥時の「パキッ」というプラスチックの熱膨張音が長時間続くことがあります。故障ではありませんが、就寝時に気になる場合は、日中の不在時に手動で開始するなどの工夫が必要かもしれません。

(出典:ダイキン工業株式会社『【エアコン】内部クリーン運転とは?』

シャープや日立でリモコンの表示が消えるケース

「本体は風が出て動いているのに、リモコンの画面が真っ白で何も表示されていない」という状況も、ユーザーをパニックに陥れます。これは特にシャープや日立の機種でよく見られる仕様で、省エネ設計の一環です。

内部クリーンが開始されると、開始後1分ほどでリモコンの液晶画面がオフになる、あるいは「内部クリーン」の文字が消えてしまう機種があります。

メーカー側の意図としては「エアコンのメイン運転は停止したので、リモコンの表示も消して電池を節約しよう」という親切設計なのですが、これが裏目に出ています。ユーザーは手元のリモコンを見て「電源は切れている」と判断するのに、目の前のエアコン本体は元気に動いている。この視覚的な乖離が「勝手に動いている=制御不能」という恐怖に繋がるのです。

この場合も、見るべきはリモコンではなく「本体のランプ」です。運転ランプが点灯していれば、それは予約された内部クリーンを忠実にこなしているだけ。リモコンの表示が消えていても、内部クリーンが完了すれば本体も静かに停止しますので、心配せずにそのままにしておいて大丈夫ですよ。

内部クリーンの電気代はどれくらいかかるのか

「こんなに毎日2時間も3時間も動かして、電気代は大丈夫なの?」というのも切実な悩みですよね。窓のリフォームで省エネを推進している私としても、ここはハッキリさせておきたいポイントです。結論から言うと、内部クリーンの電気代は驚くほど安いです。

内部クリーン中の消費電力は、主にファンの回転(送風)と、ごく微弱な暖房(加熱)に使われます。

  • 送風のみの場合:1回あたり1円未満
  • 加熱乾燥を行う場合:1回あたり約2円〜5円程度

毎日1回フルで使ったとしても、1ヶ月でわずか60円〜150円程度です。これを高いと感じるか安いと感じるかですが、プロの視点では「激安の保険」だと言えます。

もし内部クリーンを使わずに放置してカビがビッシリ生えてしまった場合、業者によるエアコンクリーニングを頼むと、1台あたり10,000円〜15,000円ほどかかります。

さらに、カビが原因で冷房効率が落ちれば、日々の電気代も跳ね上がります。

内部クリーンをしっかり行うことは、実は最も手軽で確実な節約術なんですよ。家全体の省エネに関心がある方は、断熱リフォームで光熱費を抑えるポイントについての記事もぜひ読んでみてください。エアコンだけに頼らない快適な住まいの作り方がわかります。

エアコンの内部クリーンが終わらない時の止め方と注意

エアコンの内部クリーンが終わらない時の止め方と注意

  • カビを防止するために運転を継続すべき理由
  • 内部クリーンの止め方と強制停止する際の操作
  • ダストボックスの掃除サインでランプが点滅する時
  • フィルター掃除ユニットの異常や故障が疑われる場合

カビを防止するために運転を継続すべき理由

具体的な止め方の前に、これだけは知っておいてください。「内部クリーンを途中で止めるのは、カビを増殖させるリスクがある」ということです。内部クリーンは、いわばお風呂上がりに換気扇を回している状態と同じです。お風呂がまだ濡れているのに換気扇を止めてドアを閉めたらどうなるか……想像がつきますよね。

特に、加熱乾燥の途中で止めてしまうのが一番怖いです。内部が温まった状態で水分が残ると、カビにとってはサウナ状態になり、増殖を加速させてしまう恐れがあります。一度始まってしまったら、できる限り最後まで完遂させてあげるのが、エアコンの健康にとっても、そこに住む皆さんの健康にとっても一番良い選択です。内部クリーンを完了させることは、酸っぱい臭いの発生を防ぐ唯一の自動防衛手段なのです。

内部クリーンの止め方と強制停止する際の操作

どうしても止めたい場合は、無理にコンセントを抜いたりブレーカーを落としたりしてはいけません。電子基板に負荷がかかり、本当の故障を招く恐れがあります。正しい手順は以下の通りです。

強制停止のステップ

1. リモコンの「停止」ボタンを押す(すでに停止しているように見えても、もう一度押す)

2. 機種によっては「停止」ボタンを2回連続で押す必要がある

3. それでも止まらない場合は「機能/設定」メニューから内部クリーンを一時的に「切」にする

基本的にはリモコンの停止ボタンでキャンセルが可能です。もし、毎回内部クリーンが始まるのが煩わしいという場合は、設定メニューから「自動内部クリーン」をオフに設定することもできます。ただし、その場合は週に一度は手動で内部クリーンを実行するか、晴れた日に2時間ほど送風運転を行うなど、自分でメンテナンスする覚悟が必要です。窓の専門家としては、自動設定は「オン」のままにして、家全体の通気を良くしておくことを強く推奨します。

ダストボックスの掃除サインでランプが点滅する時

ダイキンなどのエアコンで、内部クリーンが終わってもランプが点滅し続けている場合、それは「掃除したふり」をしても見抜かれます。多くの人が「ダストボックスを一度外して、すぐ戻せば消えるだろう」と考えますが、最近のエアコンはそんなに甘くありません。

点滅を消すための正しい手順は以下の通りです。

まず、前面パネルを開けてダストボックスを取り出し、溜まったホコリを掃除機で吸い取るか、水洗いして完全に乾かします。その後、ボックスをカチッと音がするまで確実にセットしてください。これだけではランプは消えません。最後に、リモコンにある「サインリセット」ボタンを、エアコン本体に向けて押してください。ボタンが小さい場合は、爪楊枝などで押す必要がある機種もあります。

これをしないと、エアコン側は「掃除が終わった」と認識できず、ずっと警告(点滅)を出し続けます。「内部クリーンが終わらない」と悩む方の一定数は、実はこの「リセットボタンの押し忘れ」が原因です。一度試してみてください、驚くほどあっさり解決するはずですよ。

フィルター掃除ユニットの異常や故障が疑われる場合

もし、内部クリーンが3時間も5時間も(ダイキンの水内部クリーン以外で)続き、かつエアコン本体から「カタカタ」「ギギギ」といった異音が聞こえる場合は、物理的なトラブルの可能性があります。特にお掃除機能付きエアコンで多いのが、お掃除ブラシやユニットの「脱線」です。

フィルターが少し浮いた状態で取り付けられていたり、純正以外のフィルターを使っていたりすると、掃除ユニットが途中で引っかかり、元の位置に戻れなくなります。エアコンはユニットを元の位置に戻そうとして何度も往復を試みるため、いつまでも運転が終わらない状態に陥ります。

こんな時は修理を検討

  • 全てのランプが同時に激しく点滅している(エラーコードの表示)
  • 焦げたような臭いがする、または異様に大きな音がする
  • 数日経っても、何をしても内部クリーンが止まらない

このような場合は、お買い上げの販売店やメーカーサポートに連絡してください。ご自身で内部を分解しようとすると、精密なセンサーを壊してしまう可能性が高いです。

エアコンの内部クリーンが終わらない時の解決策まとめ

長々とお話ししてきましたが、エアコンの内部クリーンが終わらない現象の9割は、故障ではなく「正常なメンテナンス動作」です。現代のエアコンは、私たちが想像する以上に賢く、そして丁寧に自分自身の内部を守ろうとしています。

特に「水内部クリーン」のような長時間運転や、ランプの点滅、リモコン表示の消灯といった仕様を正しく理解することで、余計な不安を感じずに済むようになります。

窓のリフォーム現場でも「最新の設備は使い方が難しい」という声をよく聞きますが、仕組みさえ分かればこれほど心強い味方はありません。内部クリーンは、わずか数円の電気代で、あなたの家の空気を清潔に保ち、エアコンの寿命を延ばしてくれる素晴らしい機能です。ぜひ、途中で止めずに最後まで見守ってあげてくださいね。

本日の重要チェックポイント

  • 内部クリーンは通常1〜2時間、長いと5時間かかることもある
  • ダイキンの緑点滅は「お掃除サイン」なのでリセットボタンが必要
  • リモコンが消えていても、本体ランプがついていれば正常運転中
  • 途中で止めるのはカビのリスクが高まるため、極力避ける

正確なエラー診断や詳細な操作方法については、必ず各メーカーの公式サイトをご確認ください。もし、エアコンの効きをさらに良くしたい、冬の結露を根本から解決したいとお考えなら、窓の断熱リフォームも非常に有効な手段です。

お困りの際は、いつでもe-MADOリフォームまでご相談ください。快適で省エネな暮らしを、一緒に実現していきましょう!

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  • この記事を書いた人

鈴木 優樹

13年間で累計1万台以上のエアコン設置に携わってきた空調工事の専門家です。数多くの現場を経験する中で、快適な住まいにはエアコンだけでなく「窓の断熱性」が欠かせないと実感しました。地元・千葉で培った知識と経験を活かし、快適な暮らしに役立つ断熱の本質をわかりやすく発信しています。

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