冬の訪れとともに、アパートでの一人暮らしで寒さ対策にお悩みではありませんか。
特に夜間の冷え込みが厳しくなると、暖房をつけてもなかなか部屋が温まらず、ストレスを感じることも少なくありません。なぜアパートは寒いのか、その原因や理由を正しく知ることは、効率的で快適な生活への第一歩です。また、構造上の違いから「アパートの1階と2階ではどちらが寒いですか」と疑問に思う方も多いですが、それぞれの階層特有の特徴を理解すれば、より適切な対処が可能になります。
この記事では、1階と2階の寒さ対策の違いや、予算が限られている学生や新社会人の方でも実践しやすい、お金をかけずに暖かくする方法はあるのかという点についても詳しく触れていきます。
さらに、隙間風が多い築年数の古いアパートでもできる寒さ対策7選や、一人暮らしのフローリングが寒いならニトリなどの身近なアイテムを活用して底冷えを防ぐアイデア、ワンルームの仕切りを使った冷気遮断術もご紹介します。
意外と見落としがちな玄関ドアや廊下の寒さ対策から、電気代を抑えつつ効率よく部屋を暖めるおすすめ家電まで幅広くカバーしました。
賃貸でもできる寒い部屋を暖かくする工夫は数多くありますので、本格的な断熱リフォームを目指す方には、原状回復が可能で効果の高い賃貸でもできる内窓のカバー工法といった選択肢も含めて解説します。寒さ知らずの快適な冬を過ごすためのヒントを持ち帰ってください。
目次
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アパートでの一人暮らしの寒さ対策と原因を解説
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- なぜアパートは寒いのか?原因や理由
- アパートの1階と2階ではどちらが寒いですか?
- 1階と2階の寒さ対策
- 賃貸でもできる寒い部屋を暖かくする工夫は?
- お金をかけずに暖かくする方法は?
- ワンルームの仕切りを活用して冷気を防ぐ
なぜアパートは寒いのか?原因や理由を解説
冬になるとアパートの室内が急速に冷え込むのには、建物の構造や材質に起因する明確な理由があります。
多くのアパート、特に木造や軽量鉄骨造の物件は、鉄筋コンクリート造のマンションと比較して気密性が低く設計されている傾向があります。通気性が良いということは、夏場は湿気がこもりにくい反面、冬場は外の冷たい空気が室内に侵入しやすく、暖房で温めた空気が隙間から逃げやすい状態であることを意味します。
また、壁や天井に入っている断熱材の厚みや性能が十分でないケースも少なくありません。特に1980年以前に建てられたような築年数が経過した物件では、現在の省エネ基準(断熱等級など)を満たしていないことも多く、外気温の影響をダイレクトに受けてしまいます。しかし、最大の原因は「窓」にあります。
主な寒さの原因
- 窓からの熱流出:冬の暖房時に、室内の熱の約58%は「窓などの開口部」から逃げていくと言われています。一般的なアパートで採用されているアルミサッシと単板ガラス(一枚ガラス)の組み合わせは熱伝導率が非常に高く、外の冷気を室内に伝えやすい最大の要因です。(出典:一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会「省エネ建材で、快適な家、健康な家」)
- 換気扇や隙間からの冷気:2003年以降の建物に義務付けられた24時間換気システムや、建具の経年劣化による隙間から入る「隙間風」が、足元を冷やす原因となります。
アパートの1階と2階ではどちらが寒いですか?
一般的に、アパートでは1階の方が寒いと言われています。これには「底冷え」と呼ばれる現象が大きく関係しています。1階の床下は地面に近く、基礎部分の通気口から入る冷たい外気が床板を直接冷やすため、足元から深々と冷えてくる感覚が強くなります。特にフローリングの部屋では、冷たさが足裏を通じて体温を奪っていくため、体感温度は実際の室温以上に低く感じられるでしょう。
一方で、暖かい空気は上へ移動する性質があるため、2階の部屋は1階に比べて室温が下がりにくい傾向にあります。日当たりが良い場合、屋根やベランダからの日射熱も得やすいでしょう。
ただし、2階が全く寒くないわけではありません。断熱性能が低い屋根からの冷気が天井を通して伝わってくる場合や、1階の玄関ホールや階段スペースから冷たい空気が「煙突効果」で上がってくる場合もあり、条件によっては寒さを感じることもあります。
1階は「地面からの冷気」、2階は「屋根や窓からの冷気」と、寒さの侵入ルートが異なります。ご自身の部屋の階数に合わせて対策の優先順位を変えるのがポイントですよ。
1階と2階の寒さ対策
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階数によって冷えのメカニズムが異なるため、重点的に行うべき対策も変わってきます。それぞれの階に特化したアプローチを行うことで、効率よく快適な室温を保つことができます。無駄な暖房費を抑えるためにも、弱点を補強する対策を行いましょう。
| 階数 | 寒さの特徴 | 優先すべき対策 |
|---|---|---|
| 1階 | 床下からの強烈な底冷え 防犯シャッター使用時の断熱効果への期待(限定的) 地面に近いことによる放射冷却 |
|
| 2階 | 窓や屋根からの冷気侵入 下階からの冷たい上昇気流 暖気が天井付近に滞留する温度ムラ |
|
1階にお住まいの方は、とにかく床の断熱を最優先してください。カーペットの下に断熱シートを一枚挟むだけでも、体感温度は大きく変わります。
2階の方は、天井付近に溜まった暖かい空気を撹拌することで、足元の寒さを解消しやすくなります。
賃貸でもできる寒い部屋を暖かくする工夫は?
賃貸物件では「原状回復義務」があるため、壁に穴を開けたり、強力な接着剤を使ったりする大掛かりなリフォームは難しいのが現実です。しかし、部屋を傷つけずに断熱性を高める工夫はたくさんあります。ポイントは「貼って剥がせる」アイテムや「置くだけ」のグッズを駆使することです。
まずおすすめなのが、「窓の断熱強化」です。窓枠にマスキングテープを貼り、その上から強力な両面テープを貼る「マスキングテープ工法」を使えば、断熱シートやプラスチックダンボール(プラダン)を設置しても、退去時にテープごと剥がすだけできれいな状態に戻せます。
また、サッシのレール部分に溜まる冷気を防ぐための「隙間テープ」も有効です。これらは100円ショップやホームセンターで手軽に入手でき、コストパフォーマンスに優れています。
マスキングテープ活用のコツ
粘着力の強い両面テープを直接サッシや木枠に貼ると、糊残りが生じたり塗装が剥がれたりする可能性があります。必ず下地にマスキングテープを貼って保護してから、対策グッズを取り付けるようにしましょう。
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お金をかけずに暖かくする方法は?
暖房器具を買い足したり、高価な断熱材を買ったりせずとも、身近なものを活用して暖かさを確保する方法はあります。まずは今ある環境を見直してみましょう。少しの工夫で体感温度は上げられます。
- カーテンの掛け方を工夫する:カーテンの裾を床につくくらいの長さに調節する(アジャスターフックで下げる)、あるいはフックの位置を下げてカーテンレール上部の隙間を布やタオルで塞ぐことで、窓からの冷気(コールドドラフト)を遮断できます。
- 段ボールを活用する:見た目は少し気になりますが、窓際やベッドと壁の間に段ボールを立てかけるだけで、簡易的な断熱壁として機能します。段ボールの内部にある空気層が断熱材の役割を果たします。
- 着衣を工夫する(着る毛布など):部屋全体を暖めるのではなく、身体そのものを保温する「着る毛布」や厚手の靴下、ネックウォーマーを活用すれば、暖房設定温度を下げても快適に過ごせます。「首」「手首」「足首」の3つの首を温めるのが効果的です。
- 湿度を上げる:体感温度は湿度が上がると高く感じられます。湿度が低いと汗が蒸発しやすく体温を奪いますが、湿度を上げることでこれを防げます。洗濯物を室内に干したり、お湯を沸かしたりして加湿を心がけましょう。(出典:環境省「WARM BIZ(ウォームビズ)とは」)
ワンルームの仕切りを活用して冷気を防ぐ
ワンルームや1Kのアパートでは、玄関を開けるとすぐにキッチンや居室という間取りが多く見られます。この場合、玄関ドアの隙間や郵便受けから入ってくる外気がダイレクトに部屋へ流れ込み、室温を一気に下げてしまいます。また、暖房で温めた空気が玄関や廊下へ逃げてしまうロスも大きいです。
この問題を解決するには、玄関と居室の間に「仕切り」を作ることが最も効果的です。突っ張り棒を使って、床まで届く長めのカーテンやロールスクリーンを設置しましょう。これだけで冷気の侵入を物理的にブロックでき、暖房効率が格段に向上します。ビニール製のシャワーカーテンなどを使えば、視線を遮りつつ断熱効果も期待できます。
注意点
薄手のレースカーテンでは冷気を防ぎきれません。厚手のドレープカーテンや、断熱機能付きの間仕切りカーテン(ハトメカーテンなど)を選ぶのがポイントです。裾が床に触れるくらいの長さにして、足元の隙間風を防ぎましょう。
アパートでの一人暮らしの寒さ対策【場所別で実践する】
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- 玄関ドアや廊下の寒さ対策
- 一人暮らしのフローリングが寒いならニトリで解決
- 賃貸でもできる内窓のカバー工法
- 古いアパートでもできる寒さ対策7選
- 寒さ対策に役立つおすすめ家電
- よくある質問(FAQ)をわかりやすく解説
玄関ドアや廊下の寒さ対策
アパートの玄関ドアは金属製(スチールなど)であることが多く、断熱材が入っていない場合、外気の影響で氷のように冷たくなります。ここからの「冷輻射(れいふくしゃ)」が廊下や部屋全体を冷やす大きな要因です。
対策としては、玄関ドアの内側にマグネットで取り付けられる断熱シートを貼る方法があります。これにより、金属部分の冷たさが室内に伝わるのを防げます。
また、意外と見落としがちなのが「ドアポスト」と「ドア下の隙間」です。ポストには内側からテープやプラスチック板で目張りをして冷気を防ぎ、ドア下には差し込むタイプの隙間風ストッパーを設置することで、廊下の冷え込みを大幅に軽減できます。
一人暮らしのフローリングが寒いならニトリで解決
フローリングの冷たさは、スリッパを履いていても足元から体温を奪っていきます。そんな時は、ニトリなどのインテリアショップで手に入る機能性アイテムを活用するのがおすすめです。安価で効果的な商品が揃っています。
ニトリの「Nウォーム」シリーズなどの吸湿発熱素材を使ったラグは、座っているだけでじんわりと暖かく、底冷え対策に最適です。また、コルクマットやジョイントマットを敷き詰めるのも効果的です。
これらは空気の層を含んでいるため断熱性が高く、クッション性もあるため防音対策にもなります。
おすすめの組み合わせ
「アルミ断熱シート(銀色の面を下に)」+「ホットカーペット」+「厚手のラグ」
この3層構造にすれば、床からの冷気をほぼ完全にシャットアウトでき、まるでこたつに入っているような暖かさを実現できます。
賃貸でもできる内窓のカバー工法
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「窓際がどうしても寒い」「結露がひどい」という場合、最も効果が高いのは二重窓(内窓)の設置です。窓と窓の間に空気の層を作ることで、断熱性能を飛躍的に向上させます。しかし、賃貸では工事ができないと諦めていませんか。
実は、賃貸物件でも設置可能な「内窓キット」がホームセンターやネット通販で販売されています。これは既存の窓枠にあるレールを利用したり、突っ張り式のフレームを使ったりして設置するもので、壁にネジ穴を開ける必要がありません。ガラスの代わりにポリカーボネート板などを使用するため軽量で、女性一人でも組み立てられる製品も存在します。
さらに本格的な対策としては、専門業者が扱う「賃貸内窓」サービスもあります。
これは既存のビス穴を利用して原状回復可能な状態で、YKK APの「マドリモ」やLIXILの「インプラス」といった高性能な内窓を取り付ける工法です。断熱だけでなく防音効果も同時に得られるため、道路沿いのアパートなどにお住まいの方には特におすすめです。
古いアパートでもできる寒さ対策7選
築年数が経過した木造アパートや軽量鉄骨造の物件は、どうしても気密性が低く、窓や壁の断熱性能も現代の基準には及びません。しかし、「古いから仕方がない」と諦める必要はありません。隙間を塞ぎ、冷気の通り道を遮断することで、部屋の体感温度は劇的に向上します。
ここでは、特別な工事を必要とせず、ホームセンターや100円ショップで手に入るアイテムを使って、誰でもすぐに実践できる7つの対策を詳しく解説します。
これらを単独で行うのではなく、複数組み合わせることで相乗効果が生まれ、暖房効率が格段にアップします。
窓に「窓用プチプチ(気泡緩衝材)」を貼る
梱包用のプチプチでも代用可能ですが、できればホームセンターなどで売られている「窓用断熱シート(3層構造など)」の使用をおすすめします。これらは空気の層を保持する力が強く、紫外線をカットする加工が施されているものも多いため長持ちします。
貼る際のポイントは、「凸面を窓ガラス側に向ける」ことです。これによりガラスとシートの間にさらなる空気層が生まれ、断熱効果が高まります。また、「水で貼れるタイプ」を選べば、退去時に糊残りを気にせずきれいに剥がせます。見た目を気にする方は、レース柄やモザイク柄などのデザインシートを選ぶと良いでしょう。
サッシ枠(金属部分)に断熱テープを貼る
窓ガラスだけでなく、窓枠の「アルミサッシ」も寒さの大きな原因です。アルミニウムは熱伝導率が高く、外の冷気をそのまま室内に伝えてしまいます(ヒートブリッジ現象)。
この冷え切ったサッシ枠に、発泡ポリエチレン製などの「サッシ用断熱テープ」を貼ることで、熱の移動をブロックできます。枠の冷たさが和らぐため、サッシ表面の結露発生を抑制する効果も期待できます。貼る前には、前述の通りマスキングテープを下地に仕込んでおくと安心です。
換気扇に専用カバーやフィルターを付ける
古いアパートのキッチンやトイレの換気扇は、プロペラファンがむき出しで、外と筒抜けになっているタイプ(直接排気)が少なくありません。換気扇を回していない時は、ここから冷気が容赦なく吹き込んできます。
100円ショップなどで販売されている「換気扇用フィルターカバー」を取り付けるだけでも、風の勢いを弱める緩衝材になります。また、室内の給気口(通気口)が開けっ放しになっている場合は、換気が必要な時以外は閉じるか、専用のフィルターを貼って冷気の流入量を調整しましょう。
厚手の遮光・断熱カーテンに変える
カーテンは「厚み」と「密度」が命です。生地の目が詰まった「遮光1級」や「完全遮光」のカーテンは、光だけでなく空気の移動も遮断します。さらに効果を高めるなら、裏地が付いた2重構造のカーテンを選びましょう。
また、カーテンと壁の隙間をなくすことも重要です。カーテンの両端を壁側に折り込んで画鋲やフックで固定する「リターン仕様」を真似るだけでも、横からの隙間風を大幅にカットできます。
カーテンライナーを追加する
既存のカーテンの内側(窓側)に、ビニール製の「断熱カーテンライナー」を取り付ける方法は、コストパフォーマンス最強の対策の一つです。S字フックを使ってカーテンレールに吊るすだけで、窓と部屋の間に強力な空気の壁を作ります。
最大のコツは、「裾(すそ)を床に10〜15cmほど垂らす(引きずる)長さにする」ことです。見た目は少し悪くなりますが、これにより冷たい空気が床を這って部屋に広がる「コールドドラフト現象」を物理的にシャットアウトできます。
家具の配置を変えて冷気を避ける
ベッドやソファなどの長時間過ごす家具が、窓際に置かれていませんか? 窓際は最も温度変化が激しい場所です。これらを窓から離し、可能な限り内壁(隣の部屋に面している壁など)側に移動させましょう。
もし部屋の広さの都合で窓際に置かざるを得ない場合は、窓とベッドの間に背の高い家具(本棚やパーテーション)を置くか、厚手のボードを立てかけて冷気の直撃を防ぐバリケードを作ってください。
加湿器を稼働させて体感温度を上げる
人間の体感温度は湿度に大きく左右されます。同じ室温20℃でも、湿度が30%の状態より50〜60%の状態の方が暖かく感じられます。乾燥した空気は汗の蒸発を促し、気化熱で体温を奪ってしまうからです。
加湿器を使って湿度を適正に保つことは、暖かさを感じるだけでなく、冬場に流行するウイルスの活動を抑える効果もあります。加湿器がない場合は、濡れタオルを部屋に干すだけでも効果があります。
古いアパートでの加湿の注意点
断熱性の低い部屋で過度な加湿(湿度70%以上など)を行うと、冷えた窓や北側の壁で激しい結露が発生し、カビの原因になります。湿度計を設置し、40〜60%を目安にコントロールしましょう。
寒さ対策に役立つおすすめ家電
アパートの一人暮らしでは、電気代を抑えつつ効率的に暖を取りたいものです。エアコンだけでは足元が温まらない場合に併用したい、おすすめの家電をご紹介します。
| 家電の種類 | 特徴・メリット | おすすめの使い道 |
|---|---|---|
| 電気毛布 | 電気代が非常に安い(1時間あたり約1円〜) 直接体を温められる即暖性 | 就寝前のベッドや、ソファでのくつろぎタイムに。ひざ掛けとしても優秀です。 |
| こたつ | 一度入ると出られない暖かさ エアコンより消費電力が低い傾向 | 部屋の中心で暖を取りたい時に。オフシーズンはローテーブルとして活用可能。 |
| セラミックファンヒーター | スイッチオンですぐに温風が出る コンパクトで持ち運びやすい | 脱衣所やキッチン、トイレなど狭い場所のスポット暖房に最適です。 |
| サーキュレーター | 天井に溜まった暖気を循環させる エアコン効率を上げる | エアコンと併用し、天井に向けて風を送ることで部屋の温度ムラをなくします。 |
特に電気毛布はコストパフォーマンスが抜群です。「着るタイプ」の電気毛布を選べば、部屋の中を移動しながら常に暖かさを感じることができ、暖房費の節約に大きく貢献します。
よくある質問(FAQ)をわかりやすく解説
最後に、アパートの一人暮らしにおける寒さ対策で、多くの方が疑問に感じるポイントをQ&A形式でまとめました。疑問を解消して、安心して対策に取り組みましょう。
Q. 100円ショップの断熱シートでも本当に効果はありますか?
- A. はい、正しく使えば十分な効果が期待できます。
もちろん、ホームセンターで販売されている厚手の専用品に比べると断熱性能は劣る場合がありますが、ガラスに何も貼っていない状態と比較すれば、冷気の侵入を大幅に軽減できます。
効果を高めるポイントは、薄いシートであれば「2枚重ねて貼る」ことや、ガラス面だけでなく「サッシ枠(金属部分)まで覆うように貼る」ことです。まずは手軽な100均グッズから試してみて、さらに効果を求めたい場合に高機能な製品へステップアップするのも賢い方法です。
Q. 寒さ対策をしたら、窓の結露がひどくなった気がします。
- A. 部屋の気密性が高まったことで、湿気が逃げにくくなっている可能性があります。
隙間風を防ぐと暖かくなる一方で、室内に湿気がこもりやすくなります。結露を防ぐには、以下の対策を併用してください。
- こまめな換気:1時間に1回、5分程度窓を開けて空気を入れ替える。
- 除湿剤の設置:窓際やカーテンの陰に置くタイプの除湿剤を活用する。
- 結露吸水テープの使用:窓ガラスの下部に貼り、垂れてくる水滴をキャッチする。
また、石油ストーブやガスファンヒーターは燃焼時に水蒸気を発生させるため、結露の原因になりやすい暖房器具です。結露が気になる場合は、エアコンやオイルヒーターなど、水蒸気を出さない暖房器具への切り替えを検討しましょう。
Q. エアコンと電気ストーブ、電気代を節約できるのはどちらですか?
- A. 用途と使用時間によって異なりますが、部屋全体を暖めるなら「エアコン」の方が省エネです。
エアコンは設定温度に達するまでは電力を消費しますが、一度温まると少ない電力で温度を維持できるヒートポンプ技術が使われています。一方、電気ストーブやセラミックファンヒーターは常に一定の電力を消費し続けるため、長時間使用すると電気代が高くなる傾向にあります。
賢い使い分けの例
- エアコン:リビングなど部屋全体を長時間暖める時に使用。
- 電気ストーブ:帰宅直後の冷えた身体を温める時や、脱衣所での短時間使用、足元だけのスポット暖房として使用。
Q. 賃貸で貼ったテープが剥がれなくなったらどうすればいいですか?
- A. 無理に剥がそうとせず、ドライヤーや専用の剥がし液を使いましょう。
長期間貼ったテープや断熱シートは、糊が固着して剥がれにくくなることがあります。無理に爪でカリカリと削ると、サッシや建具を傷つけてしまい、退去時に修繕費用を請求される恐れがあります。
ドライヤーの温風を当てて糊を柔らかくしてからゆっくり剥がすか、市販の「シール剥がし液」を浸透させて除去する方法が安全です。貼る前に必ず「マスキングテープ」を下地に貼っておく予防策を忘れないようにしてください。
アパートの一人暮らしは寒さ対策で快適に過ごそう
- アパートが寒い主な原因は気密性の低さと、熱の58%が逃げる窓からの熱流出
- 1階は床からの底冷え対策、2階は窓対策とサーキュレーターでの空気循環が重要
- 賃貸でもマスキングテープを下地にすれば、跡を残さず断熱シートやプラダンが貼れる
- お金をかけずにカーテンの裾を長く調整したり、段ボールを窓際に置くだけでも効果あり
- ワンルームは玄関と居室の間に突っ張り棒で厚手の仕切りカーテンを設置し冷気を遮断
- 金属製の玄関ドアにはマグネット式の断熱シート、ポストやドア下には隙間テープを活用
- フローリングにはアルミシート、ホットカーペット、厚手ラグの3層構造が最強の防寒
- ニトリのNウォームなど吸湿発熱素材を活用して、電気代を抑えつつ暖かく過ごす
- 本格的な対策には、原状回復可能な「内窓キット」や専門業者の賃貸向け内窓を検討
- 古いアパートではプチプチ、隙間テープ、換気扇カバーなど小さな対策を積み重ねる
- 電気毛布やこたつなどの省エネ家電をエアコンと併用し、効率的に体を温める
- 加湿器で湿度を40〜60%に保ち、体感温度を上げて快適性をアップさせる
- 自分の部屋の弱点(窓、床、隙間)を見極め、ライフスタイルに合った対策を組み合わせる