カインズの内窓リフォームを検討する際、実際の評判や口コミは非常に気になるところです。
カインズリフォーム全体の評判はもちろん、具体的な内窓の種類や、リフォームの価格が相場と比較して本当に安いのか、といった点は事前に把握しておきたいものです。また、DIYで設置できる内窓キットとの違いや、メリットだけでなくデメリット、クレームは多いのかといった実情も知りたいと考える方は少なくないでしょう。
この記事では、カインズの内窓に関する評判を徹底的に掘り下げます。住宅省エネ2025キャンペーンをはじめとするカインズの内窓リフォームの補助金制度、カインズの内窓ポイント、そして万が一の際の補償や保証内容についても詳しく解説します。カインズのホームの内窓に関するブログや口コミを参考にしつつ、よくある質問にも答えながら、カインズのリフォームが向いてる人はどんな人なのかを明らかにしていきます。
目次
カインズの内窓の評判|価格や種類を徹底解説
- カインズリフォームの評判とブログや口コミ
- リフォームの価格は安い?相場と比較
- カインズで取り扱っている内窓の種類
- DIYできる内窓キットとの違い
- カインズの内窓リフォームのメリット
- デメリットとクレームは多い?
カインズリフォームの評判とブログや口コミ
カインズの内窓リフォームを検討する上で、実際にサービスを利用した人の声は最も参考になる情報源の一つです。各種アンケート調査やブログなどの口コミを総合すると、カインズのリフォームには良い評価と注意すべき点の両方が見受けられます。
良い評判としては、「店舗で気軽に相談できる」「担当者の対応が丁寧だった」「個人店より安く済んだ」といった声が多く挙がっています。特に、ホームセンターならではの入りやすさや、買い物ついでにリフォームの相談ができる手軽さは、大きな魅力となっているようです。また、網戸の張り替えのような小さな工事でも快く引き受けてくれる点も評価されています。
一方で、「下請けの工事業者によって対応や技術に差がある」「担当者の知識が十分でなかった」「見積もりから工事までの期間が長かった」といった厳しい意見も存在します。カインズが直接施工するのではなく、提携している下請け業者が工事を行うため、担当する職人によって満足度が左右される可能性がある点は、事前に理解しておく必要があります。
これらの評判から、カインズのリフォームは、手軽さや価格面でメリットがある一方、担当者や施工業者との相性が満足度を大きく左右する傾向にあると考えられます。
リフォームの価格は安い?相場と比較
カインズの内窓リフォームが価格面で魅力的かどうかは、多くの方が関心を持つポイントです。特に注目すべきは、カインズ独自の価格設定にあります。
最大の特色は、「3窓以上の同時施工で工事費が無料になる」という点です。内窓リフォームは複数の窓を一度に行うことで断熱効果が高まるため、この料金体系は非常に合理的で、利用者にとって大きなメリットとなります。
窓の数 | 施工工事費(税込) |
1窓 | 15,000円 |
2窓 | 22,000円 |
3窓以上 | 無料 |
この表からも分かる通り、1窓や2窓の場合は標準的な工事費がかかりますが、3窓以上をまとめて依頼すれば工事費が一切かからず、製品代だけでリフォームが可能です。家全体の断熱性向上を考えている方にとっては、他のリフォーム会社と比較しても総額をかなり抑えられる可能性があります。
ただし、製品自体の価格が他社より常に安いとは限りません。最終的な総額で比較検討するためにも、複数の会社から見積もりを取ることが賢明な選択と言えます。
カインズで取り扱っている内窓の種類
カインズでは、内窓の主要メーカーであるLIXILとYKK APの代表的な製品を取り扱っており、利用者は実績と信頼性の高い2つの選択肢から選ぶことができます。
1. LIXIL「インプラス」
「インプラス」は、内窓市場でトップクラスの販売実績を誇る製品です。その最大の魅力は、高い人気と出荷量に支えられたコストパフォーマンスの高さにあります。基本的な断熱・防音性能をしっかりと備えながら、比較的安価に設置できるため、多くの方に選ばれています。また、汚れが付着しにくい「ダストバリア」機能や、豊富なカラーバリエーションも特徴です。
2. YKK AP「プラマードU」
「プラマードU」もインプラスと並んで非常に知名度が高く、機能性と価格のバランスに優れた製品です。特に耐風圧性の高さなど、構造的な堅牢さに定評があります。樹脂フレームによる高い断熱・気密性を持ち、結露抑制や冷暖房効率の向上に大きく貢献します。
項目 | LIXIL インプラス | YKK AP プラマードU |
特徴 | 販売出荷数No.1、価格が安い、ダストバリア機能 | 機能性と価格のバランスが良い、耐風圧性が高い |
効果 | 断熱、遮熱、防音、結露抑制、UVカット、防犯 | 断熱、遮熱、防音、結露抑制、UVカット、防犯 |
素材 | 樹脂フレーム | 樹脂フレーム |
カラー | 6色+リノベーション用4色 | 6色 |
断熱性 | H-5等級 | H-5等級 |
気密性 | A-4等級 | A-4等級 |
遮音性 | T-4等級 | T-4等級 |
どちらの製品も基本的な性能は非常に高く、国の補助金制度の対象にもなっています。最終的にはデザインの好みや細かな機能性の違い、そして見積もり価格を比較して、ご自身の住まいに合った方を選ぶとよいでしょう。
DIYできる内窓キットとの違い
カインズでは、プロが施工する本格的な内窓リフォームの他に、自分で取り付けができる「内窓フレームキット」も販売されています。リフォーム費用を少しでも抑えたいと考える方にとって、DIYキットは魅力的な選択肢に映るかもしれません。しかし、両者には明確な違いがあるため、それを理解した上で選択することが大切です。
最も大きな違いは、「断熱性」「気密性」「防音性」といった基本性能です。LIXILのインプラスのようなプロが施工する製品は、精密に設計された樹脂フレームと複層ガラスなど高性能なガラスを組み合わせることで、非常に高い性能を発揮します。サッシはミリ単位で採寸・製造され、専門の職人が設置するため、隙間なく取り付けられ、本来の性能を最大限に引き出すことができます。
一方、DIYキットは、既存の窓枠に簡易的なフレームを取り付け、パネル(別売り)をはめ込む構造です。手軽に二重窓の状態を作れる点はメリットですが、どうしてもプロの施工に比べて隙間が生じやすく、本格的な内窓ほどの気密性や断熱・防音効果は期待できません。
費用面ではDIYキットが圧倒的に安価ですが、性能面ではプロの施工が大きく上回ります。冬の寒さや夏の暑さ、結露、騒音といった悩みを根本的に解決したいのであれば、初期費用はかかっても本格的な内窓リフォームを選ぶ方が、長期的な満足度は高くなると考えられます。
カインズの内窓リフォームのメリット
カインズで内窓リフォームを依頼することには、他のリフォーム専門店や工務店にはない、ホームセンターならではのメリットがいくつか存在します。
第一に、店舗での相談がしやすい点です。リフォーム会社の事務所に足を運ぶのは少し敷居が高いと感じる方でも、普段利用するカインズの店舗内で気軽に製品を見たり、専門スタッフに相談したりできます。全国の多くの店舗にリフォームセンターが設置されており、有資格者が在籍しているため、安心して相談することが可能です。
第二に、独自のキャンペーンやポイント制度が充実していることです。定期的にリフォーム関連のキャンペーンが開催され、無金利ローンを利用できる機会もあります。また、リフォームの支払いでもカインズポイントが貯まるため、貯まったポイントで日用品や関連グッズを購入できるのも嬉しい点です。
第三に、保証やアフターフォローがしっかりしていることです。有料の「あんしん住宅サービス24h」に加入すれば、最大10年間の長期保証や、水漏れなどの緊急時に24時間365日対応してくれる駆け付けサポートを受けられます。大手企業ならではの安心感は、大きなメリットと言えるでしょう。
デメリットとクレームは多い?
メリットがある一方で、カインズの内窓リフォームにはいくつかのデメリットや注意すべき点も存在します。これらを事前に把握しておくことは、後悔のないリフォームを実現するために不可欠です。
最も大きなデメリットとして挙げられるのが、実際の工事を下請け業者が行うことによる「品質のばらつき」です。カインズは厳しい基準で提携業者を選んでいますが、最終的な施工品質や職人の対応は、担当する会社や個人によって差が出てしまう可能性があります。口コミの中には、「職人さんの対応が丁寧で満足」という声がある一方で、「連絡が遅い」「工事後の清掃が不十分だった」といった不満の声も見られます。これは運の要素も絡むため、利用者にとっては不安な点かもしれません。
また、リフォーム専門会社と比較して、提案力や商品の選択肢が限られる場合があるという点も挙げられます。カインズで取り扱う内窓はLIXILとYKK APの主要製品が中心であり、より高い性能を求める方向けのハイグレードモデル(例:内窓プラストなど)は選択肢にありません。
クレームについては、年間18万件以上という膨大な工事件数を考えれば、一定数のトラブルが発生するのは避けられない側面もあります。重要なのは、トラブルが起きた際にカインズ本体が誠実に対応してくれるかどうかです。「トラブル後のカインズの対応が良かった」という口コミも見られるため、万が一の際のサポート体制は機能していると考えられます。
カインズの内窓の評判を左右する補助金と注意点
- 充実した補償・保証内容
- カインズの内窓リフォームの補助金
- 住宅省エネ2025キャンペーンとポイント
- カインズのリフォームに向いてる人は?
- カインズの内窓リフォームのよくある質問
充実した補償・保証内容
リフォームは工事が終われば完了というわけではなく、長期間にわたって安心して使用できることが大切です。その点で、カインズが提供する保証・アフターフォローサービスは、リフォームを検討する際の大きな安心材料となります。
カインズでは、有料オプションとして「カインズあんしん住宅サポート24h」という総合的な保証サービスを用意しています。このサービスには、主に二つの柱があります。
一つは「安心修理サポート」です。これは、メーカー保証期間を含む最大10年間の長期保証で、期間中であれば規定内の故障に対して無料で、しかも回数無制限で修理を受けることができます。修理の上限金額が年々下がっていくこともないため、長期間安心して製品を使い続けることが可能です。
もう一つは「水まわり緊急駆け付けサービス」です。内窓リフォームとは直接関係ありませんが、トイレの詰まりや水漏れといった日常生活の急なトラブルに24時間365日対応してくれるサービスも含まれており、住まい全体の安心感を高めてくれます。
リフォーム会社によっては保証が短期間であったり、内容が不明確であったりすることもありますが、カインズでは明確な料金体系で充実した長期保証に加入できる点が、大きな強みと言えるでしょう。
カインズの内窓リフォームの補助金
内窓リフォームは、住宅の断熱性を高め、省エネに大きく貢献することから、国が費用の一部を補助する制度の対象となっています。カインズではこれらの補助金制度の活用を積極的にサポートしており、利用者は通常よりお得にリフォームを行うことが可能です。
カインズで内窓リフォームを行う際の大きなメリットは、補助金の申請手続きをすべて代行してくれる点です。補助金制度は要件が複雑で、個人で申請するには手間がかかりますが、カインズに任せることでスムーズに手続きを進められます。
さらに注目すべきは、支払い方法です。通常、補助金は工事完了後に申請し、数ヶ月後に入金される「後払い」が一般的ですが、カインズでは「補助金額をあらかじめ差し引いた金額」で支払いができます。
これにより、利用者は一時的に多額の費用を立て替える必要がなくなり、初期費用を大幅に抑えることができるのです。この点は、他のリフォーム会社にはない、カインズならではの大きな利点と言えます。
住宅省エネ2025キャンペーンとポイント付与について
現在、内窓リフォームで活用できる国の主要な補助金制度は、「住宅省エネ2025キャンペーン」という総称でまとめられています。その中でも、内窓設置に大きく関連するのが「先進的窓リノベ2025事業」です。
この事業は、高い断熱性能を持つ窓へのリフォームに対して重点的に補助を行うもので、補助率は工事費用の50%相当、上限は一戸あたり最大200万円と非常に手厚い内容になっています。カインズで取り扱う「インプラス」や「プラマードU」も、ガラスのグレードを一定以上のものにすることで、この補助金の対象となります。
窓サイズ/グレード | SSグレード(Uw1.1以下) | Sグレード(Uw1.5以下) | Aグレード(Uw1.9以下) |
大 (2.8㎡以上) | 112,000円 | 68,000円 | 52,000円 |
中 (1.6㎡以上) | 76,000円 | 46,000円 | 36,000円 |
小 (0.2㎡以上) | 48,000円 | 29,000円 | 23,000円 |
このように、窓の性能とサイズによって補助金額が明確に定められています。例えば、中サイズの窓をSグレードの内窓にリフォームした場合、1箇所あたり46,000円の補助が受けられます。
加えて、カインズではリフォームの支払い200円(税抜)ごとに1ポイントのカインズポイントが付与されます。補助金を活用してお得になった上で、さらにポイントも貯まるため、利用者にとってのメリットは大きいと言えるでしょう。
カインズのリフォームに向いてる人は?
これまでの情報を総合すると、カインズの内窓リフォームは、特に以下のような方に適していると考えられます。
まず、「リフォームの相談を手軽に始めたい方」です。専門店にいきなり行くのはハードルが高いと感じる場合でも、カインズなら買い物のついでに気軽に立ち寄り、実際の製品を見ながら話を聞くことができます。
次に、「複数の窓をまとめてリフォームしたい方」です。前述の通り、カインズは3窓以上の同時施工で工事費が無料になる独自の料金体系を採用しています。リビングや寝室など、家全体の断熱性を一度に向上させたいと考えている方にとっては、総費用を抑えられる大きなチャンスです。
また、「補助金の手続きを任せたい、かつ初期費用を抑えたい方」にも向いています。複雑な補助金申請を代行してくれるだけでなく、補助金額を差し引いた額で支払いができるため、資金計画が立てやすくなります。
一方で、特定のハイグレードな製品にこだわりたい方や、担当者と密にコミュニケーションを取りながら細部まで作り込みたいと考える方は、リフォーム専門店とも比較検討することをおすすめします。
カインズの内窓リフォームのよくある質問
ここでは、カインズの内窓リフォームに関して、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめます。
Q1. 見積もりは無料ですか?
はい、カインズでは現地調査から見積もりの作成まで、無料で対応してくれます。契約に至らなかった場合でも費用は発生しないため、気軽に相談することが可能です。
Q2. 支払い方法には何がありますか?
現金での支払いのほか、各種クレジットカード払いに対応しています。また、キャンペーン期間中には無金利ローンが利用できる場合もあります。
Q3. 工事にはどのくらいの時間がかかりますか?
内窓の設置工事は比較的短時間で完了します。1窓あたりおよそ1時間程度が目安となり、数カ所の工事であっても1日で終わることがほとんどです。大掛かりな壁の解体などは発生しません。
Q4. 賃貸住宅でもリフォームは可能ですか?
既存の窓枠に設置するため、壁を傷つけることは基本的にありません。しかし、賃貸物件の場合は必ず事前に大家さんや管理会社の許可を得る必要があります。無断での工事はトラブルの原因となるため注意してください。
まとめ:カインズの内窓リフォームの評判を総括
- カインズの内窓は店舗で気軽に相談できる手軽さが評判
- 良い口コミでは価格の安さや担当者の丁寧な対応が評価されている
- 悪い口コミでは下請け業者の品質のばらつきや対応の遅さが指摘される
- 3窓以上の同時リフォームで工事費が無料になる独自の価格設定が魅力
- 取扱商品はLIXIL「インプラス」とYKK AP「プラマードU」が中心
- DIYキットは安価だが、断熱性や気密性はプロ施工の製品に劣る
- メリットは相談のしやすさ、キャンペーンやポイント制度、充実した保証
- デメリットは施工品質のばらつきと、商品の選択肢が限られる点
- 有料の長期保証「あんしん住宅サポート24h」でアフターフォローも安心
- 国の「先進的窓リノベ事業」などの補助金申請を全て代行してくれる
- 補助金額を差し引いた費用で支払いができるため初期負担が少ない
- リフォーム代金の支払いでもカインズポイントが貯まる
- 複数窓をまとめてお得にリフォームしたい人に向いている
- 見積もりは無料で、クレジットカード払いも可能
- 工事は1窓あたり1時間程度と短時間で完了する