玄関・勝手口のお悩み

ドアノブ交換ホームセンターでの費用と選び方ガイド!自分で行う手順は?

2025年8月12日

ドアノブがぐらつく、鍵の調子が悪いなど、ふとした瞬間に交換を考えることはありませんか。

ドアノブ交換は自分で交換できるのか、それともプロに頼むべきか、迷う方も多いはずです。特に、カインズやコーナン、コメリといった身近なホームセンターで部品を調達する場合、ドアノブ交換の費用が一体いくらになるのかは気になるところです。

この記事では、ドアノブ交換をホームセンターの製品で行う際の費用相場から、ドアノブの種類別の特徴と費用・価格・値段、そしてドアノブの寿命はどれくらいですか?といった基本的な疑問まで、あらゆる情報をお伝えします。

さらに、ドアノブ交換にかかる時間はどの程度か、自分で交換する手順や失敗しないための注意点、玄関ドアノブ交換の費用相場についても詳しく解説します。

もしDIYが難しい場合、ドアノブの修理はどこに頼む、誰に頼むべきか、また室内ドアノブ交換を業者に依頼するときの流れや料金など、ドアノブ交換をどこに頼むかという問題にも具体的にお答えします。

この記事を読めば、あなたの状況に最適なドアノブ交換の方法が明確になるでしょう。

ポイント

  • ホームセンターで扱うドアノブの種類と費用相場
  • 自分で交換する場合と業者に依頼する場合の費用の違い
  • DIYでドアノブを交換する際の具体的な手順と注意点
  • 信頼できる業者の選び方と依頼した場合の料金目安

ドアノブ交換をホームセンター品で行う費用と基礎知識

  • ドアノブは自分で交換できるのか?
  • ドアノブの種類別の特徴と費用・価格・値段
  • 費用はいくらくらいですか?相場は?
  • 玄関ドアノブ交換の費用相場
  • ドアノブの寿命はどれくらいですか?
  • ドアノブ交換にかかる時間は?

ドアノブは自分で交換できるのか?

ドアノブの交換は、DIYに慣れている方であれば自分で行うことが可能です。特に室内の鍵がないシンプルなドアノブであれば、ドライバーが一本あれば交換できるケースが多く、作業時間もそれほどかかりません。

ただし、全てのドアノブが簡単に交換できるわけではない点には注意が必要です。例えば、玄関に使われるような防犯性の高い錠前や、構造が複雑なプッシュプル錠、アンティーク調のサムラッチ錠などは、専門的な知識や技術が求められます。無理に自分で交換しようとすると、ドア本体や錠前を傷つけてしまい、結果的に業者に依頼するよりも高くついてしまう可能性があります。

また、賃貸物件の場合は、たとえ簡単な交換であっても、事前に大家さんや管理会社の許可を得ることが不可欠です。許可なく交換すると、退去時に原状回復を求められ、トラブルの原因となりかねません。

これらのことから、自分で交換できるかどうかは、ドアノブの種類、ご自身のDIYスキル、そして住居の契約形態を総合的に判断して決めることが大切です。少しでも不安を感じる場合は、無理をせず専門業者に相談するのが賢明な選択と言えます。

 

種類別の特徴と費用・価格・値段

ドアノブと一言でいっても、その種類は多岐にわたり、それぞれ機能や価格が異なります。

交換を検討する際は、まず現在使用しているドアノブがどのタイプなのかを把握することが第一歩です。ここでは、ホームセンターでも見かけることが多い代表的なドアノブの種類と、その特徴や費用の目安を紹介します。

ドアノブの種類 主な特徴 部品代の目安(ホームセンター)
チューブラ錠 ・構造がシンプルで室内ドアに多用
・握り玉タイプとレバーハンドルタイプがある
・DIYでの交換が比較的容易
3,000円~10,000円程度
円筒錠 ・ノブと錠が一体化した握り玉タイプ
・室内側からボタンで施錠する
・主に室内や勝手口で使用される
3,000円~15,000円程度
レバーハンドル錠 ・レバーの上下で開閉でき、力が不要
・バリアフリーの観点からも人気
・構造はチューブラ錠と同様のものが多い
3,000円~10,000円程度
インテグラル錠 ・円筒錠に似ているが、デッドボルト(かんぬき)がある
・円筒錠より防犯性が高い
・古い建物の玄関や勝手口にも見られる
5,000円~20,000円程度
プッシュプル錠 ・押す・引く動作で開閉できる
・防犯性が高く、近年の玄関ドアに主流
・ホームセンターでの取り扱いは少ない
10,000円~50,000円程度
サムラッチ錠 ・親指でつまみを押して開ける装飾的な錠前
・アンティーク調でデザイン性が高い
・古い戸建ての玄関に見られることが多い
10,000円~50,000円程度

このように、室内で使われる簡易的なものほど安価で、玄関などで使用される防犯性の高いものほど価格が上がる傾向にあります。交換用の部品を選ぶ際は、これらの特徴と価格を参考に、設置場所や用途に合ったものを選びましょう。

ドアノブ交換の費用はいくらくらいですか?相場は?

ドアノブ交換にかかる費用は、「自分で交換するか」と「業者に依頼するか」で大きく異なります。

自分で交換する場合(DIY)

自分で交換する場合の費用は、基本的に「交換用ドアノブの部品代」と「必要な工具代」のみです。ドライバーなどの基本的な工具が揃っていれば、かかる費用は部品代だけです。前述の通り、室内用のシンプルなドアノブであれば3,000円~10,000円程度で部品が手に入ります。したがって、最も安価なケースでは3,000円程度で交換を完了させることも可能です。

業者に依頼する場合

専門業者に依頼する場合の費用は、「部品代」に加えて「作業費」や「出張費」がかかります。一般的な費用相場は以下のようになります。

作業費の相場: 8,000円~15,000円程度

総額の相場(部品代+作業費):

室内ドアノブ(チューブラ錠など): 14,000円~25,000円程度

玄関ドアノブ(インテグラル錠など): 16,000円~40,000円程度

防犯性の高い錠前(プッシュプル錠など): 21,000円~70,000円程度

業者に依頼すると費用は高くなりますが、適切な部品を選んでもらえる、作業が確実で失敗がない、万が一の際の保証が付くなどのメリットがあります。特に、玄関のドアノブ交換や、既存の穴とサイズが合わず追加の加工が必要になるケースでは、プロに任せた方が安心です。

玄関ドアノブ交換の費用相場

玄関のドアノブ交換は、住まいの防犯性を左右する重要な作業であり、室内ドアの交換とは少し事情が異なります。費用相場も、選ぶ錠前の防犯性能によって大きく変動します。

一般的なピンシリンダータイプのインテグラル錠などであれば、業者に依頼した場合の総額は20,000円~35,000円程度が目安です。しかし、近年の玄関ドアで主流となっている、ピッキングに強いディンプルキーを採用した錠前や、カードキー、指紋認証などの電子錠に交換する場合は、費用が大幅に上がります。

ディンプルキータイプの錠前: 30,000円~60,000円程度

電子錠(カードキー、暗証番号など): 50,000円~100,000円を超えることも

玄関は家族の安全を守る第一の関門です。そのため、費用を抑えることだけを考えるのではなく、防犯性能とのバランスを考慮して選ぶことが不可欠です。空き巣被害などを防ぐためにも、どのような種類の鍵があるのか、どの程度の防犯レベルが必要なのかを業者とよく相談し、納得のいく製品を選ぶことをお勧めします。

ドアノブの寿命はどれくらいですか?

ドアノブの寿命は、一般的に10年~15年程度と言われています。もちろん、使用頻度や設置されている環境によって大きく左右されます。

例えば、人の出入りが激しいリビングのドアや、湿気が多くサビやすい浴室のドアノブは、比較的寿命が短くなる傾向があります。逆に、あまり開閉しない部屋のドアノブは、15年以上問題なく使えることもあります。

寿命が近づくと、以下のようなサインが現れることがあります。

  • ドアノブを回したときにガタつく、緩んでいる
  • レバーハンドルが下がったまま元に戻らない
  • 鍵がスムーズに回らない、抜き差ししにくい
  • ラッチ(ドアを固定する三角形の部分)の動きが悪い
  • ドアノブやその周辺がサビている

これらの症状が見られたら、交換を検討するタイミングです。特に鍵がかかりにくいといった症状は、防犯上のリスクに直結します。重大なトラブルにつながる前に、早めの点検や交換を心がけましょう。

ドアノブ交換にかかる時間は?

ドアノブ交換に要する時間は、交換するドアノブの種類や作業に慣れているかどうかで変わります。

自分で交換する場合(DIY)

DIYに慣れている方であれば、室内で使われているチューブラ錠や円筒錠といったシンプルな構造のドアノブなら、30分~1時間程度で交換を終えることができるでしょう。ただし、初めて作業する方や、説明書を読みながら慎重に進める場合は、1時間~2時間ほど見ておくと安心です。

業者に依頼する場合

プロの業者に依頼した場合、作業は非常にスムーズです。一般的なドアノブであれば、現場に到着してから30分程度で作業が完了することがほとんどです。特殊な錠前や、ドアに追加の加工作業が必要な場合でも、1時間~2時間もあれば完了します。

業者に依頼するメリットの一つは、この作業時間の短さです。自分で何時間もかけて悪戦苦闘するよりも、プロに任せて短時間で確実に終わらせる方が、結果的に時間的コストを抑えられると考えることもできます。

ドアノブ交換でホームセンター品を使う費用と依頼先

  • ドアノブ交換ならカインズ、コーナン、コメリ?
  • 自分で交換する手順と注意点
  • 室内ドアノブ交換を業者に頼む場合
  • ドアノブ交換はどこに頼む?修理は誰に頼む?

ドアノブ交換ならカインズ・コーナン・コメリ?

ドアノブ交換の部品を探す際、カインズ、コーナン、コメリといった大手ホームセンターは非常に便利な選択肢です。これらの店舗では、室内用のチューブラ錠や円筒錠、レバーハンドル錠などを中心に、交換用のドアノブが多数取り揃えられています。

各ホームセンターの強みとして、プライベートブランド(PB)商品を展開している点が挙げられます。PB商品は、有名メーカー品と同等の品質でありながら、より手頃な価格で提供されていることが多く、DIYの費用を抑えたい方にとっては魅力的です。

ただし、店舗によって品揃えには差があります。特に、玄関用のプッシュプル錠やサムラッチ錠といった特殊なタイプや、特定のメーカーの型番を探している場合は、取り扱いがないことも少なくありません。

ホームセンターで部品を購入する際は、事前に現在使用しているドアノブのメーカー名や型番、各部のサイズを正確に測定していくことが失敗を防ぐ鍵となります。もし店頭で適合する商品が見つからない場合や、どの商品を選べば良いか分からない場合は、サービスカウンターの店員さんに相談してみるのも良いでしょう。また、一部のホームセンターでは、購入した商品の交換・取り付けサービス(有料)を行っている場合もありますので、併せて確認することをお勧めします。

自分で交換する手順と注意点

自分でドアノブを交換する際には、正しい手順を踏み、いくつかの注意点を守ることが重要です。ここでは、代表的なチューブラ錠(握り玉タイプ)を例に、基本的な交換手順と共通の注意点を解説します。

自分で交換する手順(チューブラ錠の例)

古いドアノブの取り外し: まず、室内側の丸座(ドアノブの根元にある丸い金具)を固定しているネジをドライバーで外します。ネジを外すと、室内側のドアノブが引き抜けます。続いて、室外側のドアノブも引き抜きます。

ラッチケースの取り外し: 次に、ドアの側面にあるフロントプレートを固定している上下のネジを外します。ネジを外したら、ラッチケース本体をドアの横から引き抜きます。

新しい部品の取り付け: 取り外した時と逆の手順で、新しい部品を取り付けていきます。まず、新しいラッチケースをドア側面の穴に差し込み、フロントプレートをネジで固定します。

新しいドアノブの取り付け: 室外側のドアノブを差し込み、角芯(ドアノブを連動させる中心の棒)やネジ穴の位置を合わせます。その後、室内側のドアノブを取り付け、丸座をネジでしっかりと固定すれば作業は完了です。

自分で交換するときの注意点

作業中はドアを開けておく: 最も重要な注意点です。ドアを閉めた状態で作業を行うと、誤ってドアがロックされ、締め出されてしまう危険があります。必ずドアストッパーなどでドアを開けた状態に固定してから作業を始めましょう。

部品をなくさない: ネジなどの細かい部品は非常に紛失しやすいです。取り外した部品は、トレーや小箱などにまとめて保管しておくと安心です。

サイズ計測は正確に: 購入前に、ドアの厚み、バックセット(ドアの端からノブの中心までの距離)、ビスピッチ(フロントプレートのネジ穴間の距離)などを正確に測っておく必要があります。サイズが合わないと、取り付けができないだけでなく、ドアの追加加工が必要になることもあります。

これらの手順と注意点を守れば、DIYでの交換もスムーズに進められます。

室内ドアノブ交換を業者に頼む場合

DIYに不安がある、あるいは複雑なタイプのドアノブを交換したい場合は、専門業者に依頼するのが確実です。室内ドアノブの交換を業者に依頼した場合の流れとメリットを解説します。

業者に依頼するメリット

業者に依頼する最大のメリットは、失敗するリスクがないことです。プロの作業員が、ドアの種類や状態を的確に判断し、最適な部品を選んで確実に取り付けてくれます。特に、握り玉からレバーハンドルへ変更するなど、種類の異なるドアノブへ交換したい場合は、必要な加工作業も含めて全て任せられるので安心です。

また、自分で部品や工具を揃える手間が省け、作業時間も大幅に短縮できます。多くの業者は作業後の保証を設けており、万が一不具合が発生した場合でも無償で対応してもらえる点も大きな利点です。

業者に依頼したときの費用

前述の通り、室内ドアノブの交換を業者に依頼した場合の費用相場は、部品代と作業費を合わせて14,000円~25,000円程度です。この費用には、出張費や見積もり費が含まれている場合と、別途請求される場合があります。依頼する前には、必ず総額でいくらかかるのか、見積もりの内訳を詳細に確認することが大切です。複数の業者から相見積もりを取ることで、適正価格を把握しやすくなります。

ドアノブ交換はどこに頼む?修理は誰に頼む?

ドアノブの交換や修理が必要になったとき、どこに依頼すれば良いのかは多くの人が悩むポイントです。依頼先にはそれぞれ特徴があるため、状況に応じて最適な場所を選ぶことが求められます。

鍵屋・鍵の専門業者

鍵に関するプロフェッショナルであり、最も信頼できる依頼先の一つです。防犯に関する知識が豊富で、玄関のようなセキュリティが重要な箇所の交換・修理には最適です。あらゆる種類の錠前に対応可能で、在庫も豊富なため、即日対応してもらえる可能性が高いです。費用は他の依頼先より高くなる傾向がありますが、技術力と安心感を考えれば妥当な選択肢と言えます。

ホームセンター

部品を購入した店舗で、取り付けサービスを依頼できる場合があります。交換するドアノブが決まっており、比較的簡単な作業であれば、費用を抑えられる可能性があります。ただし、対応できる錠前の種類が限られていたり、下請け業者が作業に来るため、対応までに時間がかかったりすることもあります。

リフォーム会社・工務店

ドア全体の交換や、周辺の壁の補修など、ドアノブ交換に付随するリフォームも併せて検討している場合に適しています。ドアノブ交換単体で依頼すると割高になることが多いですが、大規模な工事の一部として依頼するならスムーズです。

このように、緊急性や専門性、防犯性を重視するなら「鍵屋」、費用を抑えたい簡単な交換なら「ホームセンター」、他のリフォームと併せて行うなら「リフォーム会社」というように、目的に応じて依頼先を使い分けるのが良いでしょう。

ドアノブ交換でホームセンターを利用する費用:まとめ

この記事では、ホームセンターの製品を利用したドアノブ交換について、費用や手順、依頼先の選び方などを詳しく解説しました。最後に、重要なポイントを箇条書きでまとめます。

  • ホームセンターのドアノブ交換費用はDIYなら部品代のみ
  • DIYの場合、室内用ドアノブの部品代は3,000円からが目安
  • 業者に依頼する場合の費用相場は14,000円から
  • 玄関ドアノブは防犯性が高いため費用も高くなる
  • ドアノブの寿命は約10年~15年が目安
  • DIYでの交換作業時間は30分~1時間程度が一般的
  • ドアノブ交換は自分で可能だが種類によっては難しい
  • 交換作業時は必ずドアを開けた状態で固定する
  • 部品購入前にはドアの厚みやバックセット等の計測が必須
  • カインズやコーナンなどでは安価なPB商品も選択肢になる
  • DIYに不安があれば専門の鍵業者への依頼が確実
  • 業者選びでは複数社から相見積もりを取ることが推奨される
  • 鍵屋は技術力と対応の速さがメリット
  • ホームセンターは簡単な交換で費用を抑えたい場合に有効
  • 賃貸物件での交換は必ず管理会社や大家の許可を得る

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