エコキュート・給湯器

エコキュートはどこで買うのがいい?後悔・失敗しない選び方7選

2025年9月20日

エコキュートの買い替えを検討する際、「エコキュートはどこで買うのがいいのだろう?」と悩む方は少なくありません。

どこで買うのが安いのか、また交換業者はどこが安いのかは、誰もが気になるポイントです。価格だけでなく、専門店と家電量販店の違いや比較、おすすめの購入先について、知恵袋などの口コミを参考に情報を集めている方も多いでしょう。

この記事では、ヤマダ電機やケーズデンキといった家電量販店での価格や工事費込みの注意点、専門店で買うデメリット、そして近くのエコキュート販売店の探し方まで、エコキュートがどこで買えるのかを網羅的に解説します。さらに、エコキュート購入で活用できる補助金や安く買う方法、業者ランキングで重視すべき点、そしてエコキュートを買うならどこのメーカーがいいですか?という疑問にもお答えします。

ポイント

  • 購入先ごとのメリット・デメリット
  • 家電量販店と専門店の具体的な違い
  • 補助金活用など安く買うための方法
  • 信頼できる業者の見極め方と注意点

エコキュートはどこで買うのがいい?購入先の比較と選び方

エコキュートはどこで買うのがいい?購入先の比較と選び方

  • 買い替えはどこで買う?購入先一覧
  • 専門店と家電量訪販店の違いを比較・解説
  • エコキュートを買うならどこのメーカーがいいですか?
  • エコキュートを安く買う方法と補助金
  • 近くのエコキュート販売店の探し方
  • 後悔・失敗しない選び方7選

買い替えはどこで買う?購入先一覧

エコキュートの買い替えや新規設置を考えたとき、購入できる場所は一つではありません。それぞれに特徴があるため、自分に合った購入先を見つけることが大切です。主に、以下の選択肢が考えられます。

  • エコキュート専門店: 専門知識が豊富で、設置からアフターフォローまで一貫して任せられる安心感が最大の魅力です。
  • 家電量販店: ポイント還元やセールなど、価格面での特典が期待できます。ただし、工事は下請け業者が行うことがほとんどです。
  • リフォーム業者・工務店: 家の他のリフォームと合わせて依頼する場合に適しています。ただし、エコキュート専門ではないため、品揃えや専門知識に限りがある場合があります。
  • ハウスメーカー: 新築時に設置する場合の主な選択肢です。安心感はありますが、機種の選択肢が限られたり、価格が割高になったりする傾向が見られます。
  • インターネットショップ: 価格が安いことが最大のメリットです。しかし、設置業者を自分で手配する必要がある場合が多く、購入から設置までの手間がかかります。

これらの選択肢の中から、価格、専門性、手軽さなど、何を重視するかによって最適な購入先は変わってきます。

専門店と家電量販店の違いを比較・解説

エコキュートの購入先として特に比較検討されることが多いのが、「専門店」と「家電量販店」です。どちらにもメリットとデメリットがあり、その違いを理解することが後悔しない選択に繋がります。

以下に、両者の主な違いを表にまとめました。

比較項目 エコキュート専門店 家電量販店
専門知識 非常に豊富 スタッフによる差が大きい
価格 大量仕入れで比較的安い ポイント還元やセールでお得な場合も
品揃え 多様なメーカーから選べる 特定のメーカーに偏る傾向
工事の質 自社施工が多く高品質 下請け業者のため品質にばらつき
対応速度 比較的早く、柔軟に対応 店舗経由のため時間がかかる傾向
保証・アフター 手厚く、一貫した対応 窓口が複数で対応に時間がかかることも

このように、専門知識や工事の質、長期的なアフターフォローを重視するなら専門店が、ポイント還元や手軽さを求めるなら家電量販店が有力な選択肢になると考えられます。

エコキュートを買うならどこのメーカーがいいですか?

「どのメーカーのエコキュートが良いか」という問いに対する絶対的な答えはありません。なぜなら、各メーカーが独自の特徴や機能を持っており、最適な製品はご家庭の家族構成、お湯の使用量、こだわりたい機能によって異なるからです。

主なエコキュートメーカーと特徴

  • パナソニック: 省エネ性能の高さや、スマートフォン連携などの先進機能に定評があります。「エコナビ」機能で無駄なくお湯を沸かします。
  • 三菱電機: 水質にこだわった機能が特徴です。「キラリユキープ」は深層UV照射でお湯の菌の増殖を抑え、「バブルおそうじ」で配管を自動洗浄します。
  • ダイキン: 高圧給水でシャワーの勢いが良い点が魅力です。また、独自の「パワフル高圧給湯」は快適なバスタイムを実現します。
  • コロナ: 世界で初めてエコキュートを開発したメーカーとして知られ、耐久性や基本性能の高さに信頼があります。
  • 日立: 水道水をそのまま給湯できる「ナイアガラタフネス」が特徴で、井戸水や硬度の高い水道水にも対応できる機種があります。

どのメーカーがご自身に合っているか判断が難しい場合は、多くのメーカーを取り扱い、それぞれの長所・短所を熟知しているエコキュート専門店に相談するのがおすすめです。家族構成やライフスタイルを伝えることで、最適な一台を提案してくれるでしょう。

エコキュートを安く買う方法と補助金

エコキュートは高価な買い物だからこそ、できるだけ費用を抑えたいものです。安く購入するためには、いくつかの方法があります。

まず、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」は基本です。同じ製品と工事内容でも、業者によって価格は大きく異なります。手間はかかりますが、適正価格を把握し、最も条件の良い業者を選ぶ上で非常に有効な手段となります。

次に、国の補助金制度を最大限に活用することです。2024年現在、「住宅省エネ2024キャンペーン」の一環である「給湯省エネ2025事業」が実施されています。この制度では、対象となる高性能なエコキュートを導入することで、1台あたり8万円から最大13万円の補助金が交付されます。

ただし、この補助金は購入者が直接申請することはできず、「給湯省エネ事業者」として登録されている業者を通して申請する必要があります。業者を選ぶ際には、この登録事業者であるかどうかも必ず確認しましょう。

近くのエコキュート販売店の探し方

信頼できる近くのエコキュート販売店を見つけるには、インターネットでの情報収集が最も効率的です。「お住まいの地域名 エコキュート 専門店」などのキーワードで検索してみましょう。

検索して見つけた業者のホームページでは、以下の点を確認することが大切です。

  • 施工実績が豊富か: 多くの設置事例が写真付きで掲載されているかを確認します。
  • 会社情報が明確か: 会社の所在地や代表者名がきちんと記載されているかを見ます。
  • 自社施工か: 工事を下請けに丸投げしていないか、自社の専門スタッフが責任を持って行う体制かをチェックします。
  • 保証やアフターサービスの内容: 設置後の保証期間や、トラブル時の対応について明記されているかを確認しましょう。

これらの情報を基にいくつかの候補を絞り込み、実際に見積もりを依頼して、対応の丁寧さや説明の分かりやすさを比較検討することが、安心して任せられる業者選びに繋がります。

後悔・失敗しない選び方7選

エコキュート選びで後悔や失敗をしないためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。高価な買い物だからこそ、慎重に検討してご家庭に最適な一台を選びましょう。

 

エコキュートで後悔・失敗しないための選び方7選

家族構成より「少し余裕のある」タンク容量を選ぶ

最もよくある失敗が、タンク容量不足による「湯切れ」です。普段の家族構成だけで選ぶと、来客時や子どもの成長でお湯の使用量が増えた際に、お湯が足りなくなってしまう可能性があります。

  • 目安:
    • 2~3人家族: 370L
    • 4~5人家族: 460L
    • 6人以上: 550L以上

湯切れが心配な場合は、現在の家族構成の目安より一つ上の容量を選ぶと、将来的な生活スタイルの変化にも対応でき安心です。

設置スペースと搬入経路を事前に確認する

エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプユニットの2つを設置するため、意外と場所を取ります。特に、古い給湯器からの交換の場合、思ったよりスペースが必要になることも少なくありません。

購入を決める前に、必ず設置予定場所の寸法を測り、カタログ記載の製品サイズ(基礎部分も含む)が収まるかを確認しましょう。また、タンク本体を設置場所まで運ぶための搬入経路(通路の幅や障害物の有無)も忘れずにチェックすることが大切です。

 ライフスタイルに合った給湯タイプを選ぶ

エコキュートには、機能の違いによって主に3つの給湯タイプがあります。

  • フルオート: お湯はりから保温、たし湯まで全て自動で行う最も高機能なタイプ。
  • オート: 自動お湯はりとたし湯はできますが、保温(追い焚き)は手動です。
  • 給湯専用: 蛇口からお湯を出すだけのシンプルなタイプ。

利便性を求めるならフルオートがおすすめですが、機能が多い分、価格は高くなります。ご家庭の入浴スタイルや予算に合わせて、必要な機能を見極めましょう。

シャワーの水圧が気になるなら「高圧タイプ」を検討する

エコキュートは貯湯式のため、水道直圧式のガス給湯器と比べてシャワーの水圧が弱く感じることがあります。特に、2階や3階にお風呂があるご家庭では、水圧不足がストレスになる可能性も考えられます。

シャワーの勢いを重視するなら、通常タイプよりもパワフルな「高圧タイプ」や「ウルトラ高圧タイプ」を選びましょう。多くのメーカーが高圧タイプをラインナップしているので、業者に相談してみるのがおすすめです。

地域の特性(寒冷地・塩害地域)に合った仕様を選ぶ

お住まいの地域によっては、特別な仕様のエコキュートを選ぶ必要があります。

  • 寒冷地仕様: 冬季の最低気温が-10℃を下回る地域では必須です。凍結防止機能が強化されており、外気温-25℃程度まで対応できます。
  • 耐塩害・耐重塩害仕様: 海岸から近く、潮風の影響を受ける地域では、サビ対策が施された塩害仕様を選ばないと、機器の寿命が大幅に短くなる可能性があります。

これらの仕様は、故障を防ぎ、エコキュートを長く安全に使うために不可欠です。

信頼できる設置業者を選ぶ

エコキュートは製品そのものの性能も重要ですが、誰が設置するかという点も同じくらい大切です。ずさんな工事は、水漏れや故障、機器の性能を十分に発揮できない原因となります。

  • 業者選びのポイント:
    • エコキュートの施工実績が豊富か
    • 見積もりの内訳が詳細で分かりやすいか
    • 自社の職人が工事を行う「自社施工」か
    • 工事後の保証やアフターサービスが充実しているか
    • 補助金の申請代行に対応しているか

複数の業者から見積もりを取り、価格だけでなく、担当者の対応やサービス内容を総合的に比較して判断しましょう。

 メーカーごとの独自機能と特徴を比較する

各メーカーは、省エネ性能を高める機能や、清潔さを保つ機能など、独自の技術を搭載しています。

  • パナソニック: 「エコナビ」で効率的な沸き上げを自動制御。
  • 三菱電機: 「バブルおそうじ」で配管を自動洗浄、「キラリユキープ」で菌の増殖を抑制。
  • ダイキン: パワフルな高圧給湯で快適なシャワーを実現。
  • 日立: 井戸水にも対応できる機種をラインナップ。

価格だけで選ぶのではなく、ご家庭で「あったら便利だな」と感じる機能に注目して比較検討することで、日々の暮らしの満足度が高まります。

エコキュートはどこで買うのがいい?交換の場合や業者選びのポイント

エコキュートはどこで買うのがいい?交換の場合や業者選びのポイント

  • 失敗しない交換業者のランキング要素
  • 訪問販売は要注意!悪徳業者の手口
  • エコキュートを専門店で買うデメリットは?
  • ヤマダ・ケーズデンキの価格と注意点
  • 結局、どこで買うのがいい?【知恵袋より】

失敗しない交換業者のランキング要素

インターネット上には様々な業者ランキングが存在しますが、情報に惑わされず、自分自身の目で優良な業者を見極めることが何よりも大切です。失敗しない業者選びのために、以下の4つの要素をチェックしましょう。

  1. 見積もりの具体性と透明性: 「工事一式」といった曖昧な記載ではなく、使用する部材や配管の種類、基礎工事の有無など、工事内容の内訳が詳細に記載された見積もりを提示してくれるかどうかが最初のポイントです。不明な点について質問した際に、丁寧に分かりやすく説明してくれる業者は信頼できます。
  2. 自社施工であること: 設置工事を外部の下請け業者に委託している場合、工事の品質管理が難しくなり、責任の所在も曖昧になりがちです。研修を受けた自社の専門スタッフが一貫して工事を行う業者の方が、技術力も高く、万が一のトラブル時にも迅速な対応が期待できます。
  3. アフターフォローと保証の充実度: エコキュートは10年以上使用する住宅設備です。メーカー保証に加えて、業者独自の長期工事保証や、定期的なメンテナンス、緊急時の駆けつけサービスなど、設置後のサポート体制が充実しているかを確認しましょう。
  4. 補助金申請の代行: 前述の通り、エコキュート購入に利用できる国の補助金は、登録事業者でなければ申請できません。補助金の知識が豊富で、複雑な申請手続きを責任を持って代行してくれるかどうかも、優良業者を見極める重要な要素です。

訪問販売は要注意!悪徳業者の手口

エコキュートの購入を検討する上で、最も注意が必要なのが訪問販売です。全ての訪問販売が悪質というわけではありませんが、残念ながらトラブルが多いのも事実です。

悪質な業者は、「近隣で工事をしているので、ご挨拶とサービスで無料点検します」といった口実で家を訪れます。そして点検と称して、「このままでは故障しますよ」「タンクの中はこんなに汚れています」などと事実とは異なる指摘で不安を煽り、高額な修理契約や不要な製品の購入を迫るのが典型的な手口です。

特に、「今日契約すれば大幅に割引します」などと、家族に相談する時間を与えずにその場での契約を急かす業者には警戒が必要です。たとえ魅力的な話に聞こえても、その場で契約することは絶対に避け、一度冷静に考える時間を持つようにしましょう。

エコキュートを専門店で買うデメリットは?

エコキュート専門店は多くのメリットがある一方で、デメリットや注意点が全くないわけではありません。専門店を選ぶ際に考慮すべき点をいくつか挙げておきます。

一つは、業者の質にばらつきがあるという点です。専門店と一括りにいっても、全国展開する大手から地域密着の個人経営まで規模は様々です。中には、経験の浅いスタッフしかいなかったり、経営基盤が不安定だったりする小規模な業者も存在する可能性があります。そのため、会社の設立年数や施工実績などをしっかりと確認し、信頼性を見極める必要があります。

また、リフォーム業者や工務店とは異なり、あくまでエコキュートの交換に特化しているため、給湯器の交換と併せて脱衣所のリフォームなども検討している場合には、別途リフォーム業者を探す手間が発生します。

ヤマダ・ケーズデンキの価格と注意点

ヤマダ電機やケーズデンキといった大手家電量販店は、身近で相談しやすい購入先の一つです。チラシや店頭で価格や工事費込みのパッケージが分かりやすく提示されており、他店との比較がしやすい点は大きなメリットと言えます。また、店舗独自のポイント還元や長期保証サービスも魅力的です。

しかし、家電量販店で購入する際にはいくつかの注意点があります。最も大きいのは、設置工事を下請け業者が行うという点です。これにより、施工品質にばらつきが出る可能性や、工事当日に「追加工事が必要」として別途費用を請求されるトラブルも報告されています。

また、販売スタッフはエコキュートの専門家ではないため、各家庭の状況に合わせた細かな提案力には限界があるかもしれません。さらに、取り扱いメーカーが限られている場合もあり、希望する機種が選べない可能性も考慮しておく必要があります。

結局どこで買うのがいい?【知恵袋より】

結局のところ、エコキュートはどこで買うのが最も良い選択なのでしょうか。インターネット上のQ&Aサイト「Yahoo!知恵袋」などを見ても、様々な意見が交わされていますが、重視するポイントによって推奨される購入先が異なる、というのが一つの結論と言えそうです。

  • 価格を最優先し、自分で業者手配などの手間を惜しまない人この場合は、本体価格が最も安い傾向にあるインターネットショップが選択肢になります。
  • 専門的なアドバイスと高品質な工事、長期的な安心感を求める人この場合は、専門知識が豊富で自社施工を行うエコキュート専門店が最も適していると考えられます。
  • ポイント還元や手軽さ、対面での相談を重視する人この場合は、お近くの家電量販店が便利な選択肢となるでしょう。

一つの意見に偏らず、それぞれのメリット・デメリットを総合的に比較し、ご自身の価値観や状況に最も合った購入先を選ぶことが、後悔しないための鍵となります。

総括:エコキュートはどこで買うのがいいか

  • エコキュートの購入先は主に専門店、家電量販店、ネットなど5種類
  • 専門店は専門知識と工事品質の高さが魅力
  • 家電量販店はポイント還元や手軽さがメリット
  • ネットショップは本体価格が安いが工事は別途手配の場合が多い
  • 価格、サービス、安心感の何を重視するかで最適な購入先は変わる
  • メーカー選びは省エネ性能や独自機能で家庭に合わせて選ぶ
  • 安く買うには相見積もりと補助金の活用が基本
  • 国の補助金は「給湯省エネ事業者」登録業者での購入が必須
  • 信頼できる業者は見積もりが詳細で、自社施工を行う
  • アフターフォローと保証内容の確認は非常に大切
  • 「無料点検」を謳う突然の訪問販売には要注意
  • 不安を煽り即決を迫るのは悪徳業者の典型的な手口
  • 家電量販店は工事が下請けになる点に注意が必要
  • 購入前に複数の選択肢を比較検討することが後悔を防ぐ
  • 迷ったら専門知識が豊富なエコキュート専門店への相談がおすすめ
  • この記事を書いた人

鈴木 優樹

13年間で累計1万台以上のエアコン設置に携わってきた空調工事の専門家です。数多くの現場を経験する中で、快適な住まいにはエアコンだけでなく「窓の断熱性」が欠かせないと実感しました。地元・千葉で培った知識と経験を活かし、快適な暮らしに役立つ断熱の本質をわかりやすく発信しています。

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