「結露しない」と聞いて導入したはずのペアガラスなのに、なぜか窓がびしょ濡れになっている、あるいは拭いても取れない曇りがガラス内部に発生している…そんな「ペアガラスの結露がひどい」状態でお悩みではありませんか。
結露しにくいはずのペアガラスと複層ガラスの違いや見分け方について疑問を持つ方や、外側と内側の違いだけでなくガラス内部に曇りが発生して困惑している方も多いでしょう。
特に新築のペアガラスが結露するのはショックが大きいものですが、結露を放置するとどんなリスクがあるかを知り、適切な結露対策7選や外側と内側の違いを理解することが大切です。
DIYでペアガラス内部結露の掃除はできるのか、あるいはペアガラス内部結露をドライヤーで乾かす方法は有効なのかといった疑問に加え、ペアガラス水抜きのやり方や結露防止シートの効果やデメリットについても関心が高まっています。
万が一の故障時にはペアガラス内部結露の修理費用や交換費用が気になりますが、修理に火災保険が適用されるケースやペアガラス交換補助金など、金銭的な負担を減らす方法も存在します。
この記事では、ペアガラス交換料金表を参考にホームセンターや工務店やガラス屋へ依頼する際の目安、ペアガラスと二重サッシの違い、さらにはペアガラスへの交換やペアガラスのトリプルガラス必要性まで、快適な窓辺を取り戻すための情報を網羅しました。
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ペアガラスの結露がひどい原因と見分け方【結露対策7選】
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※写真はイメージです
- ペアガラスとは?見分け方や結露の原因と理由
- ペアガラスと複層ガラスの違い
- ペアガラスと二重サッシの違いやトリプルガラス必要性
- 新築なのにペアガラスの結露する!なぜ?効果ないデメリット
- ペアガラスのデメリットを解説
- 結露対策7選!【外側と内側どっち?正しい対処法を確認】
- 結露防止シートやペアガラス水抜きのやり方
- 結露を放置するとどんなリスクがある?
ペアガラスとは?見分け方や結露の原因と理由
ペアガラスとは、一般的に2枚のガラス板を使用し、その間に「中空層(ちゅうくうそう)」と呼ばれる乾燥した空気やアルゴンガスなどを封入した層を持つガラスのことを指します。この中空層が強力な断熱材のような役割を果たし、室内の暖房熱を逃がしにくくすると同時に、外気の冷たさを室内に伝えにくくする効果があります。そのため、単板ガラス(一枚ガラス)に比べて断熱性能が格段に高く、本来は結露しにくい構造になっています。
ご自宅の窓がペアガラスかどうかを見分ける方法はいくつかあります。最も確実で簡単なのは、ガラスの右下などにあるメーカーの刻印(ロゴマーク)を確認することです。ここには「Pair Glass」や「Low-E」といった表記が見られることが多いです。また、懐中電灯やスマートフォンのライトをガラス面に斜めから当てた際、光の反射が二重に見えれば、ガラスが2枚ある=ペアガラスである可能性が高いといえます。
さらに、窓を斜めから覗き込んだときに、2枚のガラスの間に挟まっている金属や樹脂製の「スペーサー」と呼ばれる部材が見えるかどうかも判断基準となります。
しかし、そんな高性能なペアガラスであっても、条件が重なれば結露が発生します。その原因は大きく分けて「表面結露」と「内部結露」の2つがあり、それぞれメカニズムが異なります。
ペアガラス結露の主な原因
- 表面結露(室内側):室内の湿度が極端に高すぎる、または外気温が氷点下になるなどして、ガラスの断熱性能の限界(キャパシティ)を超えた場合に発生します。主に室内側のガラス表面が濡れ、手で拭き取ることができます。
- 内部結露(ガラス間):ガラスとガラスの間の密閉性が経年劣化などで失われ、中空層に湿気が侵入することで発生します。ガラスの内側(触れない部分)が曇ったり水滴がついたりし、拭き取ることができません。
このように、結露が「どこに」発生しているかによって、その理由と対処法は根本的に異なります。表面結露は環境改善で直る可能性がありますが、内部結露はガラスの寿命とも言える現象です。
ペアガラスと複層ガラスの違い
「ペアガラス」と「複層ガラス」という言葉は頻繁に使われますが、これらは実質的に同じものを指しており、機能的な違いはありません。
厳密には、「複層ガラス」がこの構造(複数枚のガラスで中空層を持つもの)を持つガラス製品全体の一般的な名称(一般名詞)です。
一方で、「ペアガラス」は大手ガラスメーカーであるAGC(旧:旭硝子)の登録商標です。しかし、ペアガラスという名称があまりにも広く一般に普及したため、現在ではメーカーを問わず、YKK APやLIXIL(トステム)、日本板硝子などの製品であっても、複層ガラス全般を指す言葉として日常的に使われています。
呼び方の違いまとめ
・複層ガラス:建築用語としての正式名称(JIS規格などでも使用される)
・ペアガラス:AGCの商標だが、一般的に通用する呼び名
したがって、リフォーム業者やガラス屋に見積もりを依頼する際は、どちらの言葉を使っても問題なく通じます。「うちはペアガラスじゃないから複層ガラスの方がいいのかな?」といった心配は無用です。
ペアガラスと二重サッシの違いやトリプルガラス必要性
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窓の断熱対策において、ペアガラスと混同されやすいのが「二重サッシ(二重窓・内窓)」です。これらは構造が全く異なります。
ペアガラスは「1つのサッシ(窓枠)の中に2枚のガラスが組み込まれているもの」です。対して二重サッシは、「今ある窓(外窓)の内側にもう一つ別の窓枠(内窓)を取り付け、窓自体を2列にしたもの」を指します。断熱性能や防音性能においては、窓と窓の間に大きな空気層ができる二重サッシの方が、一般的に高い効果を発揮するとされています。二重サッシのガラス部分にペアガラスを採用することで、さらに性能を高めることも可能です。
また、近年では「トリプルガラス」も注目されています。これはガラスを3枚使用し、中空層を2層設けたものです。ペアガラスよりもさらに高い断熱性能を持ちますが、重量が増し、価格も高額になる傾向があります。
| 種類 | 構造 | 断熱性 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ペアガラス | ガラス2枚 | 中 | 現在の新築住宅の標準仕様。コストと性能のバランスが良い。 |
| トリプルガラス | ガラス3枚 | 高 | 北海道などの寒冷地や高気密高断熱住宅(ZEH)で採用される。非常に重い。 |
| 二重サッシ | 窓が2つ | 極高 | 既存の窓に追加設置するリフォーム向け。断熱だけでなく防音効果も非常に高い。 |
トリプルガラスの必要性については、北海道や東北などの寒冷地、あるいはZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準のような極めて高い省エネ性能を求める場合に検討されるのが一般的です。
関東以西の一般的な地域であれば、高性能なペアガラス(Low-E複層ガラスなど)や二重サッシで十分な快適性を得られることが多いでしょう。過剰なスペックはコスト増につながるため、お住まいの地域の気候に合わせた選択が重要です。
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新築なのにペアガラスの結露する!なぜ?効果ないデメリット
「新築の家なのにペアガラスが結露してびしょ濡れになっている」という相談は少なくありません。高い断熱性を期待していただけに、「効果がないのでは?」「施工不良ではないか?」と不安になる方もいるでしょう。
実は、新築直後の住宅は、コンクリートや木材、壁紙の糊などに含まれる大量の水分が徐々に放出されるため、入居後1~2年は室内の湿度が非常に高くなりやすい傾向があります。この一時的な高湿度が原因で、ペアガラスの断熱性能をもってしても防ぎきれない表面結露が発生することがあります。これは建物の構造的な特性であり、必ずしもガラスの欠陥ではありません。
ペアガラスのデメリットを解説
断熱性や結露防止に優れた効果を発揮するペアガラス(複層ガラス)ですが、万能というわけではなく、構造上いくつかのデメリットや弱点も存在します。
導入後や交換後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、あらかじめメリットだけでなくデメリットについても正しく理解しておくことが重要です。
アルミサッシ枠からの「結露」は防げない
最も多い誤解の一つが「ペアガラスにすれば全く結露しなくなる」というものです。確かにガラス面(中央部分)の結露は大幅に軽減されますが、窓枠(サッシ)部分の結露までは防げないという弱点があります。
日本の既存住宅の多くで採用されている「アルミサッシ」は、熱伝導率(熱の伝わりやすさ)が非常に高い素材です。そのため、いくらガラスが高性能でも、アルミ枠が外気の冷たさをダイレクトに室内に伝えてしまい、ガラスの縁(フチ)やサッシ自体がキンキンに冷えて、そこから激しい結露が発生することがあります。
サッシ結露への対策この問題を根本的に解決するには、ガラス交換だけでなく、サッシ枠の室内側を樹脂製にする「アルミ樹脂複合サッシ」や、全体を樹脂にする「オール樹脂サッシ」へのリフォーム(カバー工法や内窓設置)が推奨されます。
「共鳴透過現象」による防音性能の低下
「ペアガラスにすると静かになる」と思われがちですが、一般的なペアガラスは、単板ガラス(一枚ガラス)よりも一部の音がうるさく聞こえてしまうことがあります。これを「共鳴透過現象(きょうめいとうかげんしょう)」と呼びます。
これは、2枚のガラスが同じ厚さ(例:3mmと3mm)の場合、太鼓のように共鳴し合ってしまい、特定の周波数の音(車の走行音や人の話し声など)が通りやすくなる現象です。防音目的でペアガラスに交換したのに、期待した効果が得られないどころか、低音が響いて聞こえるといったトラブルが起こり得ます。
防音対策には「異厚ペアガラス」防音効果を高めるためには、2枚のガラスの厚みを変える(例:3mmと5mmの組み合わせにする)「異厚(いあつ)複層ガラス」を選ぶ必要があります。厚みを変えることで共鳴する周波数をずらし、音の透過を防ぐことができます。
新築特有の湿気による一時的な結露
新築や大規模リフォーム直後の住宅では、「最新のペアガラスを入れたのに結露がひどい」という現象がしばしば発生します。これはガラスの性能不足ではなく、建物自体が水分を放出していることが主な原因です。
新しい木材やコンクリート、壁紙の糊などは、施工後1年〜2年かけて内部に含まれる大量の水分を空気中に放出します。そのため、新築直後は室内の湿度が異常に高くなりやすく、ペアガラスの断熱性能の限界を超えて結露してしまうのです。また、気密性が高い現代の住宅では湿気が逃げにくいため、24時間換気システムを停止させたり、加湿器を使いすぎたりすると、簡単にキャパシティオーバーになります。
この場合は、まずは温湿度計を設置して客観的な数値を把握し、適切な換気を心がけることで、建物の乾燥とともに徐々に改善していきます。
ガラスが重く、交換費用が高額になりやすい
その他のデメリットとして、以下の点も挙げられます。
- 重量の増加:ガラスが2枚になるため、一枚ガラスに比べて重量が約2倍になります。これにより、窓の開け閉めが重く感じたり、サッシの戸車(キャスター)への負担が増えて摩耗が早まったりすることがあります。
- 修理・交換の難しさ:一枚ガラスなら割れた部分だけをカットして安価に交換できましたが、ペアガラスは工場で密閉されたユニット製品です。そのため、割れたり内部結露したりした場合は「ユニットごとの交換」となり、製品代・納期・工事費のすべてが一枚ガラスよりも負担増となります。
結露対策7選!【外側と内側どっち?正しい対処法を確認】
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※写真はイメージです
ペアガラスの結露対策を行う前に、結露が窓の「どの部分」に発生しているかを必ず確認してください。それによって対策の可否と方法が分かれます。
- 室内側の表面(部屋側):対策可能。湿度コントロールや断熱強化で改善が見込めます。
- 室外側の表面(外側):対策不要。ガラスの断熱性能が非常に高いために、室内の熱が外に伝わらず、外気で冷やされたガラス外側に朝露のような結露が生じる現象です。これは高機能なガラスである証拠とも言えます。
- ガラスの内部(中空層):対策不可(交換が必要)。ガラス内部の密閉不良による故障です。
ここでは、ご自身で実践できる「室内側の表面結露」への対策7選をご紹介します。
- こまめな換気:最も基本的かつ効果的です。湿った空気を排出し、乾燥した外気を取り入れます。特に寝る前と起床時の換気は重要です。
- サーキュレーターの活用:窓辺の空気は滞留して冷えやすいため、サーキュレーターや扇風機で風を当てて空気を循環させることで、結露の発生を抑制します。
- 除湿機の導入:冬場でも湿度が60%を超える場合は、除湿機を使って強制的に室内の水分を取り除きます。
- 暖房器具の見直し:石油ストーブやガスファンヒーターは、燃焼時に大量の水蒸気を発生させます(灯油1リットル燃焼で約1リットルの水が発生)。エアコンやFF式ストーブ、床暖房への変更が非常に有効です。
- 中性洗剤での拭き上げ:水で20倍程度に薄めた食器用洗剤でガラスを拭くと、界面活性剤の効果で水滴の表面張力が弱まり、結露がつきにくくなることがあります(効果は数日~1週間程度です)。
- 断熱ボードの設置:窓の下部に冷気を遮断する専用のボード(冷気ストップパネルなど)を置くことで、ガラス下部の表面温度低下を和らげます。
- 窓下ヒーターの設置:窓の下から温めることで上昇気流(エアカーテン)を作り、冷気の侵入と結露の発生を強力に抑制します。
結露防止シートやペアガラス水抜きのやり方
ホームセンターや100円ショップなどで手軽に購入できる「結露防止シート(プチプチのような気泡緩衝材)」ですが、ペアガラスに使用する際は細心の注意が必要です。
結露防止シートの注意点(熱割れリスク)特に「Low-E複層ガラス」や「網入りガラス」にシートを貼ると、ガラスとシートの間に熱がこもり、ガラス表面の温度差が大きくなることで、ガラスが割れる「熱割れ」を引き起こすリスクが高まります。自己判断で貼る前に、必ずガラスメーカーやシートのパッケージにある対応表記を確認してください。「複層ガラス対応」と書かれていないものは使用しないでください。
また、「水抜き」については2つの意味があります。一つはサッシ(窓枠)のレールに溜まった水を排出すること、もう一つはガラス内部に溜まった水を抜くことです。
サッシのレール(下枠)には、元々雨水や結露水を排出するための「水抜き穴」が設けられています。ここがホコリ、ゴミ、泥などで詰まると水が溢れ出し、結露水が室内に漏れる原因になります。使い古しの歯ブラシや爪楊枝を使って、定期的に掃除を行い、排水経路を確保しましょう。
一方で、ペアガラス内部(中空層)の水抜きを行うことはできません。
構造上、本来は乾燥空気で密閉されているべき場所に水が溜まっている時点で、そのガラスは寿命を迎えています。無理にドリルなどで穴を開けて水を抜こうとすると、ガラスの強度が著しく低下し、破裂や飛散による大怪我につながるため大変危険です。
結露を放置するとどんなリスクがある?
「たかが水滴だから」と結露を放置することは、住まいと住む人の健康にとって極めて大きなリスクとなります。厚生労働省や文部科学省の資料でも、カビやダニが健康に及ぼす悪影響について注意喚起がなされています。
- カビ・ダニの繁殖による健康被害:濡れたカーテンやサッシのゴムパッキンはカビの温床です。カビを餌にするダニも爆発的に繁殖し、これらを吸い込むことで喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの健康被害を引き起こす可能性があります(出典:厚生労働省「(カビ)及びダニ対策」)。
- 住宅の腐食と寿命短縮:結露水が窓枠からあふれ、壁の内部や床下へと浸透すると、柱や土台の木材を腐らせたり、湿気を好むシロアリを呼び寄せたりする原因になります。これは家の構造的な強度を奪い、資産価値を大きく下げる重大な問題です。
- 断熱性能の喪失(内部結露の場合):ペアガラス内部が結露している場合、断熱層であるはずの中空層が湿気や水で満たされてしまっているため、断熱効果は激減しています。これにより、冷暖房効率が悪化し、光熱費の無駄な増大を招きます。
結露は単なる汚れではなく、解決すべき「環境の異常サイン」と捉え、早急に対処することが重要です。
その結露、放置は家の寿命を縮めます。
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ペアガラスの結露がひどい時の修理費用と交換費用を解説
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- ペアガラス内部結露の掃除や修理DIYにドライヤー
- ペアガラスへの交換や内部結露修理費用・交換費用
- ホームセンターやガラス屋のペアガラス交換料金表
- 交換補助金や修理に火災保険が適用されるケース
- ペアガラスの結露がひどい問題の対処法まとめ
ペアガラス内部結露の掃除や修理DIYにドライヤーが危険な理由
ペアガラスの内部に曇りや水滴が発生する「内部結露」は、ガラス周囲の封着材(シール)が経年劣化し、密閉性が失われたことによって起こります。この状態になった場合、掃除やDIYでの修理は物理的に不可能です。
インターネット上などで「ドライヤーを当てて乾かす」という方法が紹介されることがありますが、これは絶対に避けてください。
ドライヤーがNGな理由
ガラスの一部分だけにドライヤーの熱風を当てると、熱せられた部分が急激に膨張する一方で、周囲の冷たいサッシやガラス部分はそのままの状態を保とうとします。
この温度差による歪みにガラスが耐えきれず、ひび割れてしまう「熱割れ」が発生する危険性が極めて高いためです。
また、仮にドライヤーで一時的に曇りが取れたとしても、湿気が侵入する原因となっている隙間(シール材の劣化部分)が塞がったわけではないため、外気温が下がればすぐに結露が再発します。
ガラスに穴を開けて水を抜く行為も、強度不足による破損や怪我のリスクがあるため絶対に行わないでください。
内部結露は「汚れ」ではなく「故障」と認識する必要があります。
ペアガラスへの交換や内部結露修理費用・交換費用
内部結露が発生したペアガラスを直す唯一の根本的な解決策は、ガラスの交換です。サッシ(窓枠)自体に大きな歪みや破損がなければ、サッシ枠はそのままで「ガラスのみ」を新しいペアガラスに入れ替えることが可能です。
交換にかかる費用は、ガラスのサイズ、厚み、種類(透明、型ガラス、Low-Eなど)、施工環境(2階以上で足場が必要かどうかなど)によって変動します。一般的な目安としては以下の通りです。
| ガラスの種類 | サイズ目安 | 費用相場(ガラス代+工事費込) |
|---|---|---|
| 標準ペアガラス | 腰高窓(中サイズ) | 約30,000円~50,000円 |
| 標準ペアガラス | 掃き出し窓(大サイズ) | 約40,000円~70,000円 |
| Low-Eペアガラス | 腰高窓(中サイズ) | 約40,000円~60,000円 |
| Low-Eペアガラス | 掃き出し窓(大サイズ) | 約50,000円~90,000円 |
※上記はガラス1枚あたりの概算費用です。業者や地域、ガラスの厚みによって異なります。
これに加え、出張費(3,000円~)や廃材処分費(数千円程度)が別途かかるのが一般的です。正確な金額を知るためには、現地調査による見積もりが必須です。
ホームセンターやガラス屋のペアガラス交換料金表
ペアガラスの交換依頼先としては、主に「ガラス専門業者」「ホームセンター」「工務店」があります。それぞれの特徴と料金傾向を理解しておくと、スムーズに依頼できます。
| 依頼先 | 料金傾向 | 特徴・メリット・デメリット |
|---|---|---|
| ガラス専門業者 | 適正~やや安い | 自社施工が多く中間マージンがかかりにくい。在庫があれば即日~数日での対応が可能。ガラスの知識が豊富で、最適な製品を提案してくれる。 |
| ホームセンター | 店舗による | 買い物のついでに相談でき、入りやすい。ただし、実際の施工は提携している下請け業者が行うことが多く、日程調整に時間がかかる場合がある。 |
| 工務店・リフォーム会社 | やや高い傾向 | 窓以外のリフォーム(壁紙や床など)もまとめて依頼できる。ガラス交換単体だと割高になることがあるが、付き合いがあれば安心感がある。 |
料金表は各社で異なりますが、「ガラス代」「施工費」「出張費」「処分費」が全て含まれているか、見積もりの際によく確認することが大切です。
特にネット広告で「激安」を謳う業者の中には、出張費や諸経費を後から高額請求するトラブルも稀にあるため、必ず総額で見積もりを取り、追加費用の有無を確認しましょう。
まずは地元の信頼できるガラス屋さんや、口コミの良い専門業者2~3社から相見積もりを取るのがおすすめです。価格だけでなく、電話対応や説明の丁寧さも比較できますよ。
交換する場合の補助金や修理に火災保険が適用されるケース
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※写真はイメージです
ペアガラスの交換には、国や自治体の補助金、あるいは火災保険が利用できる場合があります。これらをうまく活用すれば、自己負担を大幅に減らせる可能性があります。
補助金の活用(先進的窓リノベ事業など)
環境省などが実施する「先進的窓リノベ事業」などの補助金制度は、家庭の省エネ化を推進するために、断熱性能の高い窓へのリフォームを強力に支援するものです。2026年度も「先進的窓リノベ2026事業」として、高い補助率での継続が見込まれています(出典:環境省「先進的窓リノベ2026事業」公式サイト)。
単なるガラス交換であっても、一定の断熱性能基準(例えばLow-E複層ガラス以上への交換など)を満たせば対象となる場合があります。
補助金額は工事内容や窓のグレードによって決まりますが、工事費の約半額相当が補助されるケースも少なくありません。ただし、申請は登録された事業者が行う必要があるため、見積もり時に「補助金を使いたい」と相談することが必須です。
メーカー保証の確認
多くの国内ガラスメーカー(AGCなど)では、複層ガラスの内部結露に対して、製造から10年間の品質保証を設けています(出典:AGC Glass Plaza「複層ガラスの内部結露とは?」)。設置から10年以内の内部結露であれば、メーカーが無償で交換してくれる可能性が高いため、まずは保証書やサッシの刻印を確認しましょう。
火災保険の適用
火災保険は「火事」だけでなく、契約内容によっては「風災」や「不測かつ突発的な事故(破損・汚損)」も補償対象になります。
- 適用される可能性があるケース:台風で物が飛んできてガラスが割れた、熱割れ(自然現象による予期せぬ破損)が起きた、子供がボールをぶつけて割ったなど。
- 適用されないケース:単なる「経年劣化」による内部結露(シールの自然寿命)。
内部結露の多くは経年劣化とみなされ、保険適用のハードルは高いのが現実です。
しかし、もし「台風の後に急に結露し始めた(飛来物による微細なクラックが入った)」などの心当たりがある場合は、保険代理店に相談してみる価値はあります。また、「熱割れ」による破損であれば補償されるケースが多いため、ガラスにひび割れがある場合は必ず確認してみましょう。
ペアガラスの結露がひどい問題の対策:まとめ
- ペアガラスの結露には「表面結露(室内側)」と「内部結露(ガラス内部)」の2種類がある
- 表面結露の主な原因は室内の高湿度と断熱性能の限界であり、換気で改善可能
- 内部結露の原因はガラス周囲のシール材(封着材)の経年劣化による寿命である
- ペアガラスと複層ガラスは実質的に同じものを指す言葉である
- 新築でもコンクリートや木材からの放湿で一時的に結露することがある(1~2年程度)
- 表面結露の対策には換気、除湿、サーキュレーター、暖房の見直しが有効
- Low-Eペアガラスに結露防止シートを貼ると熱割れの原因になるため注意が必要
- サッシのレールにある水抜き穴は定期的に掃除して詰まりを防ぐ
- 結露の放置はカビやダニによるアレルギー健康被害や住宅の腐食リスクを招く
- ペアガラスの内部結露は掃除や水抜き、DIYでの修理は不可能である
- ドライヤーで温める行為はガラスが割れる危険性が高いため絶対に行わない
- 内部結露の唯一の解決策はガラスユニットの交換である
- 交換費用はガラスの種類やサイズによるが、数万円〜が相場である
- メーカーの10年保証や、断熱リフォームの補助金(先進的窓リノベ事業など)を活用すると費用を抑えられる
- 経年劣化による内部結露は火災保険の対象外だが、熱割れや災害起因は対象になる場合がある
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