こんにちは、e-MADOリフォーム代表の鈴木 優樹です。
私はエアコン職人として13年間、累計1万台以上の現場に携わり、電気工事士として数えきれないほどの住宅設備の電源周りを見てきました。
築年数が経ったご自宅でふと天井を見上げたとき、そこにある引掛シーリングが古い「National(ナショナル)」製で、なんだか黄色く変色していたり、表面にヒビが入っていたりすると、「このまま新しいLED照明を付けても大丈夫なのかな?」と不安になりますよね。
「買ってきても付かなかったらどうしよう」
「和室の天井に木の棒(竿縁)があって邪魔になりそう」
「もし地震で落ちてきたら…」
そんな心配から、明るいLEDへの交換をためらっている方も多いのではないでしょうか。
電気は見えない部分だからこそ、古い器具を使い続けるリスクや、正しい対処法を知っておくことが家族の安全を守る鍵になります。
目次
角型引掛シーリングが古い時のLED取付
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- ナショナル等の古い機種と互換性
- ひび割れや欠けは危険な状態のサイン
- ぐらつきがある場合のチェックポイント
- 丸型やローゼットなど種類の違い
- 和室の竿縁天井で干渉する際の対策
- アダプターが合わない時の解決策
ナショナル等の古い機種と互換性
ご実家や、築年数が30年以上経過している木造住宅、あるいは古い団地などで天井を見上げると、長方形の小さなプラスチック部品がついているのを目にすることがあります。
色がアイボリーから黄色、あるいは茶色っぽく変色しており、よく見ると「National(ナショナル)」という刻印があるタイプです。これは現在のパナソニック(Panasonic)の前身ブランドですが、こうした古い器具を見て「今の最新LEDシーリングライトは取り付けられるのだろうか?」と不安になる方は非常に多いです。
まず安心してください。基本的に日本の住宅用照明器具の接続部分は「JIS規格(日本産業規格)」によって統一されています。
そのため、30年前のナショナル製であっても、東芝製であっても、日立製であっても、引掛シーリングの刃のサイズや間隔は現在の規格と同じです。したがって、現在家電量販店やネット通販で販売されている、パナソニック、アイリスオーヤマ、NEC(ホタルクス)などの主要メーカーのLEDシーリングライトであれば、物理的に装着することは可能です。
しかし、ここでプロとして一つ重要な注意点をお伝えしなければなりません。それは「出しろ(厚み)」の問題です。現行の引掛シーリングボディ(天井についている部品)は、厚みが約22mmで作られているのが標準ですが、昭和時代の古い角型引掛シーリングの中には、厚みが11mm以下と非常に薄いものや、電線を差し込む端子部分が露出しているようなタイプが存在します。
LEDシーリングライトを取り付ける際、最初に「専用アダプター」という丸い部品を天井の引掛シーリングにカチッとセットするのですが、このアダプターは一定の厚みがあることを前提に設計されています。もし天井の部品が極端に薄いと、アダプターを押し込んでも天井との間に隙間ができすぎてしまい、グラグラしたり、ロックがかからなかったりするトラブルが起きます。また、逆に古すぎて部品に無駄な厚みがある場合や、形状がいびつな場合も、アダプターが奥まで刺さらないことがあります。「規格は同じだけど、形状の微差で付かないことがある」という点は、古い建物のリフォーム現場ではよくあることなのです。
互換性のチェックポイント
まずは何も買わずに、天井の部品の「厚み」を定規で測ってみてください。
天井面から飛び出している部分(出しろ)が21mm~22mm程度あれば、ほぼ間違いなく現行品が付きます。もし10mm程度しかない場合は、後述するアダプター等での対策が必要になる可能性が高いと考えてください。
ひび割れや欠けは危険な状態のサイン
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互換性の確認よりも優先していただきたいのが、安全性の確認です。プラスチック製品には寿命があります。特に天井付近は、夏場は熱気がたまりやすく、冬場は乾燥するという過酷な環境です。
30年、40年と使い続けられた角型引掛シーリングは、経年劣化によって柔軟性を失い、カチカチに硬化しています。こうなると、少しの衝撃で簡単に割れてしまいます。
もし、ご自宅の角型引掛シーリングを見て、「ひび割れ(クラック)」や「欠け」がある場合は、直ちに使用を中止してください。これは脅しではなく、本当に危険な状態だからです。シーリングライトなどの照明器具は、軽いものでも1kg~2kg、多機能なものや装飾がついたものだと3kg近くあります。この重量を、たった2本の爪とプラスチックの筐体だけで支えているのが引掛シーリングの構造です。
ひび割れているということは、その強度が著しく低下していることを意味します。普段は落ちてこなくても、例えば「震度4程度の地震が起きたとき」や、「掃除のためにカバーを外そうと力を入れたとき」、あるいは「何もしていない深夜」に、突然限界を迎えて照明器具ごと落下してくるリスクがあります。もしその下に人が寝ていたり、小さなお子様が遊んでいたりしたら、大怪我につながりかねません。
焦げ跡はさらに危険!
ひび割れ以上に危険なのが、プラグの差し込み口周辺に見られる「茶色や黒の焦げ跡」です。これは、内部の金属バネが劣化して照明側の端子を挟む力が弱まり、接触抵抗が増えて発熱している証拠です。
いわゆる「接触不良」の状態であり、使い続けるとプラスチックが溶けたり、最悪の場合は天井裏の木材に引火して「漏電火災」を引き起こす原因になります。焦げを見つけたら、スイッチを入れず、すぐに電気工事店に連絡してください。
ぐらつきがある場合のチェックポイント
照明器具を取り外した状態で、天井に残っている角型引掛シーリングを指でつまんで、軽く揺すってみてください。このとき、天井板ごとではなく、部品だけが「グラグラ」と動くようであれば、取り付け状態に問題があります。
正常な取り付けであれば、引掛シーリングは天井裏にある「野縁(のぶち)」などの木下地に、長いビスで強固に固定されており、手で揺すった程度ではビクともしません。しかし、グラグラするということは、以下のいずれかの不具合が発生しています。
- ビスの緩み: 長年の振動や木の収縮により、固定しているネジが緩んでいる。
- 下地の不在: 本来、木下地に打つべきネジが、強度のない石膏ボードのみに打たれており、ボードが崩れてきている。
- 下地の腐食: 雨漏りや結露などで、天井裏の木材そのものが腐ってビスが効かなくなっている。
「ネジを締め直せば直るのでは?」と思われるかもしれませんが、古い住宅の場合、単純な増し締めは逆効果になることがあります。
特に、石膏ボードに無理やり固定されていた場合、締め込むことでボードが粉砕され、さらに穴が広がって部品が脱落してしまうことがあるのです。下地が弱っている状態で新しいLEDシーリングライトを取り付けるのは非常に危険です。
昔のペンダントライト(吊り下げ型)は、電源コード自体が荷重を支える役割を補助していましたが、今のシーリングライトは引掛シーリング一点に全荷重がかかります。
グラつきがある場合は、無理に取り付けようとせず、電気工事士に見てもらい、下地のある場所へ移設するか、アンカーを使って補強してもらう必要があります。「まあ大丈夫だろう」という自己判断が、一番の事故のもとです。
丸型やローゼットなど種類の違い
「引掛シーリング」と一口に言っても、実はいくつかの種類があります。
ご自宅の天井についているのが本当に「角型」なのか、それとも別のタイプなのかを正しく見分けることは、適合する照明器具を選ぶ上で非常に重要です。特に古い住宅やリフォーム済みの物件では、部屋によってタイプが混在していることも珍しくありません。
代表的な種類とその特徴、そして重要な「耐荷重」について整理しました。照明器具を買う前に、必ず脚立に乗って目視確認することをおすすめします。
| 名称 | 形状の特徴 | 耐荷重 | 適した照明器具 |
|---|---|---|---|
| 角型引掛シーリング | 長方形のブロック状。古い木造住宅や和室に多い。 | 3kgまで | 小型~中型のLEDシーリング、ペンダントライト |
| 丸型引掛シーリング | 円形のブロック状。洋室やマンションに多い。 | 3kgまで | 一般的なLEDシーリングライト全般 |
| ツバ付丸型引掛シーリング | 円形で、天井接地面に少し広がったツバがある。 | 5kgまで | 大型のLEDシーリングライト |
| 引掛ローゼット(埋込・露出) | 円形で厚みが薄い、または両サイドに金属のハンガー(耳)がついている。 | 10kgまで (耳使用時) | シャンデリア、シーリングファンライト、重量級の照明 |
ここで特に注目していただきたいのが「耐荷重」です。角型引掛シーリングの耐荷重は、通常「3kg」とされています。最近のLEDシーリングライトは軽量化が進んでおり、6畳~12畳用のものであれば1.5kg~2.5kg程度なので、角型でも問題なく取り付けられます。
しかし、おしゃれなインテリアとして人気の「シーリングファン(扇風機付き照明)」や、ガラスやクリスタルを多用した「シャンデリアタイプ」の照明は、本体重量が5kgを超えるものがザラにあります。
これらを角型引掛シーリングに取り付けてしまうと、重量オーバーで部品が破損したり、天井から抜け落ちたりします。重い照明を付けたい場合は、必ず「引掛ローゼット」への交換工事(天井補強含む)が必要になることを覚えておいてください。
和室の竿縁天井で干渉する際の対策
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古い日本家屋の和室では、「竿縁(さおぶち)天井」という様式がよく見られます。これは、天井板を支えるために、30cm~45cm間隔で細長い木材(竿縁)が平行に走っている天井のことです。この竿縁天井に角型引掛シーリングがついている場合、ある特有の問題が発生します。
通常、角型引掛シーリングは竿縁の上(あるいは隣)に取り付けられていますが、その厚み(高さ)が竿縁の厚みと同じか、それよりも薄い場合が多いのです。
この状態で、底面が平らなLEDシーリングライトを取り付けようとするとどうなるでしょうか。
ライト本体を押し上げても、本体の裏側が「竿縁」にぶつかってしまい、中央のアダプターまで届きません。
あるいは、無理やりロックできたとしても、ライト本体が竿縁に強く押し付けられ、変形したり、天井板を押し上げて破損させたりする原因になります。また、スポンジなどのクッションがない機種だと、グラグラと不安定になり、見た目も悪くなります。
竿縁天井への対処法
- 竿縁天井対応のモデルを選ぶ:一部のメーカー(パナソニックやホタルクスなど)のLEDシーリングライトには、本体裏面に厚手のスポンジがついている「竿縁天井対応モデル」や、専用のアタッチメントが付属しているものがあります。これらを選べば、竿縁の段差を吸収して安定して取り付けられます。
- 竿縁天井用アダプタを使う:対応モデルでない場合は、パナソニックから発売されている「竿縁天井用アダプタ(NZ2717Mなど)」を別途購入し、引掛シーリングとライトの間に挟み込みます。これにより、器具の取り付け位置が下がり、竿縁との干渉を避けることができます。
アダプターが合わない時の解決策
「お店で適合表を見て買ってきたのに、いざ家で付けようとしたらアダプターがはまらない!」というトラブルは、DIYリフォームの現場で頻繁に遭遇します。
主な原因は、先ほど触れた「角型引掛シーリングの出しろ(厚み)不足」か、あるいは「シーリングの周囲に邪魔なでっぱりがある」ことのどちらかです。
特に多いのが、古い角型引掛シーリングの厚みが10mm程度しかなく、新しいLEDライトのアダプターを差し込んでも、カチッと回るところまで届かないケースです。この場合、無理に押し込んでも付きませんし、削るわけにもいきません。
ここで活躍するのが、パナソニックの「増改アダプタ(1型~4型)」という部材です。特に「WG4480PK」などの型番で知られる製品は、既存の引掛シーリングに差し込むことで、コンセント機能を追加したり、高さを稼いだりすることができます。これを古い角型引掛シーリングと、新しいLEDライトのアダプターの間に「噛ませる」ことで、不足していた厚みを補い、干渉を回避して取り付けられるようになります。
この増改アダプタは、ホームセンターの電気資材売り場やAmazonなどで数百円で手に入ります。
「工事を頼むほどではないけれど、あと少し高さがあれば付くのに」という状況では、まさに救世主のようなアイテムです。ただし、これを重ねて使うことで、照明器具全体の位置が数センチ下がることになります。天井が低い部屋や、圧迫感を気にする場合は注意が必要ですが、手軽な解決策としては最強の部材と言えるでしょう。
角型引掛シーリングが古いなら交換が必要
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- 本体の交換には電気工事士の資格が必要
- DIYでの外し方と法的な注意点
- 増改アダプタを活用する方法と注意
- 業者に依頼する際の費用相場
本体の交換には電気工事士の資格が必要
これは何度強調しても足りないくらい重要なことですが、天井に固定されている「引掛シーリング本体」を交換する作業は、「電気工事士」の国家資格を持った人でなければ行ってはいけません。
「ネジを2本外して、電線を差し替えるだけでしょ? ブレーカー落とせば自分でもできるよ」と安易に考える方がいますが、これは明確な法律違反(電気工事士法)です。
なぜこれほど厳しく規制されているのかというと、作業自体は単純に見えても、その裏にあるリスクが非常に大きいからです。
電線の被覆を剥く長さが数ミリ違うだけで、あるいはネジの締め付けトルクが弱いだけで、将来的に「接触不良」による発熱を引き起こします。
天井裏という見えない場所で発生した熱は、埃に着火し、住んでいる人が気づかないうちに火災(漏電火災)へと発展します。また、アース処理の不備や結線ミスは、照明器具に触れた瞬間の感電事故にもつながります。
経済産業省も、電気工事士の資格が必要な作業の範囲を明確に定めており、配線器具(引掛シーリング含む)の設置や変更は、資格が必要な「電気工事」に分類されます。ご自身とご家族の命、そして大切な家を守るためにも、無資格でのDIY交換は絶対におやめください。
(出典:経済産業省『電気工事士等資格が不要な「軽微な工事」とは』)
DIYでの外し方と法的な注意点
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では、資格を持っていない一般の方がDIYで行っても良い作業範囲はどこまでなのでしょうか? 法的な境界線を正しく理解しておけば、安心して作業ができます。
結論から言うと、「工具を使わずに脱着できる範囲」まではDIYで可能です。
○ 資格なしでやって良いこと(軽微な作業)
- 照明器具本体の取り付け・取り外し: 引掛シーリングにプラグを差し込んだり、回して外したりする作業。
- アダプターの装着: LEDシーリングライトに付属する専用アダプターを、カチッと音がするまで取り付ける作業。
- 増改アダプタの取り付け: 前述のWG4480PKなどを、既存のシーリングに差し込む作業。
- 電球の交換: グローブ(カバー)を外して蛍光灯や電球を替える作業。
一方で、以下の作業は完全にアウトです。
× 資格がないとやってはいけないこと(電気工事)
- 引掛シーリング本体の取り外し: 天井に固定しているネジをドライバーで緩め、部品を天井から外す行為。
- 電線の抜き差し: 引掛シーリングの裏側に刺さっている電線(VVFケーブルなど)を抜いたり、新しい部品に差し込んだりする行為。
- 配線の延長・加工: 天井裏のケーブルを切ったり、繋いだりする行為。
例えば、引っ越しで退去する際に、自分で取り付けた照明器具を外すのはOKですが、「元々ついていた古い角型引掛シーリングが汚いから、新しいものに替えておいてあげよう」という親切心でも、本体を交換するのは違法行為となります。
また、万が一DIYで交換して火災が起きた場合、火災保険が適用されない可能性もありますので、リスク管理の観点からもプロに任せるべきです。
増改アダプタを活用する方法と注意
「資格はないけど、どうしても今の古い角型シーリングでは新しいライトが付かない。でも業者を呼ぶ予算も時間もない…」という場合、先ほど紹介した「増改アダプタ」が、合法的にできるDIYの限界点かつ有効な解決策となります。
増改アダプタ(パナソニック WG4481PKなど)を使用する最大のメリットは、「電気工事なしで、引掛シーリングの形状や高さを疑似的にアップデートできる」点です。
古い角型引掛シーリングにこのアダプタを装着すると、接続面が新しくなり、厚みも増します。これにより、最新のLEDシーリングライトのアダプタが干渉せずに取り付けられるようになります。
具体的な手順は非常に簡単です。
- ブレーカーを落とす(念のため)。
- 天井の古い角型引掛シーリングに、増改アダプタの爪を合わせて差し込み、「カチッ」と音がするまで右に回す。
- 増改アダプタがぐらつかずに固定されたことを確認する。
- その上から、LEDシーリングライトの専用アダプタを取り付ける。
ただし、注意点もあります。あくまでこれは「継ぎ足し」の処置であるため、大元の角型引掛シーリング自体が劣化して割れていたり、グラグラしていたりする場合は、アダプタをつけても危険な状態は変わりません。
むしろ、接点が増える分、わずかですが抵抗が増えたり、重みで負荷が増したりする可能性もあります。「本体はしっかりしているが、形状だけが合わない」というケース限定の裏技として活用してください。
業者に依頼する際の費用相場
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「やっぱり古すぎて怖いから、全部新しく交換したい」と決断された方へ。業者に依頼する場合の適正価格を知っておくことは、不当な高額請求を避けるためにも重要です。引掛シーリングの交換は、電気工事の中では比較的軽微な作業に分類されます。
一般的な費用相場(部品代込み)は以下の通りです。
| 費用の内訳 | 相場(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 引掛シーリング部品代 | 200円 ~ 1,000円 | 角型、丸型、ローゼットで異なる。 |
| 交換作業費(技術料) | 3,000円 ~ 5,000円 | 既存取り外し、新規取り付け、電圧確認含む。 |
| 出張費 | 3,000円 ~ 5,000円 | エリアや業者によって大きく変動。 |
| 合計目安 | 6,000円 ~ 11,000円 | 駐車場代などが別途かかる場合あり。 |
少しでも安く抑えるためのポイントとしては、「地元の電気屋さん」に依頼することで出張費を抑えられる場合があります。また、もし近々エアコンの取り付けやコンセントの増設、インターホンの交換などを予定しているのであれば、それらとセットで依頼することで、出張費を一回分にまとめたり、値引き交渉ができたりすることが多いです。
「くらしのマーケット」などのマッチングサイトを利用するのも一つの手です。
口コミ評価が見られるため、安心して任せられる職人を探しやすく、事前にチャットで写真を送って見積もりを取ることも可能です。電話だけで「とりあえず行きます」という業者は、後から高額な出張費を請求されるトラブルもあるため、必ず事前に概算見積もりを確認するようにしましょう。
角型引掛シーリングが古いあ場合は安全に対処しよう:まとめ
今回の記事では、古い角型引掛シーリングに関する疑問や不安について、プロの視点から解説してきました。
古い器具であっても、破損がなければ工夫次第で最新のLED照明を楽しむことができます。しかし、30年以上経過しているような古い部品は、プラスチックの劣化が進んでいることがほとんどです。
「たかが照明の部品」と侮ってはいけません。毎日私たちの頭上で光り輝く照明器具を支えているのは、その小さなプラスチック部品です。
もし「ひび割れ」「変色」「焦げ」などのサインを見つけたら、無理をして使い続けず、安全を最優先に交換を検討してください。適切なメンテナンスを行うことで、快適な明かりと、何より家族の安全を守ることができます。