窓・ドアのお悩み

窓の隙間風対策は100均で十分?ダイソー・セリアの神グッズ5選と貼り方を徹底解説

2025年7月24日

窓の隙間風を対策!100均アイテムと隙間の本当の原因を解説

冬の訪れとともに、多くの家庭を悩ませるのが「窓からの冷気」です。暖房器具をフル稼働させているのになかなか部屋が暖まらない、窓際に立つと足元が冷える……といった経験はないでしょうか。

実は、室内の熱の約50%以上が「窓」から流出していると言われています。手軽な解決策として、ダイソーやセリアなどの100均ショップには便利な防寒グッズが豊富に並んでいますが、種類が多すぎて「どれを選べば正解なのか分からない」と迷ってしまう方も多いはずです。

この記事では、プロの視点で厳選した100均のおすすめアイテム神グッズ5選を中心に、効果的な窓の隙間風防止テクニックを網羅的に解説します。特に、強風の日に窓の隙間風がうるさいと感じる場合や、冷え込みが厳しく窓の隙間風が寒い時には、単にテープを貼るだけでなく、原因に合わせた適切な処置が不可欠です。

具体的には、失敗しやすい窓の隙間風テープの貼り方のコツや、複雑な形状をしたサッシの隙間を埋める方法をステップバイステップで詳しく解説します。また、見た目よりも即効性を重視する場合の応急処置としてのダンボール活用法や、軽量で高い断熱効果を発揮する100均のプラダン(プラスチックダンボール)の効果的な設置方法についても触れていきます。

さらに、カビや湿気が気になる水回りである風呂の窓の隙間風対策や、より耐久性を求める方向けにニトリやホームセンターの商品との比較検討も行います。

原状回復が必要な賃貸やマンションでもできる対策と併せて、プロが推奨するおすすめの対策5選も紹介しますので、ぜひこの記事を参考にして、今年の冬を暖かく快適に過ごしてください。

この記事のポイント

  • 100均で手に入る効果的な隙間風対策グッズの選び方と使い分け
  • 隙間テープやプラダンの断熱効果を最大化する正しい設置手順とコツ
  • 賃貸物件でも安心な、糊残りを防ぎつつしっかり密閉する施工テクニック
  • 100均グッズの限界と、本格的な内窓リフォームの費用対効果の比較

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窓の隙間風対策に100均グッズ・アイテムを活用しよう

  • 窓の隙間風対策は100均グッズで解決できる?
  • 窓に隙間ができる原因と放置することで起こるリスク
  • 【ダイソー・セリア】窓の隙間風対策に役立つ神グッズ5選
  • 応急処置に使えるダンボール活用法
  • 窓の隙間風防止に役立つ100均のプラダン
  • 窓の隙間風テープ貼り方のコツ
  • サッシの隙間を埋める方法を徹底解説
  • 賃貸やマンションでもできる対策とは

窓の隙間風対策は100均グッズで解決できる?

結論から申し上げますと、「軽度な隙間風」や「ワンシーズンの応急処置」であれば、100均グッズでも十分に解決可能です。実際に、ダイソーやセリアで販売されている防寒グッズのクオリティは年々向上しており、適切に使用すれば体感温度を2℃〜3℃上げることも夢ではありません。

しかし、すべての寒さが100円で解決するわけではありません。建物の状況や寒さの原因によっては、100均グッズでは太刀打ちできないケースも存在します。プロの視点で「100均で解決できるライン」と「限界」を明確に整理しました。

100均グッズでの対策が向いているケース

以下のような状況であれば、まずは100均グッズを試してみる価値が大いにあります。

  • 隙間の場所が特定できている場合:「ここから風が入る」と分かっている小さな隙間なら、テープで塞ぐだけで劇的に改善します。
  • 賃貸物件に住んでいる場合:退去時の原状回復が必要なため、高額なリフォームや接着剤を使う本格的な施工ができない場合に最適です。
  • コストを最優先したい場合:家中の窓を対策しても数百円〜千円程度で済む圧倒的なコストパフォーマンスは最大の魅力です。
  • 見た目よりも機能を重視する場合:プラダンやプチプチシートによる対策は、多少インテリア性を損なうものの、断熱効果は確実に得られます。

100均グッズでは解決が難しいケース(限界)

一方で、以下のような状況では、100均グッズの効果は限定的、あるいはすぐにダメになってしまう可能性が高いでしょう。

  • 建付けが悪く隙間が大きい(1cm以上):サッシ自体が歪んでいる場合、薄いテープでは埋めきれません。ホームセンターの厚手クッション材やプロによる調整が必要です。
  • 結露がひどい:窓枠が常に濡れている状態では、どんな強力なテープも数日で剥がれてしまいます。また、カビの温床になりやすいため衛生面でも推奨できません。
  • ガラス自体からの冷気(コールドドラフト):隙間風ではなく、ガラス面で冷やされた空気が降りてくる現象は、隙間テープでは防げません。断熱シートや内窓が必要です。

プロの結論

まずは手軽な100均グッズで対策を行い、それでも「寒い」「結露が止まらない」と感じる場合は、より本格的なホームセンター製品や、根本解決となる「内窓リフォーム」へとステップアップしていくのが、無駄のない賢いアプローチです。

窓に隙間ができる原因と放置することで起こるリスク

「しっかりと窓を閉めているはずなのに、なぜか隙間風が入ってくる……」その主な原因は、建物や窓パーツの「経年劣化」にあります。特に大きな要因となるのが、以下の2つの部品の劣化です。

  • ガスケット(ゴムパッキン)の劣化:窓ガラスとサッシの気密性を保つゴム部品です。紫外線や風雨にさらされることで硬化してひび割れたり、縮んでしまったりすることで、ガラスとの間にわずかな隙間が生まれます。
  • 戸車(とぐるま)の摩耗:窓をスムーズに動かすための下部の車輪です。長年の開閉ですり減ったり歪んだりすると、サッシ全体が傾き、窓枠との間に均等でない隙間が生じてしまいます。

これらは築年数が経過した家では避けがたい現象ですが、単に「寒い」という不快感だけで済ませてはいけません。隙間を放置すると、以下のような様々な実害が発生します。

【隙間風を放置するデメリット】

  • 冷暖房効率の激減と光熱費の増大:冬は暖気が逃げ、夏は冷気が逃げるため、エアコンをフル稼働させる必要があり、電気代が無駄にかかり続けます。
  • 汚染物質や騒音の侵入:花粉、PM2.5、砂埃などが室内に侵入しやすくなり、窓際がすぐに汚れます。また、遮音性が下がるため、外の騒音がダイレクトに聞こえる原因にもなります。
  • カビや腐食のリスク:雨水が吹き込んだり、結露水が入り込んだりすることで、窓枠周辺にカビが発生しやすくなります。

【ダイソー・セリア】窓の隙間風対策に役立つ神グッズ5選

ダイソー、セリア、キャンドゥなどの100均ショップは、冬のシーズンになると特設コーナーが組まれるほど防寒グッズが充実します。もはや「安かろう悪かろう」ではなく、ホームセンター製品に迫る機能性を持った商品も増えています。

しかし、種類が多すぎて「どれを買えばいいのか分からない」という失敗も起きがちです。ここでは、プロの視点から見て、特にコストパフォーマンスが高く、実用性に優れたアイテムを5つ厳選し、その特徴と正しい使いどころを解説します。

アイテム名素材・特徴ここが「神」ポイントおすすめの設置場所
1. 隙間テープ

(起毛・モヘアタイプ)

ナイロン等の細かい毛足が密集摩擦に強く、窓の開閉を重くせずに隙間を埋められる引き違い窓のレール部分、網戸とサッシの隙間
2. 隙間テープ

(スポンジタイプ)

ウレタンやゴム等の発泡素材クッション性が高く、ギュッと潰すことで高い密閉性を発揮ドアの戸当たり、窓を閉めた時にサッシが重なる縦ライン
3. 窓ガラス断熱シート

(プチプチ)

空気層を含む多層ポリエチレンガラス面の冷えを抑え、結露防止効果も高い。水貼りタイプが主流窓ガラス全体(特に単板ガラス)、目隠ししたい窓
4. 断熱カーテンライナービニール製の透明/半透明シートカーテンレールに掛けるだけで窓と部屋の間に空気の壁を作るカーテンレールのランナー(既存カーテンの内側)
5. サッシ枠断熱テープ薄手の発泡素材や不織布熱を伝えやすいアルミサッシの「枠」自体の冷たさをカバーアルミサッシの枠部分(室内側)

【プロの選び方アドバイス】

最も重要なのは「素材の使い分け」です。

窓を横にスライドさせるレール部分に、摩擦の大きい「スポンジタイプ」を貼ってしまうと、窓が重くて開かなくなったり、テープがすぐにボロボロに千切れてしまったりします。

「動く場所には起毛タイプ」「挟んで止める場所にはスポンジタイプ」を選ぶのが、100均グッズで失敗しない鉄則です。

各アイテムの活用テクニック

  • 窓ガラス断熱シート:最近の100均では、インテリアに馴染む「木目調」や「タイル柄」、「雪の結晶柄」などデザイン性の高いシートが豊富です。また、糊残りが心配な賃貸派には、霧吹きだけで貼れる「水貼りタイプ」が強く推奨されます。
  • 断熱カーテンライナー:設置の際は、必ず「裾(すそ)を床に10cm〜15cmほど垂らす」ようにカットしてください。見た目は少し悪くなりますが、ここを短くしてしまうと冷気が漏れ出し、効果が半減してしまいます。
  • サッシ枠断熱テープ:意外と見落としがちなのが「サッシ枠(金属部分)」からの冷気です。ガラスだけでなく、冷え切ったアルミ枠にテープを貼ることで、窓周辺全体の体感温度を上げることができます。

応急処置に使えるダンボール活用法

「今夜、急激に冷え込むからとにかく今すぐ対策したい」という緊急時には、通販の梱包などで余っている通常のダンボールも役に立ちます。ダンボールは紙と紙の間に波状の空気層(フルート)を持っており、この空気が断熱材の役割を果たします。

基本的な使い方はプラダンと同様です。窓の下部分に立てかけたり、窓枠のサイズに合わせてカットしてはめ込んだりすることで、冷気の侵入を防ぎます。特に寝室の枕元が窓際にある場合など、就寝時の冷え込み対策として即効性があります。

しかし、ダンボールは紙製であるため、最大の弱点は「湿気」です。窓の結露を吸い込むとふやけて強度が落ちるだけでなく、カビが発生しやすくなります。また、湿ったダンボールは害虫(特にゴキブリなど)が好む環境を作ってしまうリスクもあります。

ダンボール対策はあくまで一時的な応急処置と割り切りましょう。長期間設置しっぱなしにすると、カビの温床となり健康被害につながる恐れがあります。濡れたらすぐに交換するか、早めにプラダンなどの耐水素材へ切り替えてください。

窓の隙間風防止に役立つ100均のプラダン

「プラダン」とはプラスチックダンボールの略で、ポリプロピレン製の中空構造シートのことです。ダンボールのような見た目ですが、水に強く、軽く、カッターで簡単に加工できるため、DIY初心者でも扱いやすいのが特徴です。

窓の対策として最も効果的なのは、窓のレール(下枠)手前に衝立(ついたて)のように立てかける方法です。冷たい空気は暖かい空気よりも重いため、窓ガラスで冷やされた空気は滝のように床へと流れ落ちてきます(コールドドラフト現象)。窓の下半分をプラダンで覆うことで、この冷気の流れを堰き止め、足元の冷えを劇的に改善できます。

【プラダン設置のポイント】

  • 高さの目安:窓の下枠から30cm~50cm程度の高さがあると効果的です。
  • 固定方法:L字型のブックエンドを両面テープでプラダンに貼り付けて自立させるか、窓枠の隙間に差し込みます。
  • 密閉性:プラダン同士の継ぎ目は養生テープなどで塞ぎ、隙間を作らないようにしましょう。

透明や半透明のプラダンを選べば、部屋の明るさを損なうことなく断熱対策が可能です。また、夏場は冷房の冷気を逃がさない効果も期待できます。

窓の隙間風テープ貼り方のコツ

どれほど高機能な隙間テープを購入しても、貼り方を間違えれば効果は半減し、最悪の場合は窓の故障原因にもなります。プロが現場で実践している、剥がれにくく効果的な貼り方の手順をご紹介します。

  1. 徹底的な掃除と脱脂(最重要):
    貼る面にホコリ、汚れ、水分、そして「油分」が残っていると、粘着テープは本来の力を発揮できません。雑巾で水拭きした後、住居用洗剤やアルコールを含ませた布で拭き上げ、最後に乾拭きをして完全に乾燥させます。
  2. 位置決めと仮合わせ:
    いきなり剥離紙を剥がしてはいけません。まずはテープを貼る位置に当てがい、窓を閉めてみて「隙間が埋まるか」「鍵がかかるか」「スムーズに開閉できるか」を確認します。隙間に対してテープが分厚すぎると、鍵(クレセント錠)が回らなくなることがあります。
  3. 少しずつ圧着する:
    位置が決まったら、剥離紙を少しずつ剥がしながら貼っていきます。この時、テープを引っ張りすぎないように注意し、親指でギュッと押し付けて空気を抜くように圧着させます。
  4. 温めて粘着力を高める(冬場の裏技):
    気温が低い冬場はサッシも冷え切っており、粘着剤が硬化して付きにくくなっています。貼る直前にドライヤーの温風を当ててサッシとテープを人肌程度に温めると、驚くほど強力に接着します。

サッシの隙間を埋める方法を徹底解説

「窓の隙間」と言っても、風が入ってくる場所は一箇所ではありません。サッシの構造上、どうしても隙間ができやすいポイントが3つあります。それぞれの場所に合わせた対策を行いましょう。

侵入箇所原因具体的な対策方法
召合わせ(めしあわせ)引き違い窓の左右が中央で重なる部分。構造上、上下に隙間ができやすい。ここには「薄手の起毛テープ」を縦に一本貼ります。隙間を埋めつつ、窓の開閉時にスムーズにすれ違うことができる厚さを選ぶのがコツです。
レール部分(上下)窓が滑るためのレールとサッシの間には、必ず「遊び」の空間があるため。レール専用の「隙間風防止パーツ(パッキン)」を使用するか、毛足の長いモヘアテープをサッシ下部に貼り、毛先がレールに触れるように調整します。
クレセント錠(鍵)周辺鍵をかける部分のパッキンが経年劣化で痩せてしまい、密着しなくなっている。「サッシストッパー(補助錠)」を100均で購入し、窓の下枠に取り付けます。鍵をかけた状態でさらに補助錠でギュッと窓を押し付けることで、パッキンの密着度を高められます。

これらの隙間をピンポイントで攻略することで、体感温度は確実に上がります。寒い日に手をかざして、どこから風が入ってきているか「風の通り道」を特定してから作業を始めましょう。

関連記事はコチラ

賃貸やマンションでもできる対策とは

賃貸物件にお住まいの場合、退去時に部屋を元の状態に戻す「原状回復義務」があります。強力な粘着テープをサッシに直接貼ってしまうと、剥がす際に塗装が剥げたり、粘着剤がベタベタに残ってしまったりして、敷金から清掃費を引かれるリスクがあります。

そこで活躍するのが、「マスキングテープ」を活用した二重貼り(サンドイッチ)テクニックです。

【二重貼りの手順】

  1. サッシの汚れを落とし、乾燥させます。
  2. まず、貼って剥がせるタイプの「マスキングテープ(幅広タイプがおすすめ)」を、隙間テープを貼りたい位置に下地として貼ります。
  3. そのマスキングテープの上に、防寒用の隙間テープを貼り付けます。

こうすることで、粘着力の強い隙間テープはマスキングテープにしっかり固定され、剥がすときはマスキングテープごと綺麗に除去できます。サッシ本体には糊が残らないため、賃貸でも安心して対策が可能です。

マスキングテープは100均の文具コーナーだけでなく、DIYコーナーにも「養生用」として売られています。白やグレーなどサッシの色に合わせたものを選ぶと目立ちませんよ。

窓の隙間風対策は100均で十分?限界と正解

  • 窓の隙間風で部屋が寒い根本原因
  • 窓の隙間風対策でニトリやホームセンターは?
  • お風呂の窓の隙間風を防ぐポイント
  • 窓の隙間風がうるさい時の対処法
  • 100均の窓隙間風対策に関するよくある質問

窓の隙間風で部屋が寒い根本原因

「隙間テープを完璧に貼ったはずなのに、まだ部屋が寒い……」
「窓際に行くと、風はないのにヒヤッとする」

このように感じる場合、部屋が寒い原因は隙間風(漏気)ではなく、「コールドドラフト現象」である可能性が非常に高いです。

コールドドラフト現象とは、暖房で暖められた室内の空気が、冷たい窓ガラスに触れることで急激に冷やされ、重くなって床面へと流れ落ちてくる現象のことです。これは窓に一切の隙間がなくても、窓ガラス自体の断熱性能が低い限り、物理法則として必ず発生します。

環境省の資料によると、冬の暖房時に家から流出する熱の割合は、窓などの開口部が58%を占めるとされています。つまり、壁や床よりも、圧倒的に「窓」から熱が逃げているのです。

(出典:環境省 COOL CHOICE「地球温暖化の現状」関連データより

100均グッズで隙間を埋めるのは、あくまで「外気の侵入」を防ぐ手段に過ぎません。ガラス面で発生する冷気を根本から止めるには、既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付け、間に大きな空気層を作る「内窓(二重窓)」の設置が、最も物理的に理にかなった確実な解決策となります。

内窓を設置すると、窓が二重になることで魔法瓶のような断熱構造が生まれます。これにより、コールドドラフト現象が抑えられるだけでなく、悩みの種である「結露」も劇的に改善されます。

根本解決を目指すなら、内窓リフォームは検討の価値がある選択肢です。

窓の隙間風対策でニトリやホームセンターは?

「100均だとすぐに剥がれる」「もっとしっかり対策したい」という場合は、ニトリやカインズ、コーナンなどのホームセンター製品を検討する価値があります。価格は数百円~数千円と上がりますが、その分「機能性」と「耐久性」に優れています。

例えば、ホームセンターで販売されている隙間テープは、住友スリーエム(3M)やニトムズといった専門メーカー製が多く、耐候性・耐水性が高いEPDMゴムを使用しているものがあります。これらは直射日光や雨風にさらされてもボロボロになりにくく、数シーズンにわたって効果を持続できます。

また、ニトリの「断熱カーテンライナー」や「冷気ストップボード」は、窓のサイズに合わせて豊富なラインナップがあり、掃き出し窓のような大きな窓にも対応しやすいのがメリットです。「ワンシーズンで使い捨てるならコスパ最強の100均」「長く快適に使い続けたいなら専門店やホームセンター」というように、目的と予算、そして手間に応じて使い分けるのが賢い選択です。

お風呂の窓の隙間風を防ぐポイント

お風呂場は、家の中で最も寒さを感じやすく、ヒートショック事故のリスクが高い危険な場所です。消費者庁のデータによると、高齢者の入浴中の事故は冬場に多発しており、その主な原因は急激な温度変化によるヒートショックとされています。

(出典:消費者庁「冬季に多発する入浴中の事故に御注意ください!」

しかし、浴室は常に湿気が充満しているため、通常の紙製やスポンジ製の隙間テープでは、すぐに水分を吸ってカビだらけになったり、粘着力がなくなって剥がれ落ちたりしてしまいます。

お風呂場の対策には、以下の2点を徹底してください。

  1. 「防水タイプ」「屋外用」を選ぶ:
    パッケージに「浴室用」「防水」「耐水」と明記されているテープを選びましょう。素材としては、水を吸わないゴム製やPVC(塩化ビニル)製が適しています。
  2. 断熱シートも水貼りタイプを:
    窓ガラスに貼るプチプチシートも、糊を使わず水だけで吸着するタイプを選びます。これなら湿気で剥がれる心配が少なく、カビの発生も抑えられます。

また、浴室は換気のために窓を開ける頻度が高いため、レール部分に汚れが溜まりがちです。こまめな掃除でレールを綺麗に保つことも、気密性を維持する重要なポイントです。

窓の隙間風がうるさい時の対処法

「風の音がうるさくて眠れない」「外の車の音が気になる」
窓から隙間風が入ってくるということは、空気と一緒に「音」も侵入していることを意味します。つまり、隙間風対策をすることは、同時に防音対策にもつながるのです。

音漏れを防ぐためには、前述の「サッシの隙間埋め」をより徹底する必要があります。特に、窓を閉めた時にサッシが枠に当たる「戸当たり」部分のゴムパッキンが劣化して硬くなっていると、そこに隙間が生じて音が漏れてきます。ここに厚めの高密度スポンジテープを貼り、窓を閉めた時にギュッとテープが押し潰される状態を作ると、気密性が高まり遮音効果が期待できます。

ただし、どれだけ隙間を埋めても音が軽減されない場合は、隙間ではなく「ガラスの薄さ」そのものが原因である可能性があります。一般的な一枚ガラス(単板ガラス)は音を透過しやすいため、テープだけで劇的な防音効果を得るには限界があることも理解しておきましょう。

100均の窓隙間風対策に関するよくある質問

最後に、100均グッズを使った窓の隙間風対策について、多くの人が抱く疑問やトラブルへの対処法をQ&A形式でまとめました。

Q1. 100均の隙間テープはどのくらい持ちますか?交換時期の目安は?
A. 基本的に「ワンシーズン(約3ヶ月~半年)」での交換を推奨します。

100均のテープに使用されているスポンジや粘着剤は、紫外線や結露の水分、激しい温度変化によって劣化しやすい素材です。1年以上貼りっぱなしにすると、スポンジがボロボロに崩れて粉を吹いたり、粘着剤が硬化してサッシにこびりつき、剥がすのが困難になったりします。

衛生面と剥がしやすさを考慮して、「秋に貼って、春になったら剥がす」というサイクルを守るのが最も賢い使い方です。

Q2. 剥がした後にテープの「ベタベタ(糊)」が残ってしまいました。どうすれば綺麗に取れますか?
A. 無理に擦らず、「シール剥がし液」や身近なアイテムを活用しましょう。

粘着剤が残ってしまった場合、以下の方法を試してください。

  • シール剥がし液(100均で購入可):最も確実です。液を染み込ませて数分待ち、ヘラで優しく削ぎ落とします。
  • ハンドクリーム:油分が粘着剤を分解します。クリームを塗り込んで5分ほど放置し、拭き取ります。
  • 消しゴム:範囲が狭い場合、ベタつきを消しゴムで擦ると、消しカスと一緒に丸まって取れます。
  • ドライヤー:古くなって硬化したテープは、温めると粘着剤が柔らかくなり、剥がしやすくなります。

※シンナーや除光液は、サッシの塗装を溶かす恐れがあるため、使用前に目立たない場所でテストしてください。

Q3. 対策をしたのに、まだ部屋が寒いです。何が原因でしょうか?
A. 「コールドドラフト現象」または「他の場所からの隙間風」が考えられます。

隙間を完璧に埋めても寒い場合、窓ガラス自体で冷やされた空気が床に降りてくる「コールドドラフト現象」が起きている可能性が高いです。この場合、厚手のカーテンに変えるか、内窓(二重窓)の設置を検討する必要があります。

また、窓以外にも「換気扇」「コンセントの穴」「ドアの下」などから冷気が入っているケースもあります。手をかざして冷気の侵入経路を再確認してみましょう。

Q4. 結露がひどくて、テープがすぐに剥がれたりカビたりします。
A. 「結露吸水テープ」を併用するか、根本的な「内窓リフォーム」を検討してください。

結露による水分は粘着テープの天敵です。対策として、サッシの下部に100均の「結露吸水テープ」を貼り、流れ落ちる水滴をキャッチすることで、隙間テープへの浸水を防げます。

ただし、毎日のようにビショビショになるレベルの結露であれば、テープでの対策は限界です。結露はカビやダニの原因となり健康にも悪影響を及ぼすため、結露そのものを防ぐ効果がある「内窓(二重窓)」の導入を強くおすすめします。

窓の隙間風対策は100均アイテムと内窓で解決しよう

この記事では、100均グッズを使った手軽な対策から、根本的な原因であるコールドドラフト現象まで解説してきました。最後に要点をまとめます。

  • 100均グッズはコストパフォーマンスが高く、手軽な隙間風対策の第一歩として非常に優秀
  • 隙間テープは適材適所が重要。可動部には「起毛タイプ」、密閉部には「スポンジタイプ」を使い分ける
  • 窓のレール手前に「プラダン」を衝立のように立てかけると、足元への冷気の流れを遮断できる
  • テープを貼る前は、アルコール等での「脱脂掃除」と「乾燥」を徹底することで剥がれを防げる
  • 賃貸物件では「マスキングテープ」を下地に使うことで、強力なテープも糊残りを気にせず貼れる
  • お風呂場の対策には、湿気に強い「防水タイプ」や「屋外用」のテープ・シートを選ぶ
  • 隙間を埋めることで気密性が高まり、寒さだけでなく外からの騒音を減らす防音効果も期待できる
  • 100均グッズは耐久性が低いため、衛生面も考慮して「ワンシーズンごとの交換」がおすすめ
  • より高い耐久性や特殊なサイズを求めるなら、ニトリやホームセンターの高機能製品が適している
  • テープを完璧に貼ってもまだ寒い場合は、ガラス面で冷気が作られる「コールドドラフト現象」を疑う
  • コールドドラフト対策には、厚手カーテンを床まで垂らす、または内窓を設置するのが有効
  • 根本的な寒さ、不快な結露、騒音を一気に解決したいなら、「内窓リフォーム」が最強の手段
  • 内窓設置には国の補助金(先進的窓リノベ事業など)が利用できる場合があり、費用を大幅に抑えられる
  • まずは100均で対策を試し、それでも限界を感じたら内窓の導入を検討するのが賢いステップ
  • 予算と目的に合わせて、即効性のある100均グッズと恒久的なリフォームを組み合わせよう

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  • この記事を書いた人

鈴木 優樹

13年間で累計1万台以上のエアコン設置に携わってきた空調工事の専門家です。数多くの現場を経験する中で、快適な住まいにはエアコンだけでなく「窓の断熱性」が欠かせないと実感しました。地元・千葉で培った知識と経験を活かし、快適な暮らしに役立つ断熱の本質をわかりやすく発信しています。

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