冬の厳しい寒さ対策として二重窓(内窓)を設置したにもかかわらず、「期待していたほど暖かくならない」「まだ寒いまま…」といった悩みを抱えていませんか。
せっかく費用と時間をかけてリフォームしたのに、思うような効果が得られないと、失敗や後悔の気持ちにつながりかねません。
この記事では、まず基本となる二重窓の仕組みと得られる断熱効果について分かりやすく解説します。
その上で、二重窓でも寒い、効果なしと言われる理由と原因を多角的に分析し、ご自身の状況を客観的に判断するための内窓断熱効果なしと感じないためのチェックリストを提供します。
また、二重窓の効果は冬だけでなく、実は夏にも多くのメリットがあることをご存知でしょうか。二重窓は夏の暑さ対策・冬の寒さ対策になるのかという根本的な疑問にもお答えします。
さらに、今すぐ試せる自分でできる対処法から、専門家が推奨する根本的な5つの対策、そして二重窓の断熱効果を高めるポイントまで、具体的な解決策を網羅しました。この記事を読めば、あなたの悩みを解決するための糸口がきっと見つかるはずです。
ポイント
- 二重窓でも寒いと感じる具体的な原因
- 断熱効果を最大限に引き出すためのチェックポイント
- 自分でできる手軽な対策からプロの対処法まで
- 夏も冬も快適に過ごすための二重窓活用術
目次
二重窓でも寒いと感じる原因を解説!
- 二重窓の仕組みと得られる断熱効果
- 二重窓でも寒い、効果なしと言われる理由と原因
- 内窓断熱効果なしと感じないためのチェックリスト
- 二重窓は夏の暑さ対策・冬の寒さ対策になるのか
- 暖房効率が向上!二重窓の効果は冬にこそ
- 遮熱で快適!二重窓の効果は夏も大活躍
二重窓の仕組みと得られる断熱効果
二重窓が断熱効果を発揮する最大の理由は、既存の窓と新たに取り付けた内窓との間に生まれる「空気層」にあります。空気は熱を伝えにくい性質(熱伝導率が低い)を持っているため、この空気層が断熱材のような役割を果たし、屋外の冷たい空気が室内へ伝わるのを防ぎます。
具体的には、外の冷気はまず外窓に伝わりますが、その先の空気層によってブロックされます。これにより、内窓の表面温度は外気の影響を受けにくくなり、室温に近い温度を保つことができます。その結果、室内の暖かい空気が窓際で冷やされるのを防ぎ、部屋全体の温度を安定させることが可能になります。
また、内窓の多くは、サッシ(窓枠)の素材にアルミよりも熱伝導率が約1000分の1と非常に低い「樹脂」を使用しています。窓の熱損失はガラス部分だけでなくサッシからも起こるため、断熱性の高い樹脂サッシと空気層の組み合わせが、高い断熱性能を実現する鍵となります。言ってしまえば、ガラスとサッシの両面から熱の出入りを遮断することで、魔法瓶のような効果を生み出しているのです。
二重窓でも寒い、効果なしと言われる理由と原因
高い断熱効果が期待できる二重窓を設置したにもかかわらず、寒さを感じたり「効果がない」と思ったりするのには、いくつかの明確な原因が考えられます。
最も多い原因の一つが、家の中の一部の窓にしか二重窓を設置していないケースです。例えば、リビングの窓だけを二重窓にしても、隣接する部屋や廊下の窓が未対策のままだと、そこから冷気が侵入し、家全体の温度が下がってしまいます。熱は暖かい場所から寒い場所へ移動するため、未対策の窓が冷気の侵入口となり、二重窓の効果を半減させてしまうのです。
次に、建物自体の気密性の低さも大きな要因です。築年数が古い住宅などでは、壁や床、天井に目に見えない隙間があり、そこから隙間風が入り込んでいる場合があります。いくら窓の断熱性を高めても、他の場所から冷気が侵入していては、根本的な寒さの解決には至りません。
さらに、施工不良も無視できない問題です。内窓の採寸ミスや取り付けが不正確だと、窓枠と壁の間に隙間が生じ、気密性が損なわれてしまいます。本来、空気層が担うべき断熱効果が十分に発揮されず、効果を実感しにくくなります。これらのことから、二重窓の効果を最大限に引き出すには、窓だけでなく家全体の断熱性や気密性、そして施工品質が深く関わっていると言えます。
内窓断熱効果なしと感じないためのチェックリスト
「内窓を付けたのに効果がない」と感じたとき、やみくもに後悔するのではなく、原因を特定することが解決への第一歩です。以下のチェックリストを使って、ご自宅の状況を確認してみましょう。
- 家全体の窓に対策はされていますか?リビングや寝室など、よく使う部屋だけでなく、廊下や北側の部屋、小さな窓など、全ての窓が断熱対策の対象になっているか確認します。一箇所でも未対策の窓があれば、そこが寒さの原因である可能性が高いです。
- 内窓のガラスの種類は何ですか?内窓に設置されているガラスが、最も断熱性の低い「単板ガラス」ではないでしょうか。より高い効果を求めるなら、「複層ガラス」や特殊な金属膜で断熱性を高めた「Low-E複層ガラス」が必要です。ガラスの仕様を確認してみましょう。
- サッシの素材は何ですか?内窓のサッシが熱を伝えやすいアルミ製の場合、効果が限定的になることがあります。断熱性の高い樹脂製サッシが使われているかどうかも、重要なチェックポイントです。
- 窓枠の周りに隙間はありませんか?内窓の枠と壁の間に隙間がないか、手をかざして風の流れを感じてみてください。もし隙間風を感じるなら、施工不良や建物の歪みが原因かもしれません。
- 窓以外の場所から寒さを感じませんか?床下から冷気が上がってくる、壁際がひんやりする、天井から冷気を感じるなど、窓以外に寒さの原因がないか確認します。この場合、壁や床、天井の断熱材が不足している可能性があります。
これらの項目を確認することで、寒さの原因がどこにあるのか、ある程度の見当をつけることができます。もし原因が特定できない場合でも、専門業者に相談する際の重要な情報となります。
二重窓は夏の暑さ対策・冬の寒さ対策になるのか
二重窓は、冬の寒さ対策として注目されがちですが、実は夏の暑さ対策にも非常に効果的です。その理由は、冬とは逆の働きで熱の侵入を防いでくれるからです。
冬の場合、前述の通り、室内の暖かい空気が外へ逃げるのを防ぎ、外の冷気が室内へ侵入するのをブロックします。これにより、暖房効率が向上し、少ないエネルギーで部屋を暖かく保つことができます。
一方、夏の場合は、屋外の暑い空気が室内へ侵入するのを防ぎます。特に、太陽の日射熱は窓ガラスを通して室内に入り込み、室温を上昇させる大きな原因となります。二重窓の空気層は、この日射熱が室内に伝わるのを和らげる効果があります。さらに、遮熱性能に特化した「Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)」を選べば、日射熱を大幅にカットし、室温の上昇を強力に抑えることが可能です。
このように、二重窓は「断熱」という一つの原理によって、冬は熱を逃がさず、夏は熱を入れないという、一年を通して快適な室内環境づくりに貢献します。冷暖房の効率が上がるため、光熱費の節約にもつながり、季節を問わずメリットを享受できるリフォームと言えるでしょう。
暖房効率が向上!二重窓の効果は冬にこそ
二重窓がもたらす冬のメリットは、単に「部屋が暖かくなる」だけにとどまりません。その効果は多岐にわたり、暮らしの質を大きく向上させます。
最大のメリットは、やはり暖房効率の向上です。窓からの熱の流出を防ぐことで、一度暖めた室温を長く維持できます。これにより、暖房器具の設定温度を低くしても快適に過ごせるようになり、結果として電気代やガス代といった光熱費の削減に直結します。
また、冬の悩みの種である「結露」の防止にも絶大な効果を発揮します。結露は、室内の暖かい空気が冷たい窓ガラスに触れることで発生しますが、二重窓にすると内窓の表面温度が下がりにくくなるため、結露の発生を大幅に抑制できます。結露を防ぐことは、カビやダニの発生を抑え、アレルギー対策など健康的な室内環境を保つ上でも非常に大切です。
さらに、部屋ごとの温度差が少なくなることで、「ヒートショック」のリスクを軽減する効果も期待できます。暖かいリビングから寒い廊下やトイレへ移動した際の急激な温度変化は、体に大きな負担をかけます。家全体の窓を二重窓にすることで、家の中の温度差を小さくし、家族全員が安心して暮らせる環境づくりに貢献するのです。
遮熱で快適!二重窓の効果は夏も大活躍
二重窓のメリットは冬だけだと思われがちですが、夏の快適性向上にも大きな力を発揮します。夏の暑さの主な原因は、窓から侵入する太陽の日射熱です。二重窓はこの日射熱を効果的にブロックします。
まず、内窓と外窓の間の空気層が、外の熱気を直接室内に伝えるのを防ぎます。これだけでも体感温度は変わりますが、さらに高い効果を求めるなら、ガラスの選択が鍵となります。日射熱を反射する特殊な金属膜をコーティングした「Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)」を選ぶことで、室内に侵入する日射熱を約60%もカットすることが可能です。これにより、室温の上昇が緩やかになり、冷房の効きが格段に良くなります。冷房がすぐに効き、一度涼しくなればその温度を維持しやすくなるため、省エネと電気代の節約につながります。
加えて、紫外線(UV)を大幅にカットする効果も見逃せません。多くの二重窓用ガラスは、紫外線を99%以上カットする性能を持っています。これにより、肌の日焼けを防ぐだけでなく、床やカーテン、家具などの色あせや劣化を防ぐことにもつながります。夏の日差しが強い部屋でも、安心して過ごすことができるようになるでしょう。
二重窓でも寒いと感じないための具体的対策
- 放置するとどんなリスクがある?
- 今すぐできる!寒さを和らげる自分でできる対処法
- プロが教える!根本から解決するための5つの対策
- 二重窓の断熱効果を高める重要なポイント
放置するとどんなリスクがある?
二重窓を設置したにもかかわらず寒さが解消されない状態を、「少し我慢すればいい」と考えて放置してしまうと、後々さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
その影響は、日々の快適性が損なわれるだけでなく、ご家族の健康、家計、そして住まいそのものにまで及ぶ、見過ごすことのできない深刻なリスクをはらんでいます。
1. 深刻化する健康への悪影響
まず最も懸念されるのが、健康へのリスクです。暖かいリビングから寒い廊下やトイレへ移動した際に起こる急激な温度変化は、「ヒートショック」の引き金となります。これは、体の血管が急に収縮・拡張することで血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる事態を招く危険な現象です。特に高齢者や高血圧の持病がある方は、そのリスクが格段に高まります。
また、寒さが解消されない家では「結露」が発生しやすくなります。窓際や壁に付着した水滴は、カビやダニにとって絶好の繁殖環境を提供します。カビの胞子を吸い込むことで、気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患が悪化することがあります。さらに、慢性的な体の冷えは免疫力の低下を招き、風邪をひきやすくなったり、睡眠の質が低下して日中の活動に支障をきたしたりと、じわじわと心身の不調につながっていくことも少なくありません。
2. 家計を圧迫する経済的損失
断熱性が不十分な家は、暖房で温めた空気が絶えず外へ逃げ続けている「ザルのような状態」と言えます。このため、暖房器具は設定温度を保とうと常に余分なエネルギーを消費し続けることになり、光熱費が想定以上に増大します。二重窓の効果が十分に発揮されていない状態を放置することは、毎月余分なコストを払い続けることと同義であり、年間で考えると大きな経済的損失につながるでしょう。
さらに、将来的な視点では、家の「資産価値」にも影響を及ぼす可能性があります。結露によるダメージや断熱性の低さは、将来家を売却したり賃貸に出したりする際の査定において、マイナス評価の要因となり得ます。快適に住めないだけでなく、資産としての価値も目減りさせてしまうリスクがあるのです。
3. 住まいの寿命を縮める建物へのダメージ
放置された結露が引き起こす問題は、健康面だけではありません。窓から滴り落ちた水分が壁の内部に浸透すると、断熱材を濡らしてその性能を著しく低下させるだけでなく、柱や土台といった建物の構造上重要な木材を腐食させる原因となります。
この腐食は壁の内部など目に見えない場所で静かに進行するため、気づいたときには大規模な修繕が必要になるケースも珍しくありません。さらに、湿った木材はシロアリの好物です。結露がシロアリを呼び寄せる二次被害につながり、建物の耐久性に致命的なダメージを与えてしまう恐れもあります。このように、たかが寒さ、たかが結露と軽視していると、住まいの寿命そのものを縮めてしまうことになりかねません。これらの理由から、二重窓を設置しても寒いと感じる場合は、決して放置せず、原因を突き止めて早期に対策を講じることが極めて大切です。
今すぐできる!寒さを和らげる自分でできる対処法
専門的なリフォームを行う前に、まずは手軽に試せる方法で寒さを和らげることができないか確認してみましょう。比較的低コストで、すぐに実践できる対策がいくつかあります。
一つ目は、窓ガラスに「断熱シート」や「断熱フィルム」を貼る方法です。ホームセンターなどで手軽に入手でき、窓に貼るだけで空気の層を作り出し、ガラス面からの冷気の伝わりを軽減します。プチプチとした気泡緩衝材のようなシートや、透明で外の景色を損なわないフィルムタイプなど、様々な種類があります。ただし、ワイヤー入りのガラスに貼ると「熱割れ」という現象でガラスが破損する可能性があるため、注意書きをよく確認することが大切です。
二つ目は、「隙間テープ」の活用です。窓のサッシや窓枠の隙間から侵入する冷気は、体感温度を大きく下げます。スポンジやゴム製の隙間テープをサッシの可動部や窓枠との接触部に貼ることで、気密性を高め、隙間風をシャットアウトできます。
三つ目は、カーテンを見直すことです。床まで届くような丈の長い、厚手の「断熱カーテン」に交換するだけで、窓と部屋の間に空気の層がもう一つでき、断熱効果が高まります。カーテンボックスを設置したり、カーテンの上部や両脇をリターン仕様にしたりすると、さらに効果的です。これらの対策は、二重窓の性能を補助し、より快適な室内環境を作る助けになります。
プロが教える!根本から解決するための5つの対策
自分でできる対策を試しても寒さが改善されない場合、より根本的な原因に目を向ける必要があります。専門家が推奨する、確実な効果が期待できる5つの対策を紹介します。
1. 家全体の窓を二重窓にする
前述の通り、一部の窓だけを対策しても、他の窓から冷気が侵入しては効果が限定的です。家全体の断熱性能を均一に高めるためには、リビングや寝室だけでなく、廊下、浴室、トイレなど、全ての窓に二重窓を設置することが理想的です。
2. ガラスを高性能なものに交換する
現在設置している内窓が単板ガラスの場合は、断熱性能の高いガラスへの交換を検討しましょう。ガラスの種類によって性能は大きく異なります。
ガラスの種類 | 特徴 | 断熱性 | 遮熱性 |
単板ガラス | 1枚のガラス。最も安価。 | △ | △ |
複層ガラス | 2枚のガラスの間に空気層がある。 | 〇 | 〇 |
Low-E複層ガラス<br>(断熱タイプ) | 特殊な金属膜で室内の熱を逃がしにくい。<br>冬の寒さが厳しい地域向け。 | ◎ | 〇 |
Low-E複層ガラス<br>(遮熱タイプ) | 特殊な金属膜で太陽熱の侵入を防ぐ。<br>夏の日差しが強い地域向け。 | 〇 | ◎ |
このように、目的や住んでいる地域の気候に合わせて最適なガラスを選ぶことが、効果を実感するための鍵となります。
3. 建物全体の気密性を高める
窓だけでなく、壁や床、天井の隙間を塞ぐ「気密処理」を行うことも重要です。特に築年数の古い家では、壁の中や床下、屋根裏で意図しない空気の流れが起き、床下から冷たい空気を吸い上げてしまっていることがあります。専門業者による気密測定や気流止めの施工で、家の隙間をなくし、断熱効果を高めることができます。
4. 壁・床・天井の断熱材を見直す
家の断熱性能は、窓だけでなく壁・床・天井に入っている断熱材によって決まります。断熱材が不足していたり、経年劣化で性能が落ちていたりすると、いくら窓を高性能にしても家は寒いままです。床下や天井裏から断熱材を追加・補強するリフォームは、住みながらでも施工可能な場合が多く、家全体の快適性を劇的に向上させます。
5. 信頼できる専門業者に依頼する
二重窓の設置や断熱リフォームは、正確な採寸と丁寧な施工が不可欠です。施工品質によって効果は大きく左右されるため、価格の安さだけで業者を選ぶのではなく、断熱リフォームに関する専門知識と豊富な実績を持つ、信頼できる業者に依頼することが何よりも大切です。
二重窓の断熱効果を高める重要なポイント
二重窓の性能を最大限に引き出し、「効果がない」という事態を避けるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
第一に、ガラスの性能を正しく理解し、目的に合ったものを選ぶことです。前述の通り、Low-E複層ガラスには「断熱タイプ」と「遮熱タイプ」があります。冬の寒さ対策を最優先するなら、室内の熱を外に逃がしにくい「断熱タイプ」を。逆に、夏の西日対策など暑さを重視するなら、太陽熱の侵入を防ぐ「遮熱タイプ」を選ぶのが適切です。設置する窓の方角や、ご家庭での主な悩みに合わせて選択することが、満足度を高める上で不可欠です。
第二に、サッシの素材です。熱の伝わりやすさは素材によって大きく異なり、断熱性能を左右します。
サッシの素材 | 特徴 | 断熱性 |
アルミ | 軽量で安価だが、熱を伝えやすい。 | △ |
アルミ樹脂複合 | 室外側がアルミ、室内側が樹脂。両方の利点を併せ持つ。 | 〇 |
樹脂 | 熱伝導率が非常に低く、断熱性に最も優れる。 | ◎ |
二重窓(内窓)のサッシには、最も断熱性に優れた「樹脂」を選ぶのが一般的であり、これが標準的な選択肢となります。
第三に、外窓と内窓の間の「空気層」の厚みです。この空気層が広すぎると、層の内部で空気の対流が起きてしまい、かえって熱が伝わりやすくなることがあります。一般的に、断熱効果が最も高まる空気層の厚みは、設置する環境にもよりますが、適切に確保されていることが望ましいとされています。これらのポイントを理解した上で、専門家と相談しながら計画を進めることが、後悔しないリフォームの鍵となります。
まとめ:二重窓でも寒いと感じた時の見直し方
この記事では、二重窓を設置しても寒いと感じる原因から、その具体的な対策までを解説しました。最後に、重要なポイントを改めてまとめます。
- 二重窓の断熱効果は既存窓との間の「空気層」が鍵
- 熱を伝えにくい樹脂サッシとの組み合わせで効果が向上する
- 寒さの原因は窓だけでなく家全体の断熱性や気密性も関わる
- 一部の窓だけ対策しても他の窓から冷気が侵入し効果が半減する
- 施工不良による隙間も効果を感じない原因の一つ
- 内窓のガラスが単板ガラスだと断熱性能が不十分な場合がある
- 壁・床・天井の断熱材不足も根本的な原因になりうる
- 二重窓は冬の断熱だけでなく夏の遮熱にも効果を発揮する
- 結露防止やヒートショック対策も冬の大きなメリット
- 紫外線カット効果で夏の日差しや家具の色あせを防ぐ
- 手軽な対策として断熱シートや隙間テープ、厚手のカーテンが有効
- 根本解決には家全体の窓に対策を施すことが理想
- ガラスは目的別に複層ガラスやLow-E複層ガラスを選ぶ
- 信頼できる専門業者による正確な施工が不可欠
- この記事のチェックリストを参考に自宅の状況を確認する