電気工事のお悩み

東京電力のブレーカー交換費用は?相場や無料になる条件と依頼業者の選び方

2025年11月24日

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東京電力のエリアにお住まいで、突然ブレーカーが落ちるトラブルに見舞われたり、古くなったブレーカー故障の疑いを持ったりして、不安な日々を過ごしていませんか。

特に、夜間や暑い夏、寒い冬に頻繁に電気が消えると生活に大きな支障が出るため、早急に対処したいものです。しかし、いざ対応しようとすると、「東京電力へブレーカー点検を依

頼すべきなのか」、それとも「街の電気屋さんに交換の問い合わせをすべきなのか」、判断に迷うことが多いでしょう。

また、実際に工事を依頼するとなると、気になるのが費用面です。

「東京電力のブレーカー交換費用は具体的にどのくらいかかるのか」「そもそも交換が無料になるケースはあるのか」といった疑問は、多くの方が抱える悩みです。万が一の停電時に慌てないためにも、正確な交換の連絡先や手順を事前に把握しておくことは、防災の観点からも非常に重要です。

さらに、築年数が経過した住宅にお住まいの方は、「ブレーカーの耐用年数や寿命は何年ですか?」という根本的な疑問をお持ちかもしれません。

この記事では、皆様の不安を解消するために、ブレーカーの交換費用相場やアンペア変更の手続き、ブレーカー交換はどこに頼むのが最適か、そして悪質な業者を避け信頼できる業者を選ぶときのポイントについて、交換が必要なタイミングとあわせて徹底解説します。

この記事のポイント

  • 東京電力でブレーカー交換が無料になる具体的な条件と境界線
  • ブレーカーが頻繁に落ちる原因の特定と、自分できる適切な対処法
  • 分電盤全体や個別のブレーカー交換にかかる費用の詳細な相場
  • 失敗しない信頼できる電気工事業者の選び方と実際の依頼の流れ

東京電力のブレーカー交換費用と無料の条件

東京電力のブレーカー交換費用と無料の条件

  • 頻繁にブレーカーが落ちる原因
  • 東京電力ブレーカー点検と故障時の対応
  • アンペア変更時の交換は無料か解説
  • 交換の連絡先や問い合わせの手順

頻繁にブレーカーが落ちる原因

家庭の電気が突然消えてしまう現象には、必ず明確な理由があります。最も一般的で頻度の高い原因は、電気の許容量を超えた「使いすぎ」によるものです。家庭内の分電盤には、契約容量(アンペア数)を管理する「アンペアブレーカー」が設置されています(スマートメーター設置宅を除く)。多くの家電製品を同時に使用することで、この契約アンペア数を超えてしまい、安全装置が作動して電気が遮断されるのです。

特に、消費電力が1,000Wを超えるエアコン、電子レンジ、ドライヤー、IHクッキングヒーターなどを同じタイミングで使用する際は注意が必要です。これらが重なると、契約しているアンペア数を容易に超過してしまいます。

次に考えられる深刻な原因が、電化製品の故障や配線の劣化による「ショート」や「漏電」です。この場合、感電や火災といった重大な事故を防ぐために「漏電ブレーカー」が作動します。漏電ブレーカーが落ちる場合は、家のどこかで電気が漏れている危険な状態を示唆しており、緊急性が高いと言えます。

ブレーカーが落ちる種類と主な理由

  • アンペアブレーカー(左端)が落ちる:家全体で一度に多くの電気を使用し、契約容量をオーバーしている。
  • 漏電ブレーカー(中央)が落ちる:配線の劣化、雨漏り、家電の故障などにより、電気が漏れている(漏電)。
  • 安全ブレーカー(右側の小さなスイッチ)が落ちる:特定の部屋や回路で、コンセントのショートや電気の使いすぎが発生している。

もし、特定の家電(例:掃除機やアイロン)を使った瞬間にブレーカーが落ちるようであれば、その機器のコードや本体が故障してショートしている可能性が高いでしょう。

一方で、何も電気を使っていないのに落ちる、あるいは頻繁に落ちるといった場合は、壁の中の配線トラブルや、ブレーカー本体の寿命による誤作動も疑われます。

東京電力ブレーカー点検と故障時の対応

電気がつかない、あるいは落ちたブレーカーのつまみが戻らないといったトラブルが発生した場合、まずは落ち着いてご自身で安全を確認しながら分電盤の操作を行うことで、原因を切り分けられることがあります。

具体的な手順としては、まず全ての小さなスイッチ(安全ブレーカー)と漏電ブレーカーを一度「切」にします。その後、漏電ブレーカーを「入」にし、安全ブレーカーを一つずつゆっくりと上げていきます。ある特定のスイッチを上げた瞬間に漏電ブレーカーが落ちれば、その回路(部屋や場所)で漏電が起きていると特定できます。

それでも原因がわからない場合や、分電盤から焦げ臭いにおいがする場合、操作に不安がある場合は、無理をせず速やかに専門家へ相談することをおすすめします。東京電力パワーグリッドでは、電気設備の点検や漏電調査などの相談を24時間365日体制で受け付けています。

電気がつかないと焦ってしまいますが、無理に触り続けるのは危険です。特に漏電の疑いがあるときは、感電のリスクもあるため、プロに任せるのが一番の安全策ですよ。

ここで重要なのが「費用の負担区分」です。東京電力パワーグリッドの所有設備(電柱からメーター、アンペアブレーカーまで)の不具合が原因であれば、基本的に無償で修理や交換が行われます。

しかし、分電盤以降のお客様所有の設備(漏電ブレーカーや配線用遮断器など)に原因がある場合の修理や交換費用は、原則としてお客様の負担となり、電気工事店への依頼が必要になります。

(参考:東京電力パワーグリッド「責任分界点(電気設備の保安責任の範囲)」

アンペア変更時の交換は無料か解説

アンペア変更時の交換は無料か解説

家族構成の変化や、在宅ワークの増加などで電気の使用量が増えた場合、契約アンペアを変更(増量)することがあります。

このアンペア変更に伴うブレーカーの工事費用についてですが、東京電力エナジーパートナーなどの電力会社で契約変更の手続きを行う際、基本的にはアンペアブレーカーの交換工事費や契約変更手数料はかかりません。

スマートメーターへの切り替えが進んでいます

近年は「スマートメーター」という通信機能を持ったデジタル電力量計への切り替えが標準化しています。スマートメーターで契約アンペアを設定する場合、従来の物理的なアンペアブレーカー(リミッター)は不要となり、取り外し工事が行われることが一般的です。

ただし、これには例外があります。建物の設備状況によっては、電力会社側の工事とは別に、お客様負担での工事が必要になるケースがあるのです。

例えば、契約容量をこれまでの限界以上に大きく引き上げる場合(例:30Aから60Aへ変更など)、引き込み線(幹線)の太さが足りず、張り替え工事が必要になることがあります。

また、現在の分電盤が古すぎて新しい契約に対応できない場合も、分電盤ごとの交換が必要です。このような「屋内配線設備の増強」に関わる工事は、お客様が街の電気工事店に依頼し、費用を負担する必要があります。

交換の連絡先や問い合わせの手順

ブレーカーや電気設備に関する問い合わせ先は、「停電・故障」なのか「契約変更」なのかによって明確に分かれています。ここを間違えると、たらい回しにされてしまうこともあるため、事前に整理しておきましょう。

停電や電気設備の安全点検、漏電の疑いに関する相談は、送配電事業者である「東京電力パワーグリッド」へ連絡します。一方で、契約アンペアの変更や料金プランの見直し、支払いに関する相談は、小売電気事業者である「東京電力エナジーパートナー」などが窓口となります。

目的・トラブル内容連絡先具体的な対応内容
停電・設備トラブル

(緊急性が高い場合)

東京電力パワーグリッド

(0120-995-007 など)

・近所一帯の停電状況確認

・漏電調査

・電線や電柱の異常報告

・電気設備の安全点検

契約変更・手続き

(事務的な手続き)

東京電力エナジーパートナー

(または現在契約中の電力会社)

・契約アンペアの変更

・料金プランの変更

・引っ越しに伴う手続き

・支払い方法の変更

緊急の場合やWebでの手続きが難しい高齢の方などは、電話での問い合わせも可能です。

電話番号は毎月届く検針票や「くらしTEPCO」などの公式サイトに記載されています。スムーズに手続きを進めるために、「お客様番号」や住所がわかる資料を手元に用意してから連絡することをおすすめします。

東京電力のブレーカー交換費用と業者選びのコツ

東京電力のブレーカー交換費用と業者選びのコツ

  • ブレーカーの耐用年数や寿命は何年ですか?
  • 分電盤の交換が必要なタイミング
  • ブレーカー交換はどこに頼むべきか
  • 一般的なブレーカーの交換費用相場
  • 失敗しない業者を選ぶときのポイント
  • まとめ:東京電力のブレーカー交換費用

ブレーカーの耐用年数や寿命は何年ですか?

壁に取り付けられたまま、普段あまり意識することのない分電盤ですが、他の家電製品と同じように「寿命」が存在します。

一般的に、住宅用分電盤およびブレーカーの更新推奨時期(耐用年数)は約13年とされています。

これは、一般社団法人 日本配線システム工業会などの業界団体が、製品の安全性と信頼性を維持できる期間として定めているものです。もちろん、13年を経過した瞬間にすぐに使えなくなるわけではありません。しかし、長期間電気を流し続けることで内部の熱膨張や収縮が繰り返され、部品の劣化は確実に進行します。

(参考:一般社団法人 日本電機工業会「住宅用分電盤の更新推奨時期について」

古いブレーカーを使い続けるリスク

耐用年数を大幅に過ぎて使用し続けると、いざという時に漏電ブレーカーが作動せず感電事故を防げなかったり、逆に誤作動を起こして頻繁に停電したりするリスクが高まります。最悪の場合、端子の緩みなどから異常発熱し、火災事故につながる恐れもあるため、決して軽視できません。

設置から13年以上経過している場合は、たとえ故障していなくても、専門業者による点検や交換を前向きに検討する時期と言えるでしょう。

分電盤の交換が必要なタイミング

耐用年数の目安である13年以外にも、物理的な症状として交換を検討すべき具体的なサインがあります。以下のような症状が見られる場合は、内部劣化が進行している可能性が高いため、早急な対応が求められます。

  • 異音:分電盤から「ジージー」「ブーン」という異音が聞こえる。
  • 発熱:分電盤の表面やブレーカーが手で触れないほど異常に熱くなっている。
  • 異臭:焦げ臭いにおいがする、またはプラスチックが溶けたようなにおいがする。
  • 外観の劣化:表面が茶色く変色している、ひび割れがある、破損している。
  • 動作不良:電気を使っていないのに頻繁にブレーカーが落ちる、レバーが固くて動かない。

また、キッチンのリフォームや、EV(電気自動車)充電設備の導入、エアコンの増設を行うタイミングも、分電盤交換の絶好の機会です。

最近の最新分電盤は、大きな地震の揺れを感知して自動で電気を止める「感震ブレーカー」機能や、落雷による家電の故障を防ぐ「雷サージ保護機能」がついたものなど、防災面での安全性が格段に向上した製品が多く登場しています。

交換のメリット

最新の分電盤に交換することで、電気火災や感電のリスクを低減できるだけでなく、デザインもスッキリとし、蓋つきのモデルならお部屋の美観を損ないません。

ブレーカー交換はどこに頼むべきか

分電盤やブレーカーの交換工事は、電気配線を触る危険な作業であるため、「電気工事士」の国家資格が必要です。

そのため、DIYで自分で行うことは法令で厳しく禁止されており、必ず資格を持った専門の業者に依頼しなければなりません。依頼先としては主に以下の3つの選択肢があります。

依頼先特徴・メリットデメリット
地元の電気工事店技術力が高く、専門的な知識が豊富。自社施工のため中間マージンが発生せず、適正価格で依頼できる傾向がある。ホームページがない場合もあり、探しにくいことがある。
街の電気屋さん

(家電量販店系列など)

地域密着で親身な対応が魅力。顔なじみになりやすく、アフターフォローも安心感がある。工事自体は提携業者に外注する場合があり、スケジュール調整が必要なことも。
マッチングサイト

(くらしのマーケット等)

多数の業者から口コミや料金を比較して選べる。事前に顔写真や評価が見える安心感がある。サイト利用手数料が含まれる場合がある。業者の質にバラつきがある。

前述の通り、東京電力などの電力会社は、電気の供給や計量器(メーター)の管理を行っていますが、お客様所有の分電盤交換工事自体は直接請け負っていないことが一般的です(グループ会社や提携店を紹介されることはあります)。

そのため、基本的にはご自身で信頼できる電気工事業者を探して依頼する必要があります。

一般的なブレーカーの交換費用相場

分電盤の交換にかかる費用は、主に「分電盤本体の価格」と「作業工賃」の合計で算出されます。住宅の広さ(回路数・ブレーカーの数)や、選択する分電盤の機能によって金額は変動しますが、おおよその相場を知っておくことは、適正価格を見極めるために重要です。

分電盤交換の総額目安:約55,000円〜100,000円

より詳細な費用の内訳イメージは以下の通りです。

  • 分電盤本体代金:22,000円〜55,000円程度(回路数が少ないと安く、多いと高くなります。感震機能付き等はさらにプラス。)
  • 交換基本工事費:30,000円〜40,000円程度(既存の取り外し、新規取り付け、電圧切り替えなど。)
  • 処分費・諸経費:2,000円〜5,000円程度(古い分電盤の廃棄処理費用や出張費など。)

回路数が多い場合や、配線の延長処理が必要な場合、分電盤の設置場所を変える場合などは、費用が高くなる傾向にあります。一方で、分電盤ごとの交換ではなく、故障した「子ブレーカー」を1つだけ交換する場合であれば、部品代と工賃を合わせて数千円から1万数千円程度で済むこともあります。

見積もりの重要性

業者によって料金設定や「基本工事」に含まれる範囲が異なります。必ず工事前に現地調査や写真による見積もりを取り、追加料金が発生しないか確認しましょう。

失敗しない業者を選ぶときのポイント

電気工事は生活の安全に直結するため、業者選びは慎重に行う必要があります。

単に「価格が安いから」という理由だけで選んでしまうと、後から高額な追加料金を請求されたり、施工不良によるトラブルに巻き込まれたりするリスクがあります。以下のポイントを必ずチェックして選定しましょう。

1. 「電気工事士」の資格と登録を確認する

当然の条件ですが、資格を保有している正規の業者であることを確認してください。優良な業者であれば、ホームページや名刺に「電気工事業の登録番号」や資格情報を明記しています。

2. 見積もりの明細が明確か

「工事一式 〇〇万円」といった詳細が不明な見積もりではなく、本体代金、技術料、処分費などが明確に記載されている業者は信頼できます。「なぜこの金額になるのか」を質問した際に、丁寧に説明してくれるかどうかも重要な判断材料です。

3. 口コミや地域の評判を確認する

インターネット上の口コミだけでなく、近所での評判や施工実績も参考になります。特に、地元で長く営業している業者は、地域での信用を第一に考えているため、無理な営業をせず、親切で丁寧な対応が期待できます。

4. 対応の速さと保証制度

ブレーカーの故障など、電気のトラブルは緊急を要することが多いため、問い合わせから工事までのレスポンスが早い業者が安心です。また、工事後に万が一不具合が起きた際、無償で対応してくれる「工事保証」やアフターフォローがあるかどうかも契約前に確認しておきましょう。

まとめ:東京電力のブレーカー交換費用や注意点

  • ブレーカーが落ちる主な原因は、電気の使いすぎか漏電の可能性が高い
  • 特定の家電使用時に落ちるなら、その機器の故障やショートを疑う
  • 原因不明の遮断や焦げ臭い異臭がする場合は、早急に点検が必要
  • 東京電力パワーグリッドは24時間365日体制で緊急時の相談を受け付けている
  • スマートメーターやアンペアブレーカーなど、東電設備の不具合による交換は基本的に無料
  • 分電盤や子ブレーカーなど、お客様所有設備の交換は自己負担となる
  • アンペア変更(契約変更)自体は基本的に工事費無料で行える
  • ただし、設備状況により幹線の張り替えなど有料工事が必要な場合がある
  • 分電盤の耐用年数は約13年が目安とされている
  • 「ジージー」という異音や異常な発熱は、交換が必要な危険サイン
  • 交換工事は必ず「電気工事士」の国家資格を持つ業者へ依頼する
  • 分電盤交換費用の総額相場は5.5万円〜10万円程度が目安
  • 部分的な子ブレーカー交換なら、数千円〜1万円台で済むこともある
  • 業者選びは資格の有無、登録番号、見積もりの明細を必ず確認する
  • 地元業者やマッチングサイトを活用し、複数の見積もりを比較検討する
【東京・千葉エリアにお住まいの皆さまへ】
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  • この記事を書いた人

鈴木 優樹

13年間で累計1万台以上のエアコン設置に携わってきた空調工事の専門家です。数多くの現場を経験する中で、快適な住まいにはエアコンだけでなく「窓の断熱性」が欠かせないと実感しました。地元・千葉で培った知識と経験を活かし、快適な暮らしに役立つ断熱の本質をわかりやすく発信しています。

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