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内窓リフォーム補助金はいつまで?【2025年最新】申請期限と注意点

2025年8月18日

「内窓リフォームで使える補助金は、一体いつまでなのだろう?」とお考えではありませんか。断熱効果を高め、光熱費の削減にもつながる内窓リフォームですが、どうせならお得に実施したいものです。

現在、国の二重窓補助金として注目されているのが、先進的窓リノベ事業2025です。しかし、この補助金がなくなるといった話や、内窓補助金が終了するという噂もあり、2025年の最新情報が気になるところです。

また、二重窓の補助金はいくらもらえるのか、補助金をもらった場合の実質負担金の目安はどのくらいか、そして先進的窓リノベの補助金がもらえるのはいつ頃になるのか、具体的な点が分からず不安に感じている方も多いでしょう。

この記事では、「内窓リフォームの補助金はいつまで?」という疑問に徹底的に答えます。国の制度はもちろん、東京都の補助金情報、カインズのようなホームセンターでの内窓リフォームの口コミ、さらには内窓補助金のシミュレーションの重要性まで、あなたが知りたい情報を網羅的に解説し、賢いリフォーム計画をサポートします。

ポイント

  • 2025年に利用できる国の補助金制度の全体像
  • 補助金の申請期間や終了に関する最新情報
  • 具体的な補助金額や自己負担額の目安
  • 自治体独自の補助金や業者選びの注意点

内窓リフォーム補助金はいつまで?2025年の制度概要

内窓リフォーム補助金はいつまで?2025年の制度概要

  • 国の先進的窓リノベ事業2025とは
  • 二重窓の補助金はいくらもらえるのか
  • 補助金をもらった場合の実質負担金の目安
  • 内窓・二重窓の補助金がもらえるのはいつ?
  • 内窓の補助金シュミレーションを試す

国の先進的窓リノベ事業2025とは

2025年における内窓リフォームの補助金制度の中心となるのが、国の「先進的窓リノベ2025事業」です。これは、既存住宅の断熱性能を向上させ、エネルギー消費を抑えることを目的とした環境省主導の事業です。

この事業の背景には、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた政府の取り組みがあります。家庭からのCO₂排出量を削減するために、特に熱の出入りが大きい「窓」の断熱化が非常に効果的であるため、国は高額な補助金を用意してリフォームを強力に後押ししています。

 

対象となる工事

補助の対象となるのは、既存住宅における以下のリフォーム工事です。

  • 内窓設置: 今ある窓の内側にもう一つ窓を取り付けます。
  • 外窓交換: 古い窓を新しい高断熱の窓に交換します。(カバー工法・はつり工法どちらも対象)
  • ガラス交換: 窓枠はそのままに、ガラスのみを高性能な複層ガラスなどに交換します。
  • 玄関ドア交換: 上記の窓工事と同一の契約内で行う場合のみ対象となります。

ただし、これらの工事を行えば必ず補助金が受けられるわけではありません。使用する製品が、事業の定める高い断熱性能の基準(グレード)を満たしている必要があります。

2024年からの変更点

2024年の制度と比べて、2025年事業ではいくつかの変更点があります。特に、より断熱効果の高い外窓交換を推進する目的で、内窓設置に対する補助金額が一部引き下げられました。また、非常に小さい「極小」サイズの窓が対象外となった点にも注意が必要です。

二重窓(内窓)の補助金はいくらもらえるのか?

二重窓(内窓)リフォームで受け取れる補助金額は、1戸あたり最大で200万円と非常に高額ですが、工事の内容、設置する窓の性能(グレード)、そして窓のサイズによって細かく定められています。

補助金額を決定する主な要素は、「断熱グレード」と「サイズ」です。

  • 断熱グレード: 窓の断熱性能を示す熱貫流率(Uw値)によって、SS、S、Aの3段階に分けられます。Uw値が小さいほど性能が高く、補助金額も大きくなります。
  • サイズ: ガラス面積やサッシ面積によって、大、中、小の3つの区分に分けられます。

以下に、内窓設置工事における補助金額の例をまとめました。

グレード 熱貫流率(Uw値) サイズ 補助金額(1ヶ所あたり)
SS 1.1以下 ¥106,000
¥72,000
¥46,000
S 1.5以下 ¥65,000
¥44,000
¥28,000
A 1.9以下 ¥26,000
¥18,000
¥12,000

表を見ると分かる通り、特に性能の高いSグレード以上とAグレードでは、補助金額に2倍以上の差がつく場合があります。せっかくリフォームするのであれば、断熱効果が高く、より多くの補助が受けられるSグレード以上の製品を選ぶことが、長期的に見ても賢い選択と考えられます。なお、補助金の申請額の合計が5万円以上であることが申請の条件となります。

補助金をもらった場合の実質負担金の目安

高額な補助金が支給されても、実際に自己資金がどれくらい必要なのかは、計画を立てる上で最も気になる点の一つです。補助金は工事費用の全額を賄うものではなく、あくまで一部を補助する制度のため、自己負担額が発生します。

ここでは、一般的な窓のサイズでリフォームした場合の実質負担額の目安を見てみましょう。

工事内容 工事費用(目安) 補助金額(Sグレード) 実質自己負担額(目安)
内窓設置(腰窓) ¥120,000 ¥44,000 ¥76,000
内窓設置(掃き出し窓) ¥190,000 ¥65,000 ¥125,000
外窓交換(腰窓) ¥250,000 ¥110,000 ¥140,000
外窓交換(掃き出し窓) ¥350,000 ¥149,000 ¥201,000

※上記はあくまで一例であり、製品の種類、工事の難易度、リフォーム業者によって金額は変動します。

このように、補助金を活用することで自己負担額を大幅に軽減できることが分かります。ただし、注意点として、補助金は工事完了後に支給されるため、工事代金は原則として一旦全額を立て替えて支払う必要があります。そのため、手元の資金計画は、補助金額を差し引いた自己負担額だけでなく、工事全体の費用を念頭に置いて立てることが大切です。

内窓・二重窓の補助金がもらえるのはいつ?

補助金の申請手続きが無事に完了しても、すぐに補助金が振り込まれるわけではありません。実際に補助金を受け取れるのは、工事完了後の申請から数ヶ月後になるのが一般的です。

補助金の申請から受け取りまでの大まかな流れは以下の通りです。

  1. 事業者との契約: 補助金事業者に登録しているリフォーム業者と工事契約を結びます。
  2. 工事の実施: 契約後、リフォーム工事が行われます。
  3. 交付申請: 工事完了後、リフォーム業者が事務局へ補助金の交付申請を行います。
  4. 交付決定: 事務局による審査が行われ、内容に問題がなければ交付が決定します。この時点で、施主(あなた)にも交付決定通知のハガキが届きます。
  5. 補助金の振込: 交付決定後、事業者へ補助金が振り込まれます。一般的に、交付決定から振込までには1ヶ月から2ヶ月程度かかるとされています。
  6. 施主への還元: 事業者に振り込まれた補助金が、契約内容に沿った形で施主に還元されます。

つまり、工事を依頼してから実際に補助金を手にするまでには、全体で3ヶ月以上かかるケースも少なくありません。リフォーム業者が速やかに申請手続きを進めてくれるかどうかも、受け取り時期に影響します。契約時には、補助金申請の流れやおおよそのスケジュールについても確認しておくと安心です。

内窓の補助金シュミレーションを試す

自分の家の窓をリフォームした場合、具体的にいくらの補助金が受けられ、自己負担はどのくらいになるのか、正確な金額を知りたいと考えるのは当然です。そこで役立つのが、各メーカーやリフォーム業者のウェブサイトで提供されている「補助金シミュレーション」です。

これらのシミュレーションツールを使えば、窓のサイズや種類、希望するガラスの性能などを入力するだけで、概算の工事費用と受け取れる補助金額を手軽に確認できます。

シミュレーションを活用するメリットは、具体的な費用感を掴むことで、リフォーム計画の現実味が増し、予算の策定がしやすくなる点にあります。また、複数の製品やグレードで比較検討することで、どのリフォームが自分の希望と予算に最も合っているかを見極める助けにもなります。

ただし、シミュレーションの結果はあくまで概算です。正確な金額は、専門の業者が現地調査を行った上で作成する見積もりによって確定します。シミュレーションは計画の第一歩として活用し、最終的な判断は詳細な見積もりを基に行うようにしましょう。

内窓リフォーム補助金がいつまでかを知り賢く申請

内窓リフォーム補助金がいつまでかを知り賢く申請

  • 先進的窓リノベ事業補助金はなくなる?
  • 東京都や千葉県の補助金もチェック
  • ホームセンター、カインズでの内窓リフォーム
  • 後悔しないための内窓リフォームの口コミ
  • 内窓リフォームの補助金がいつまでか要確認

先進的窓リノベ事業補助金はなくなる?

「先進的窓リノベ事業の補助金は、2025年でなくなるのではないか」という点は、多くの方が気にしている問題です。

現状、この大規模な補助金事業は2023年度から始まり、当初より3カ年程度の計画で進められてきました。そのため、2025年度がこの形式での補助金の最後の年になる可能性は十分に考えられます。2026年度以降に同様の制度が継続されるかどうかは、現時点では公式に発表されていません。

補助金の申請期間は、2025年12月31日までと定められていますが、これはあくまで最長の期限です。この事業には1,350億円という予算が設定されており、申請額がこの予算の上限に達した時点で、期限を待たずに受付が終了してしまいます。

2023年度、2024年度は予算を使い切ることなく終了しましたが、制度の認知度向上や駆け込み需要の増加により、2025年度に予算が早期に消化される可能性も否定できません。補助金の予算執行状況は事業の公式ウェブサイトで随時公開されるため、検討中の方はこまめにチェックすることをおすすめします。以上の点を踏まえると、補助金の活用を確実に狙うのであれば、早めに計画を進め、申請の準備を整えることが賢明な判断と言えます。

東京都や千葉県の補助金もチェック

国の「先進的窓リノベ事業」に加えて、お住まいの自治体が独自に実施している補助金制度も、ぜひチェックしておきたいポイントです。都道府県や市区町村によっては、住宅リフォームに関する支援制度を設けている場合があります。

自治体補助金のメリット

大きなメリットは、国の補助金と併用できる可能性があることです。国の補助金の財源と重複しない自治体独自の制度であれば、両方から補助を受けることで、自己負担をさらに軽減できる可能性があります。

具体的な事例

例えば、東京都では「既存住宅における省エネ改修促進事業」といった制度があり、高断熱窓へのリフォームなどが補助対象となっています。

また、千葉県では県としての統一的な制度のほか、船橋市や市川市、習志野市など、各市町村が個別にリフォーム補助金制度を設けている場合があります。

注意点

これらの補助金制度は、それぞれ対象となる工事の条件、補助金額、申請期間、予算額が異なります。また、国の制度との併用可否についても、必ず自治体の担当窓口に直接確認する必要があります。

リフォーム業者を選ぶ際には、国の制度だけでなく、こうした地域独自の補助金情報にも詳しいかどうか、という点も一つの判断基準にすると良いでしょう。

ホームセンターやカインズでの内窓リフォーム

内窓リフォームを検討する際、専門のリフォーム会社のほかに、カインズのような大手ホームセンターも選択肢の一つとなります。ホームセンターでのリフォームには、いくつかの特徴があります。

メリットとしては、価格体系が分かりやすく提示されていることが多く、気軽に相談しやすい点が挙げられます。普段から利用している店舗であれば、心理的なハードルも低いでしょう。

一方で、注意すべき点も存在します。最も重要なのは、そのホームセンターが「先進的窓リノベ事業」の登録事業者であるかどうかです。補助金の申請は、事務局に登録された事業者しか行うことができません。もし登録事業者でなければ、国の補助金を利用したリフォームはできないため、契約前に必ず確認が必要です。

また、施工は提携している下請け業者が行うケースが一般的です。担当する職人によって技術力に差が出る可能性も考慮に入れる必要があります。専門のリフォーム会社と比較して、提案の幅や使用できる製品に限りがある場合も考えられます。価格や手軽さだけでなく、補助金申請への対応や施工品質、アフターサービスなども含めて、専門業者としっかり比較検討することが後悔しないための鍵となります。

後悔しないための内窓リフォームの口コミ

リフォーム業者を選ぶ上で、実際にその業者を利用した人の口コミや評判は非常に参考になる情報源です。

特に内窓リフォームのような、効果が住み心地に直結する工事では、リアルな声を確認しておくことが大切です。

口コミをチェックする際には、以下の点に注目すると良いでしょう。

  • 価格の妥当性: 見積もり金額が適正だったか、追加料金は発生しなかったか。
  • 工事の品質: 仕上がりは綺麗か、作業は丁寧だったか、断熱や防音の効果は実感できたか。
  • 担当者の対応: 相談や質問に親身に対応してくれたか、説明は分かりやすかったか。
  • 補助金申請の対応: 補助金に関する知識は豊富だったか、申請手続きはスムーズに進んだか。

良い口コミだけでなく、ネガティブな評価にも目を通すことで、その業者の長所と短所を多角的に把握できます。

ただし、口コミはあくまで個人の主観に基づくものであることも忘れてはいけません。一つの口コミを鵜呑みにするのではなく、複数のサイトや情報源から多くの意見を集め、総合的に判断する姿勢が求められます。信頼できる業者を見つけるための一つの材料として、賢く活用しましょう。

内窓リフォームの補助金がいつまでか?【2025年最最新】:総括

  • 2025年の主要な国の補助金は「先進的窓リノベ2025事業」
  • 申請期限は2025年12月31日だが予算消化による早期終了に注意
  • 国の補助金は2025年度で一旦終了する可能性が高い
  • 補助金を受け取るには登録事業者との契約が必須
  • 申請手続きはリフォーム業者が代行してくれる
  • 工事代金は原則として一旦全額を自己負担で支払う
  • 補助金の振込は工事完了・申請から数ヶ月後が目安
  • 補助金額は窓の性能(グレード)とサイズで大きく変わる
  • Sグレード以上の高断熱な製品ほど補助額が高くなる
  • 自己負担額の目安はシミュレーションで事前に把握できる
  • 東京都や千葉県など自治体独自の補助金も存在する
  • 国の制度と自治体の補助金は併用できる場合がある
  • ホームセンターでのリフォームは補助金対応の確認が不可欠
  • 業者選びでは複数の見積もりと口コミの比較が大切
  • 予算には限りがあるため早めの検討と行動が成功の鍵となる

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