冬の窓辺から伝わる冷気や、夏の騒音にお悩みの方は多いのではないでしょうか。快適な住環境を整えるために内窓リフォームを検討する際、候補に挙がるのがYKK APの新商品であるウチリモやロングセラーのプラマードUです。
しかし、実際に導入しようとすると、ウチリモとプラマードUの違いが分からず、どちらが最適か迷ってしまうケースが少なくありません。この記事では、価格で比較した際の価格差の解説や、ウチリモとインプラスの違いについても詳しく触れていきます。
また、ウチリモとプラマードUの特徴やメリットを整理しつつ、リフォームで後悔しないための選び方をプロの視点でお伝えします。あわせて、プラマードUはいつ販売終了ですかという疑問や、気になるウチリモのデメリットについても隠さず公開します。さらに、ウチリモの補助金活用術や、断熱性を高めるウチリモのガス入りの仕様、カタログの見方、色の人気色といった詳細情報も網羅しました。
ウチリモをDIYで設置したり施工したりすることはできるのかという現実的な問題から、ウチリモのリアルな口コミや評判、対応している窓の種類まで、内窓選びに役立つ情報を一挙に紹介します。
目次
ウチリモとプラマードUの違いや特徴・対応窓の種類を解説
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- ウチリモとプラマードUの特徴やメリット
- 対応している窓の種類をチェック
- 色の人気色で選ぶ内窓デザイン
- 打ちリモの補助金を活用する方法
- ウチリモのガス入りで断熱性能アップ
- プラマードUはいつ販売終了ですか?
ウチリモとプラマードUの特徴やメリット
ウチリモとプラマードUの最大の違いは、窓枠の「見込み寸法」と「施工の柔軟性」にあります。結論から申し上げますと、奥行きの狭い窓枠でもスッキリ収まるのがウチリモ、幅広い窓種に対応できるのがプラマードUという特徴があります。
ウチリモは2025年に発売された最新の内窓で、最大のメリットはわずか47mmのスペースがあれば設置可能という点です。従来のプラマードUでは70mm以上の奥行きが必要だったため、多くの住宅で「ふかし枠」と呼ばれる延長部材を使用しなければなりませんでした。
ふかし枠を使うと窓が室内側に飛び出してしまいますが、ウチリモはこの出っ張りを最小限に抑えられます。そのため、マンションの廊下側など、スペースが限られた場所でも圧迫感なく取り付けられるのが魅力です。
一方で、プラマードUは長年の実績があるロングセラー商品です。複層ガラスだけでなく単板ガラスにも対応しており、コストを抑えたリフォームに適しています。また、和室向けの格子入りデザインなど、意匠性のバリエーションが豊富な点もメリットです。それぞれの特性を理解し、設置場所の条件に合わせて選ぶことが重要となります。
対応している窓の種類をチェック
内窓を検討する際、自宅の窓の形に対応しているかどうかは非常に重要なポイントです。ウチリモとプラマードUでは、対応可能な窓のバリエーションに明確な差があります。
ウチリモが現在対応している窓の種類は、「引き違い窓」に特化しています。一般的に最も多い左右にスライドする窓であれば、2枚建から4枚建、さらに左右のガラスサイズが異なる偏芯タイプまで幅広くカバーしています。しかし、現在のラインナップでは内開き窓やFIX窓(はめ殺し窓)には対応していません。
プラマードUは、引き違い窓以外にもテラスドアや浴室仕様など、家中のあらゆる窓に対応できる網羅性があります。そのため、リビングの大開口は最新のウチリモ、特殊な形状の小窓はプラマードUといった具合に、同じ家の中で使い分けるケースも多いのが実情です。事前にどの窓に設置したいかをリストアップしておくと、プランニングがスムーズに進みます。
| 窓の種類 | ウチリモ | プラマードU |
|---|---|---|
| 引き違い窓 | 対応(主力) | 対応 |
| FIX窓(はめ殺し) | 非対応 | 対応 |
| 内開き窓 | 非対応 | 対応 |
| テラスドア | 非対応 | 対応 |
色の人気色で選ぶ内窓デザイン
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内窓は室内側に設置するため、インテリアとの調和が非常に重要です。ウチリモの登場により、カラーバリエーションの選択肢がさらに広がりました。
ウチリモのカラーラインナップにおける最大のトピックは、新色として「カームブラック」が追加されたことです。最近のインテリアトレンドであるモノトーンやインダストリアルなスタイルに非常にマッチします。既存のサッシが黒系の場合、内窓も黒で統一することで、見た目の違和感を完全になくすことができます。
これまでの人気色についても、以下のような傾向があります。
- ホワイト:壁紙の色に馴染みやすく、部屋を明るく広く見せたい方に一番人気のカラーです。
- クリア・ナチュラル:フローリングや木製家具の色と合わせやすく、温かみのある空間を作れます。
- ダークブラウン:重厚感があり、落ち着いた寝室や書斎などに選ばれることが多い色です。
ウチリモは全6色展開となっており、プラマードUで展開されていた基本色を継承しつつ、よりモダンなニーズに応える形となっています。カタログや実物のサンプルを部屋の光の下で確認し、床や壁との相性をチェックすることをおすすめします。
ウチリモで補助金を活用する方法
内窓リフォームを検討する最大の動機の一つが、国による手厚い補助金制度です。2025年度も「先進的窓リノベ事業」などの継続が期待されており、ウチリモはその強力な味方となります。
ウチリモは、最新の断熱設計により、多くの仕様で「Sグレード」という高い補助区分に該当します。補助金の額は窓の断熱性能(熱貫流率)によって決まりますが、ウチリモはこの基準をクリアしやすいため、実質的な自己負担額を大きく抑えることが可能です。具体的には、Low-E複層ガラス(アルゴンガスなし)の仕様であっても、熱貫流率1.5W/(㎡・K)以下を実現しており、高い補助率が適用される見込みです。
以前は高い補助額を得るために高価な「ガス入りガラス」が必須となるケースもありましたが、ウチリモであれば通常のLow-EガラスでもSグレードに届く場合があるため、コストパフォーマンスが非常に高くなっています。
最新の補助金情報については、公式サイト等で随時更新されるため、施工会社に確認するのが最も確実です。(参照:先進的窓リノベ2025事業公式サイト)
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ウチリモのガス入りで断熱性能アップ
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より高い断熱性能を求める方におすすめなのが、ガラスの間にアルゴンガスを封入した「ガス入り」仕様です。空気よりも熱を伝えにくい性質を持つガスを閉じ込めることで、窓辺の快適性はさらに向上します。
ウチリモにガス入りガラスを組み合わせる理由は、単に暖かさを求めるだけでなく、結露対策の徹底にもあります。ガラスとガラスの間の空気層に重いアルゴンガスが入ることで、対流による熱伝導が抑制され、室内側のガラス表面温度が下がりにくくなります。これにより、冬場の不快な結露を劇的に減らすことができるのです。
また、ガス入りの仕様は、先進的窓リノベ事業においてさらに上位の「SSグレード」を狙う際にも有効な選択肢となります。日当たりが悪く底冷えする部屋や、北側の寝室など、特に寒さが厳しい場所には、このガス入り仕様を選ぶメリットが非常に大きいと言えるでしょう。初期費用は若干上がりますが、毎月の光熱費削減効果を考えれば、十分に投資価値のある選択です。
プラマードUはいつ販売終了ですか?
ウチリモという新商品が登場したことで、「愛用されてきたプラマードUはいつ販売終了ですか?」という不安の声を耳にすることがあります。しかし、現時点ではプラマードUが全面的に廃止される予定はありません。
YKK APの方針としては、引き違い窓の主力商品を順次「ウチリモ」へと移行・統合していく流れにありますが、プラマードUが持つ多種多様な窓種への対応力は依然として必要不可欠です。
そのため、FIX窓や開き窓といった特殊な形状については、引き続き「ウチリモ プラマードU」というシリーズ名で販売が継続されます。つまり、商品がなくなるわけではなく、ブランド名が整理・統合される形に近いと言えます。
新旧どちらを選ぶべきか迷った際は、「設置する窓の形」と「奥行き寸法」で判断するのがベストです。メーカー側もサポート体制を維持しているため、将来的なメンテナンスについても心配しすぎる必要はないでしょう。
ウチリモとプラマードUの違いや価格差を解説
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- 価格で比較!価格差を解説
- ウチリモとインプラスの違いを比較
- ウチリモのデメリットは?
- ウチリモをDIYで設置・施工することはできるのか?
- ウチリモのリアルな口コミや評判を調査
- カタログで後悔しないための選び方
価格で比較!価格差と合わせて解説
リフォームを計画する上で最も気になるのが費用面です。ウチリモとプラマードUを価格で比較した場合、製品自体の定価ベースでは最新モデルであるウチリモの方がやや高めに設定されています。
しかし、実際の「総支払い額」で見ると、この関係は逆転することがあります。その理由は「追加部材の有無」にあります。
プラマードUを設置する場合、窓枠の奥行きが足りないと数万円の追加費用がかかる「ふかし枠」が必要です。一方、ウチリモは薄型設計のため、ふかし枠なしで設置できるケースが多く、その分の部材代と施工費をカットできます。
一般的な掃き出し窓(W1,700×H2,000)での概算イメージ(※条件により異なります)
| 項目 | ウチリモ(ふかし枠なし) | プラマードU(ふかし枠あり) |
|---|---|---|
| 製品本体代 | 約10〜12万円 | 約8〜10万円 |
| 追加部材(ふかし枠等) | 0円 | 約1.5〜2.5万円 |
| 施工費・諸経費 | 約3〜4万円 | 約4〜5万円 |
| 合計目安 | 約13〜16万円 | 約13.5〜17.5万円 |
前述の通り、製品単価だけを見ればウチリモの方が高機能な分、数千円から1万円程度高くなる傾向にあります。
ただ、仕上がりのスッキリ感や施工時間を考慮すると、トータルのコストパフォーマンスはウチリモの方が優れている場合が多いです。また、補助金の還元率もウチリモの方が有利になりやすいため、最終的な実質負担額はウチリモの方が安くなるケースも珍しくありません。
ウチリモとインプラスの違いを比較
内窓を検討していると、リクシルの「インプラス」も必ず比較候補に挙がるでしょう。ここではウチリモとインプラスの違いについて解説します。最大の違いは、やはり「窓枠への収まり」です。
インプラスは、デザイン性の高さやダストバリア機能(静電防止仕様)といった独自の魅力がありますが、設置に必要な奥行き寸法は基本的に70mm以上です。
そのため、マンションなどの狭い枠にはウチリモのような「薄型」という選択肢を持つYKK AP製品が非常に有利になります。また、ウチリモには標準で「ストッパー付き安全引手」が装備されており、指挟みを防止する工夫がなされているのも大きな特徴です。
断熱性能に関しては、両社とも最高クラスのLow-E複層ガラスを用意しているため、製品としての基本性能に大きな差はありません。選ぶ際のポイントは、「自宅の窓枠にふかし枠なしで付けられるか」という設置条件と、好みのデザインがあるかどうかの2点に集約されます。設置条件が厳しい場合はウチリモ、デザインの細かなニュアンスにこだわりたい場合はインプラスも含めて検討するのが良いでしょう。
ウチリモのデメリットは?
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非常に優れたウチリモですが、検討する際にはデメリットや注意点もしっかり把握しておく必要があります。後悔しないために、以下の3点を確認しておきましょう。
まず一つ目は、「対応窓種の少なさ」です。前の見出しでも触れましたが、現在は引き違い窓のみのラインナップとなっています。家中の窓をすべて同じ最新モデルで統一したいと考えても、窓の形によってはプラマードUと混在させる形になります。
二つ目は、「ガラスの厚み制限」です。ウチリモは枠を薄く設計しているため、搭載できるガラスの総厚が最大18mmまでに制限されています。極めて厚い防音合わせガラスや、特殊なトリプルガラスを組み込みたい場合、ウチリモの薄い枠には収まらない可能性があります。高度な遮音性能を求める場合は、より厚いガラスに対応できる枠を選ぶ必要があります。
三つ目は、発売から日が浅いため、長期的な耐久性に関するユーザーの生の声がまだ少ない点です。
もちろん、国内トップメーカーであるYKK APが厳格なテストをクリアして発売していますが、長年使った際の使用感などはプラマードUほどの蓄積はありません。これらの点を踏まえた上で、薄型化のメリットを優先するかどうかを判断してください。
ウチリモをDIYで設置・施工することはできるのか?
コストを抑えるために、ウチリモをDIYで設置したいと考える方もいるでしょう。結論から言えば、技術的には可能ですが、プロに任せることを強くおすすめします。
内窓の設置は一見すると簡単そうに見えますが、実際にはミリ単位の正確な採寸が不可欠です。
特にウチリモは「47mm」という非常にシビアな寸法での設置を売りにしているため、わずかな計測ミスや枠の歪みがあると、障子がスムーズに動かなかったり、隙間風が入ったりして断熱効果が半減してしまいます。また、ウチリモ独自の「枠持ち出し納まり」は、従来の製品よりも施工時に注意すべき点が多く、不慣れなDIYでは本来の性能を引き出せないリスクがあります。
また、大きなガラスを扱う作業は怪我の危険も伴います。特に掃き出し窓サイズになると、重量は30kgを超えることもあり、一人での作業は現実的ではありません。DIYが得意な方であっても、内窓に関しては「餅は餅屋」で、経験豊富なリフォーム会社に依頼する方が、結果的に満足度の高い仕上がりになります。
ウチリモのリアルな口コミや評判を調査
発売以来、ウチリモを導入したユーザーからは好意的な口コミが多く寄せられています。特にマンション住まいの方からの評価が際立っています。
「窓枠の出っ張りがなくて驚いた」という声は、ウチリモを選んだ方の多くが最初に口にする感想です。以前のプラマードUでふかし枠を使ったことがある方は、その見た目の違いに感動されるようです。また、最新の「ストッパー付き安全引手」についても、「小さな子供が指を挟む心配が減って安心できる」と、安全性への配慮が高く評価されています。
一方で、「もっと早く発売してほしかった」「対応していない窓があったのが残念」といった、ラインナップの拡充を望む声も見受けられます。
防音性能についても、「幹線道路の音はかなり消えたが、大型トラックの振動までは防げない」といった、性能の限界を冷静に指摘する口コミもあります。全体としては、「薄さ」と「断熱性」の両立に対して、非常に満足度が高い傾向にあります。
カタログで後悔しないための選び方
最後に、まとめとして後悔しないための選び方を整理します。カタログを開く前に、以下のチェックポイントを確認してください。
まずは、窓枠の奥行き(見込み寸法)を測ることです。47mm以上70mm未満であればウチリモの独壇場です。もし70mm以上あり、コストを極限まで抑えたいのであれば、従来通りのプラマードUも検討の余地があります。次に、部屋の雰囲気に合う色を決めましょう。最新のブラックを選びたいならウチリモ一択となります。
また、カタログに記載されている熱貫流率(Uw値)を確認し、自分の住む地域の補助金基準を満たしているかをチェックすることも大切です。
数値が低ければ低いほど断熱性能は高いですが、その分価格も上がるため、予算とのバランスが重要です。迷ったときは、一番過ごす時間が長いリビングだけを最高グレードにし、他の部屋は標準的な仕様にするといったメリハリをつけたプランニングが有効です。
ウチリモとプラマードUの違いを理解して快適な住まいへ:まとめ
- ウチリモは2025年発売の最新モデル
- 最小47mmの窓枠奥行きで設置可能
- ふかし枠が不要なケースが多く見た目がスッキリ
- プラマードUは実績豊富なロングセラー
- 引き違い窓以外はプラマードUが対応
- ウチリモは全6色で新色のカームブラックが人気
- ストッパー付き安全引手で指挟みを防止
- 先進的窓リノベ2025事業の補助金Sグレード対象
- ガス入り仕様で断熱性能をさらに強化できる
- DIYよりもプロの施工が安心かつ補助金対象
- 価格差は部材代を含めたトータルで判断
- 薄型設計のためガラス総厚に制限がある
- マンションリフォームにはウチリモが最適
- 信頼できる施工会社に現地調査を依頼
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