窓・ドアの断熱リフォーム

内窓で後悔する7つの理由|やめとけと言われる失敗例と対策

2025年7月24日

内窓で後悔する7つの理由|やめとけと言われる失敗例と対策

こんにちは、e-MADOリフォーム代表の鈴木優樹です。

内窓や二重窓について調べていると、「内窓はやめとけ」「二重窓にして後悔した」「付けても効果がなかった」といった意見を見かけることがあります。

これから数十万円かけて工事しようと考えている方なら、こうした話を見ると不安になると思います。

私は内窓の現地調査や施工に関わっていますが、実際には内窓そのものが悪くて後悔するというより、期待していた効果と実際にできることが合っていなかったり、ガラスや施工範囲、窓まわりの納まりを十分に確認せず工事したりすることで後悔につながるケースが多いと感じています。

反対に、施工後のお客様から「もっと早く付ければよかった」と言っていただくことも少なくありません。

つまり、内窓は誰にでも無条件でおすすめできる万能なリフォームではありませんが、家の悩みと仕様が合えば、寒さ・結露・騒音などを改善する有力な方法です。

大切なのは「内窓は良いか悪いか」ではなく、「自分の家の悩みに内窓が合っているか」を工事前に確認することです。

この記事では、内窓で後悔しやすい7つの理由から、「効果なし」と感じる原因、色やガラスの選び方、マンションでの注意点まで、施工する側の目線で具体的に解説します。

この記事のポイント

  • 内窓や二重窓で後悔しやすい7つの理由
  • 断熱や防音で効果なしと感じる原因
  • 色やガラス選びで失敗しない考え方
  • 戸建てとマンションで確認したい施工条件

内窓で後悔する7つの理由

内窓で「こんなはずじゃなかった」と感じる原因には、ある程度共通するパターンがあります。

ほとんどは施工前に確認できる内容です。これから内窓を検討するなら、自宅で同じ問題が起こらないか一つずつ確認してみてください。

後悔しやすい理由主な原因施工前の対策
開閉や掃除が面倒窓が2組になる出入りや換気の頻度を確認
断熱効果を感じにくい施工範囲や住宅条件部屋単位で窓を確認
防音効果を感じにくい音の種類や侵入経路騒音に合わせて仕様を選ぶ
結露が残った湿度や外窓側の温度換気や湿度管理も行う
色やガラスで失敗した見た目や方位の確認不足部屋と目的に合わせて選ぶ
カーテンと干渉した取付スペース不足窓まわりまで現地確認
窓まわりが狭くなったふかし枠や内窓枠施工後の出幅を確認

開閉と掃除の手間が増える

内窓を設置すると、既存の外窓を残したまま室内側へもう一つ窓が増えます。

そのため、外へ出るときは内窓を開け、そのあと外窓を開けるという2回の操作が必要です。鍵も基本的には2組になるので、今までより手間は増えます。

特に確認してほしいのが、毎日のようにベランダや庭へ出入りする掃き出し窓です。

洗濯物を干すために朝晩出入りする家庭では、断熱性能が上がって快適になったとしても、「毎回2枚開けるのは思っていたより面倒」と感じる可能性があります。

雨戸やシャッターを毎日開閉する窓では、内窓、外窓、雨戸という順番になるため、さらに操作が増えます。

また、ガラスとサッシのレールが増えるため、掃除する場所も増えます。

内窓を閉めた状態では外窓との間へホコリは入りにくくなりますが、換気などで頻繁に開閉する窓では汚れが入ることもあります。

出入りが多い掃き出し窓は、断熱性能だけで決めないことが大切です。

毎日どのくらい開け閉めしているかを一度思い出し、施工後も2枚の窓を操作する生活で問題ないか確認してください。

断熱効果なしと感じる

「内窓を付けたのに寒い」「二重窓なのに効果がない」という後悔もあります。

ただし、内窓を設置すれば家全体が自動的に高断熱住宅になるわけではありません。

内窓は、既存の外窓との間に空気層をつくり、室内側へ気密性の高い窓を追加することで、窓から伝わる外気の影響を抑えるリフォームです。

そのため、もともと寒さの原因が窓に大きく偏っている部屋では変化を感じやすい一方、床・壁・天井の断熱性能が低い住宅では、窓を改善しても別の場所から熱が逃げます。

もう一つ多いのが、施工する窓の範囲です。

例えばリビングに大きな掃き出し窓と腰高窓があるのに、掃き出し窓だけへ内窓を設置した場合、施工した窓からの冷気は減っても、未施工の腰高窓から冷気を感じることがあります。

これで部屋全体としては「思ったほど暖かくならなかった」と感じるわけです。

だからといって、1箇所だけ施工しても意味がないわけではありません。

特定の窓から強い冷気が来る、寝室の道路側だけ音が気になる、洗面所の小窓だけ結露するといった悩みなら、1窓施工でも十分意味があります。

一方、リビング全体を暖かくしたいのであれば、同じ部屋にある窓をまとめて考えたほうが体感につながりやすくなります。

1窓から施工する場合は、内窓は1箇所だけでも効果ある?おすすめの窓と優先順位でも詳しく解説しています。

◆鈴木のワンポイントアドバイス

私が現地を見るときは、「何枚付けたいですか」より先に「どこで寒さを感じますか」を確認します。

同じ部屋に窓が3箇所あるなら、1箇所だけ最高性能にするより、3箇所をどう施工するか考えたほうがいいケースもあります。内窓の枚数ではなく、悩みの原因から決めるのがおすすめですよ。

防音効果なしと感じる

内窓は防音目的でもよく使われます。

外窓との間に空気層ができ、室内側に気密性の高い窓を追加することで、車の走行音、人の話し声、犬の鳴き声など、窓を通って入る音を軽減しやすくなります。

ただし、「内窓を付ければ外の音が聞こえなくなる」と期待すると、後悔する可能性があります。

音は窓だけから入ってくるわけではないからです。

例えば大型トラックの低い走行音や工事の振動、飛行機などの低周波音は、外壁・床・天井など建物そのものを通して伝わる場合があります。

換気口、給気口、玄関ドア、配管まわりなどが音の通り道になっている住宅もあります。

また、音の高さによってもガラスの効き方は変わります。

防音が目的なら、単純に「内窓を付ける」だけではなく、今困っているのが車の音なのか、人の声なのか、電車なのか、室内から外へ漏れる楽器音なのかを施工店へ伝えてください。

必要に応じてガラスの厚みを変えたり、合わせガラスなどを検討したりすることもあります。

内窓の防音は「完全な無音」をつくる工事ではありません。

窓から出入りする音を減らす方法として考え、建物全体から伝わる音までゼロにできるとは考えないほうが、施工後の期待とのズレを防げます。

結露が完全になくならない

結露対策を目的に内窓を設置する方も多いですが、「内窓を付ければ結露が完全になくなる」と思っていると注意が必要です。

内窓を設置すると室内側のガラス表面が冷えにくくなるため、室内側の結露は軽減しやすくなります。

しかし、結露は窓の性能だけで決まるわけではありません。

室内の湿度が高ければ、新しく付けた内窓にも結露が発生することがあります。

加湿器を強く使っている、室内干しが多い、換気量が少ない、開放型の暖房器具を使用しているといった環境では、水蒸気そのものが多いためです。

また、室内側の内窓は結露しなくなったものの、既存の外窓側に水滴が残ることもあります。

特に避けたいのが、冬の暖房中に内窓を少しだけ開けておく使い方です。

暖かく湿った室内空気が内窓と外窓の間へ入り、冷たい外窓に触れると結露が発生しやすくなります。

内窓は結露を軽減するための方法ですが、結露を完全にゼロにする装置ではありません。

内窓を確実に閉めたうえで、換気・除湿・加湿量の調整も一緒に行うことが大切です。

色やガラス選びで後悔する

内窓は性能ばかり注目されますが、実際に施工すると室内からかなり目に入る設備です。

そのため、「性能だけで決めたら色が部屋に合わなかった」という後悔もあります。

例えば床やドア、家具が木目で統一されている部屋に真っ白な内窓を入れると、窓だけ浮いて見えることがあります。

反対に、白を基調とした明るい部屋へ濃い木目色を入れると、窓の存在感が想像以上に大きくなる場合があります。

カタログの小さな色見本だけではなく、床、壁、建具、家具まで含めて考えるのがおすすめです。

こちらは船橋市Y様邸の施工例です。

コーナー出窓に内窓を設置する前の既存アルミサッシ

船橋市Y様邸|冬の結露と冷気にお悩みだったリビングの出窓(施工前)

既存のアルミサッシの室内側へ、部屋の雰囲気に合わせてニュートラルウッドGの内窓を設置しました。

コーナー出窓にニュートラルウッド色の内窓を設置した施工事例

船橋市Y様邸|リビングの出窓へ内窓インプラス(Sグレード・ニュートラルウッドG)を設置した施工後

このように内窓は、古いアルミサッシを室内側から隠せるので、色が部屋に合えば窓まわりの印象も大きく変えられます。

もう一つ確認したいのが、ガラスそのものの見え方です。

Low-E複層ガラスは仕様によって、透明ガラスとは少し違った色味や反射を感じることがあります。

道路側や隣家と窓が近い場所なら、透明ガラスではなく型ガラスを選んで目隠しする方法もあります。

「全部同じガラスにする」のではなく、その部屋から何を見たいのか、外からどの程度見えるのかまで考えてください。

カーテンなどと干渉する

現地調査で私がかなり注意しているのが、カーテンレール、ブラインド、ロールスクリーン、シェードとの干渉です。

内窓は既存窓の室内側へ新しい枠を取り付けます。

そのため、窓枠の寸法だけを見ると設置できそうでも、同じ位置をカーテンレールやシェードが使っていれば、そのまま施工できません。

こちらは千葉市U様邸です。

天井付けのカーテンが内窓の設置位置に干渉している窓の施工前

千葉市U様邸|天井付けのカーテンが内窓の設置位置に干渉していた窓の施工前

この窓は内窓を取り付けたい位置にカーテンが入っていたため、そのままでは施工できませんでした。

そこで既存カーテンを撤去し、外からの視線も考えて型ガラス仕様の内窓を設置しています。

天井付けカーテンを撤去して型ガラス仕様の引き違い内窓を設置した施工事例

千葉市U様邸|カーテンを撤去し、目隠し効果のある型ガラス仕様の内窓を設置した施工後

このように、カーテンを移設する方法だけでなく、型ガラスへ変更してカーテン自体をなくす方法もあります。

ただし、型ガラスでも夜間の人影や照明まで完全に隠せるわけではありません。

道路や隣家との距離、夜間の使用状況まで確認したうえで決めてください。

カーテンやブラインドの納まりについては、内窓とカーテン・ブラインドの干渉対策でも施工事例付きで詳しく解説しています。

◆鈴木のワンポイントアドバイス

採寸では幅と高さだけを測ればいいわけではありません。

私は窓枠の奥行き、鍵の出っ張り、カーテン、ブラインド、シェード、エアコン、窓台の状態まで確認します。「付けられるか」ではなく、「付けたあと普通に使えるか」を見ることが大事です。

窓まわりが狭くなる

既存の窓枠に内窓を取り付けるための奥行きが十分あれば、枠内にすっきり納まるケースもあります。

一方、奥行きが足りない場合は「ふかし枠」と呼ばれる部材を使い、内窓を室内側へ持ち出して設置することがあります。

このふかし枠が大きくなると、施工前より窓が室内側へ出てきます。

窓のすぐ横に家具がある、小さな部屋で窓まわりをすっきり見せたい、窓台へ植物や小物を置いているという家庭では、施工後の印象が変わる可能性があります。

大型の複層ガラスでは、建具自体が重くなり、既存の窓より開閉を重く感じる場合もあります。

こうした部分はカタログの性能値だけでは分からないため、現地調査の段階で「内窓が室内側へ何cmくらい出るのか」を確認すると安心です。

お隣さんは100万円もらっているかも?
あなたの家だけ「定価」でリフォームしますか?

正直にお伝えします。
窓の断熱リフォームは、「知っている人だけが得をして、知らない人は損をする」世界です。

国と県、そしてお住まいの地域。
これら3つの制度を賢く組み合わせれば、
自己負担は半額以下で済むケースも珍しくありません。

「計算が面倒くさい」
「自分の区や市町村で何が使えるか調べる時間がない」
「役所のホームページは難しくて読む気がしない」

そんな理由で、みすみす数十万円を捨てるのは
あまりに勿体ないです。

面倒な計算とプランニングは、
すべて「e-MADOリフォーム」に丸投げしてください。

あなたの家がもらえる補助金の「最大額」を
責任を持ってお見積りします。

※診断は完全無料

内窓はやめとけが当てはまるケース

ネット上の「内窓はやめとけ」という意見が、すべて間違っているわけではありません。

住宅の状態や暮らし方によっては、内窓より外窓交換や別のリフォームを選んだほうがいい場合があります。

外窓自体が傷んでいる

既存の外窓に大きな不具合がある場合、内窓だけ追加しても原因そのものは直りません。

例えば、戸車が壊れて窓が動かない、アルミ枠が腐食している、雨漏りしている、大きく歪んでいるといった状態です。

内窓は既存窓を残したまま室内側へ追加する工事なので、外窓の戸車や枠を新品へ交換する工事ではありません。

外窓の劣化が大きい場合は、修理やカバー工法による外窓交換も含めて比較したほうがいいでしょう。

出入りを頻繁にする窓

勝手口代わりに使っている掃き出し窓や、洗濯物を干すために一日に何度も開閉する窓では、二重の開閉が負担になる場合があります。

それでも寒さ対策を優先して内窓を選ぶ方はいます。

ただし、「毎日の使いやすさを絶対に変えたくない」という場合は、外窓交換も比較してから決めたほうが後悔しにくいです。

窓以外が主な原因の場合

寒さも騒音も、原因が必ず窓とは限りません。

例えば古い戸建てで床から強く冷える住宅では、窓を改善しても床の断熱不足はそのままです。

騒音についても、換気口や外壁から大量に音が伝わっている場合、内窓だけで希望する静かさまで持っていくのが難しいことがあります。

だからこそ、「内窓を付けたい」から相談を始めるより、「何に困っているのか」を施工店へ伝えるほうがいいと思います。

ガラス選びで後悔を防ぐ

内窓で後悔しないために、私が特に重要だと思っているのがガラス選びです。

同じメーカーの内窓でも、中へ入れるガラスによって断熱・遮熱・防音・目隠しなどの特徴が変わります。

冬の寒さなら断熱を重視

冬の冷気や暖房効率を改善したい場合は、断熱性能を重視して仕様を決めます。

一般的な単板ガラスより複層ガラス、さらにLow-E複層ガラスなどを選ぶことで、より高い断熱性能を持たせられます。

ただ、「一番高いガラスを選べば間違いない」という考え方はおすすめしません。

予算、窓の大きさ、既存窓の性能、部屋の使い方まで含めて選ぶことが大切です。

夏の西日は遮熱も考える

夏の暑さ、とくに西日が厳しい窓では、断熱だけでなく日射をどのくらい室内へ入れるかも考えます。

内窓を付ければ室外から伝わる熱を抑えやすくなりますが、ガラスを通して入ってくる日射熱への対策はガラス仕様によって変わります。

一方、冬に暖かい日差しがよく入る南面では、冬の日射を取り込みたいケースもあります。

だから私は、家中の窓をすべて同じ考え方で決めるより、方位や悩みに合わせて考えたほうがいいと思っています。

防音と目隠しは目的を伝える

道路側の寝室で車の音が気になるなら防音を意識した仕様、隣家と窓が近い洗面所なら型ガラスというように、窓によって役割を分ける方法もあります。

外の景色を見たいリビングまで型ガラスにすれば、「外が見えなくなってしまった」と後悔するかもしれません。

反対に道路側の窓を透明ガラスにしてしまい、結局ずっとカーテンを閉める生活になることもあります。

ガラス選びは性能だけではなく、その窓を普段どう使っているかまで考えることがポイントです。

熱割れの条件も確認する

既存外窓が網入りガラスの場合や、日射条件が厳しい場所では、内窓を付ける前に熱割れの可能性も確認しておきたいところです。

ガラスは日射によって中央部と周辺部に大きな温度差が生じると、熱膨張の差によって割れることがあります。

LIXILも、外窓が網入りガラスの場合や内窓へLow-Eガラスを使用する場合などに熱割れが発生する可能性があると案内しています。

カーテンやブラインドをガラス面へ密着させる、ガラスへフィルムや紙を貼る、冷暖房の風を直接当てる、窓まわりに熱だまりをつくるといった使い方にも注意が必要です。

(出典:LIXIL「インプラス/防音・断熱内窓 警告・注意」)

マンションで後悔しない注意点

マンションでも内窓はよく採用されますが、戸建てとは違う注意点があります。

特に重要なのが、工事前の管理規約確認です。

管理組合へ事前確認する

マンションでは既存サッシや窓ガラスが共用部分として扱われていることが多く、区分所有者が自由に交換できない場合があります。

内窓は既存外窓を撤去せず室内側へ追加するため採用しやすい工事ですが、マンションなら必ず無許可で施工できるという意味ではありません。

管理組合への申請、工事時間、搬入経路、共用部の養生、窓枠へのビス留めなど、マンションごとに決まりがあります。

YKK APも、マンションで内窓リフォームを行う場合は、まず管理組合へ確認するよう案内しています。

(出典:YKK AP「内窓をつける」)

非常用進入口も確認する

マンションの窓によっては、消防活動などに使う非常用進入口や代替進入口に関係する場合があります。

このような窓では、通常の窓と同じ感覚で内窓を付けていいとは限りません。

管理会社や管理組合から施工図面や製品資料の提出を求められることもあります。

「室内側だから大丈夫だろう」と自己判断せず、承認が必要な場合は工事前に済ませてください。

搬入と工事ルールを見る

大型の内窓では、エレベーターや廊下、玄関から搬入できるかも確認します。

管理組合から共用廊下やエレベーターの養生を指定されることもあります。

また、工事可能な曜日や時間帯が決められているマンションもあります。

製品そのものは設置できても、こうした条件を確認していなければ工事日直前になって予定を変更することになりかねません。

マンションでは「内窓が物理的に付くか」と「管理規約上工事できるか」の両方を確認してください。

後悔しない施工前チェック

内窓の失敗を防ぐために、施工前に最低限確認しておきたいポイントをまとめます。

確認項目見るポイント
改善したい悩み寒さ・暑さ・結露・防音・目隠しのどれか
施工する範囲1窓か、部屋単位か、家全体か
ガラス断熱・遮熱・防音・型ガラスなど
窓枠の奥行き内窓を固定するスペースがあるか
既存窓歪み・腐食・開閉不良がないか
周辺設備カーテン・ブラインド・シェードとの干渉
使い勝手出入り・換気・シャッター操作への影響
見た目枠色・ガラス色・室内への出幅
マンション規約申請や工事条件があるか
見積内容追加部材や付帯工事まで含まれているか

最初に目的を決める

まず決めてほしいのが、「何のために内窓を付けるのか」です。

冬の寒さなのか、夏の暑さなのか、結露なのか、道路の音なのか。

ここが曖昧なまま「とりあえず高性能な内窓を付けよう」と進めると、施工後に期待とのズレが生まれます。

例えば、防音が一番の目的なのに断熱性能だけでガラスを選んでいては、最適な仕様とは限りません。

逆に寒さだけが問題なのに、必要以上に特殊な仕様へ費用をかける必要がない場合もあります。

施工範囲を部屋単位で考える

予算の関係で、家中すべての窓へ一度に内窓を付ける必要はありません。

ただし、リビング全体を暖かくしたい場合は、リビングの窓を一つのまとまりとして考えると分かりやすいです。

大きな窓だけ施工するのか、小窓まで一緒に施工するのか。

寝室の音だけ改善したいなら道路側の窓だけでいいのか。

目的によって優先順位は変わります。

現地で納まりを確認する

内窓は窓ごとの寸法に合わせて製作するオーダー商品です。

そのため、正式発注前には現地で寸法と施工条件を確認することをおすすめします。

窓枠は見た目では真っすぐでも、上下左右で寸法が違ったり、建物の経年変化で歪んでいたりすることがあります。

さらに、クレセントと呼ばれる既存窓の鍵やハンドルが室内側へ大きく出ていると、新しい内窓に干渉する可能性があります。

カーテンボックス、ブラインド、棚、手すり、エアコンなども一緒に確認します。

内窓本体の寸法だけ測って終わりではありません。

安さだけで業者を選ばない

内窓は同じメーカー、同じ製品名でも、ガラス仕様や付帯部材が違えば見積金額が変わります。

そのため、相見積もりで単純に一番安い会社を選ぶ前に、同じ条件になっているか確認してください。

例えば片方はLow-E複層ガラス、もう片方は一般複層ガラスなら、金額が違うのは当然です。

片方の見積もりにはふかし枠施工やカーテン移設が含まれ、もう片方には入っていないケースもあります。

内窓の具体的な費用については、内窓リフォームの費用相場で窓サイズや追加費用まで解説しています。

施工会社を比較するときのポイントは、内窓業者の選び方7つも参考にしてください。

◆鈴木のワンポイントアドバイス

私なら、見積金額だけでなく「なぜこのガラスなのか」「この窓は施工後どう使うのか」まで説明してくれるかを見ます。

内窓は付けて終わりではなく、その後毎日使う設備です。工事前に疑問を全部聞いておくほうが、あとで後悔しにくいですよ。

内窓は後悔より満足できる?

ここまでデメリットを中心に説明しましたが、「それなら内窓はやめたほうがいいのでは」と感じた方もいるかもしれません。

私はそうは考えていません。

内窓には開閉が2回になる、掃除が増える、窓まわりのスペースを使うといった明確なデメリットがあります。

それでも、冬に窓際から入ってくる冷気、毎朝の結露、道路側から聞こえる音などに困っている住宅では、それ以上のメリットを感じてもらえるケースがあります。

実際に施工したお客様から「もっと早く工事すればよかった」と言っていただくこともあります。

重要なのは、メリットだけ説明して工事することでも、ネット上の「やめとけ」という意見だけで諦めることでもありません。

施工前にデメリットまで理解したうえで、それでも自宅にはメリットのほうが大きいと判断できるかどうか。

代表 鈴木
代表 鈴木
私はそこまで確認してから工事するのが、一番後悔しない選び方だと思っています。

よくある質問

内窓や二重窓で後悔したくない方から、よく聞かれる疑問に回答します。

内窓の後悔に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 内窓は本当にやめたほうがいいですか?

A. 一律にやめたほうがいいとは言えません。窓から入る冷気、結露、騒音などに悩んでいる住宅では有力な対策です。一方で、窓が二重になるため開閉や掃除の手間は増えます。メリットとデメリットのどちらが自宅で大きいかを施工前に確認してください。

Q2. 内窓を付けても効果なしになることはありますか?

A. 施工した窓の断熱性や気密性は改善しても、部屋全体で考えると効果を感じにくい場合があります。同じ部屋に未施工の窓が残っている、壁や床の断熱不足が大きい、防音したい音が壁などから伝わっているといったケースです。何を改善したいのかを明確にして施工範囲を決めることが大切です。

Q3. 内窓を付ければ結露はなくなりますか?

A. 結露は軽減しやすくなりますが、完全になくなるとは限りません。室内湿度が高ければ内窓にも結露することがあり、既存外窓側に結露が残る場合もあります。換気や除湿、加湿器の使用量なども合わせて見直してください。

Q4. 内窓は1箇所だけでも意味がありますか?

A. あります。特定の窓から入る冷気、騒音、結露などが悩みなら1箇所だけでも効果を期待できます。ただし、部屋全体の寒さを改善したい場合は、同じ部屋にあるほかの窓も含めて考えたほうが体感につながりやすいです。

Q5. マンションでも二重窓にして大丈夫ですか?

A. マンションでも内窓を設置できるケースは多いです。ただし、管理規約によって工事申請、工事時間、養生、ビス留めなどの条件が異なります。非常用進入口に関係する窓などもあるため、正式発注する前に管理会社や管理組合へ確認してください。

内窓での後悔を防ぐために

内窓で後悔する原因は、商品そのものよりも、期待していた効果と実際にできることのズレ、ガラス選び、施工する範囲、窓まわりの確認不足にあるケースが多いです。

内窓を付ければ家の寒さがすべてなくなるわけではありません。

完全防音になるわけでもなく、結露を必ずゼロにできるものでもありません。

さらに窓が二重になることで、開閉や掃除の手間も増えます。

こうしたデメリットは、工事前にきちんと理解しておく必要があります。

その一方で、窓から入る冷気、外の音、結露に困っている住宅では、暮らしを大きく変えてくれる可能性があるリフォームです。

実際に施工後、「もっと早くやればよかった」と感じる方もいます。

だからこそ、「内窓はやめとけ」「絶対おすすめ」という両極端な情報だけで判断しないでください。

あなたの家で何に困っていて、その原因に内窓が合っているのかを確認すること。

それが一番重要です。

  • 開閉や掃除の手間が増えることを理解する
  • 部屋全体を改善するなら施工範囲を確認する
  • 断熱・遮熱・防音など目的に合わせてガラスを選ぶ
  • 枠色やガラスの見え方を施工前に確認する
  • 結露は完全にゼロになるとは考えない
  • カーテンや既存窓の鍵との干渉を確認する
  • マンションでは管理規約を先に確認する

e-MADOリフォームでは、千葉県・東京都を中心に内窓の現地調査、仕様選定、見積もりを行っています。

「うちの家に内窓を付けて意味があるのか」「全部の窓に付けるべきなのか」「どのガラスを選べばいいのか分からない」といった段階でも大丈夫です。

工事してから後悔するのではなく、施工前に一つずつ確認して、あなたの家に合った窓リフォームを選んでいきましょう。

  • この記事を書いた人

代表 鈴木優樹

13年間で1万台以上のエアコンを設置してきた経験から、私は「部屋の温度こそが、家族の距離を縮める」という答えに辿り着きました。リビングが魔法瓶のように温かくなれば、家族は自然と一つの場所に集まります。無駄な電気代を削り、最もコスパの良い方法で「会話が弾む温かいリビング」をつくること。 皆様に、窓のリフォームを通じて、家族がもっと仲良くなれる幸せな時間をお届けします。

▼保有資格▼第二種電気工事士/建築物石綿含有建材調査者/石綿作業主任者/ガス可とう管接続工事監督者/冷媒回収技術者など

-窓・ドアの断熱リフォーム