こんにちは、e-MADOリフォーム代表の鈴木優樹です。
私は普段、内窓などの窓断熱リフォームに加えて、エアコン工事や住宅の電気工事を行っています。
内窓は、寒さや結露、防音などの対策としてかなり使いやすいリフォームですが、もちろんデメリットもあります。実際、お客様からも「開け閉めが少し面倒になった」という話を聞くことがあります。
それでも施工後には、開閉の手間よりも「部屋が暖かくなった」「窓際の冷気が気になりにくくなった」「やってよかった」と効果を感じていただくことのほうが多いです。
大切なのは、内窓にデメリットがないと思って工事するのではなく、生活したときに何が変わるのかまで理解してから付けることです。
この記事では、内窓リフォームをする前に知っておきたい10個のデメリットと、後悔を減らすために私が現地調査で確認しているポイントを、施工する側の目線から紹介します。
内窓のデメリット10選
内窓のデメリットは、性能そのものよりも日常生活で感じる使い勝手や窓まわりの変化に集中しています。
特に掃き出し窓やベランダへ出入りする窓では、毎日の動作に関係するため、施工前にイメージしておくことが大切です。
開け閉めが2回になる
内窓で一番分かりやすいデメリットは、窓を開ける動作が2回になることです。
一般的な引き違い窓の場合、まず室内側の内窓を開け、そのあと既存の外窓を開けます。閉めるときも外窓を閉めてから内窓を閉めるため、窓が1枚だった頃より手間は増えます。
特に影響を感じやすいのが、ベランダや庭へ頻繁に出入りする掃き出し窓です。
洗濯物を干すために朝と夕方に出入りする家なら、毎回2枚の窓を動かすことになります。雨戸やシャッターも毎日操作する場合は、さらに動作が増えます。
網戸を使って風を入れる場合も同じで、内窓だけを開けても換気はできません。内窓と外窓の両方を開ける必要があります。
「内窓はめんどくさい」と感じやすいのは、断熱性能よりもこの開閉回数が理由になることが多いです。
一方、寝室の腰高窓や、普段ほとんど開けない道路側の窓であれば、開閉回数が増えても生活への影響はそれほど大きくありません。
そのため私は、内窓を付けるかどうかを考えるときに「この窓を普段どれくらい開けますか?」という点も確認します。
掃除する面が増える
内窓を取り付けると、当然ながらガラスとサッシの数が増えます。
外窓だけだった状態と比べると、内窓の室内側、内窓の窓間側、外窓の室内側など、拭く場所が増えるため、掃除は少し面倒になります。
特に気になるのが、外窓と内窓の間です。
普段は閉じている空間なので室内ほどホコリは入りませんが、完全に汚れないわけではありません。外窓側に結露が出る住宅では、水分やホコリが付着して汚れることもあります。
引き違い窓ならレールも増えるため、砂やホコリがたまりやすい部分も増加します。
ただ、毎日掃除する場所ではありません。日常的には内窓の室内側を拭き、窓間は季節の変わり目などに確認するくらいでも十分な住宅が多いかなと思います。
◆鈴木のワンポイントアドバイス
掃除の手間を減らしたいなら、窓間へ物をたくさん置かないことも大切です。出窓の窓台を収納スペースのように使っている場合は、内窓施工後に掃除するとき毎回物を動かすことになります。
窓まわりが狭くなる
「内窓を付けると部屋が狭くなるのでは?」と心配される方もいます。
実際には床面積そのものが大きく減るわけではありません。ただし、内窓は既存窓より室内側へ取り付けるため、窓台の使える奥行きが少なくなったり、窓まわりに圧迫感が出たりすることはあります。
特に窓枠の奥行きが足りず、ふかし枠を使う場合は注意が必要です。
LIXILのインプラスを例にすると、引き違い窓では70mm以上、開き窓やFIX窓では55mm以上の有効寸法が基本的な目安とされています。奥行きが足りない場合は、条件によってふかし枠を使い、内窓をさらに室内側へ出して施工します。
そのため「内窓を付けたら想像より手前に出てきた」ということがないよう、施工前に完成位置を確認しておくことが大切です。
窓枠の奥行きやカーテンとの関係については、メーカーも事前確認を案内しています。(出典:LIXIL「内窓インプラスの取り付けについて」)
カーテンと干渉する
内窓リフォームで、私がかなり注意しているのがカーテンやブラインドとの干渉です。
窓枠の寸法だけを見ると十分な奥行きがあっても、そのスペースにカーテンレール、ロールスクリーン、ブラインド、シェードなどが付いていると、内窓をそのまま取り付けられないことがあります。
こちらは実際に施工した千葉市U様邸です。
千葉市U様邸|天井付けのカーテンが内窓の設置位置に干渉していた窓の施工前
施工前は、天井付けのカーテンが内窓を設置したい位置に入っていました。
この現場では既存のカーテンを撤去し、外からの視線を抑えるために型ガラス仕様の内窓を取り付けています。
千葉市U様邸|天井付けのカーテンを撤去し、目隠し効果のある型ガラス仕様の内窓を設置した施工後
カーテンを残したい場合は、レールを室内側へ移設する方法もあります。
ただし、壁や天井の下地、エアコン、家具、カーテンボックスなどによって移設できる位置は変わります。
シェードも同様です。
千葉市U様邸|シェードが内窓の設置位置に干渉していた窓の施工前
こちらの窓では、窓枠内に付いていたシェードを撤去し、そのスペースへ引き違いタイプの内窓を施工しました。
千葉市U様邸|シェードを撤去し、引き違いタイプの内窓を設置した施工後
カーテン、ブラインド、シェードの納まりについては、内窓とカーテン・ブラインドの干渉対策でも施工例を使って詳しく紹介しています。
大きな窓は重く感じる
「内窓が重い」という声が出やすいのは、大きな掃き出し窓です。
内窓は樹脂枠が中心ですが、重量の多くを占めるのはガラスです。窓の高さや横幅が大きくなり、複層ガラスなどを使用すれば障子1枚の重量も増えます。
そのため、小さな腰高窓と同じ感覚で考えると、大型窓では開閉を重く感じる場合があります。
毎日ベランダへ出る窓の場合、高齢の方や小さなお子さんが頻繁に操作する家庭では特に確認しておきたいところです。
ただし、正常に施工された引き違い窓であれば、戸車を使って横へ動かすため、ガラスの重量をそのまま持ち上げるわけではありません。
施工後に極端に動かしにくい場合は、単純に「大型だから仕方ない」と判断せず、建付けや戸車の状態も確認したほうがいいでしょう。
見た目が合わないことがある
「内窓はダサいのでは?」という心配もあります。
これは商品そのものというより、枠色と部屋の内装が合っているか、窓がどの位置まで室内側へ出るかで印象がかなり変わります。
白い壁と白い窓枠でそろえる方法もあれば、木目の窓台や床に合わせて木目調の枠を選ぶ方法もあります。
逆に、既存の木部と全く違う色を選ぶと、新しく付けた内窓だけが目立ってしまうことがあります。
こちらは船橋市Y様邸で施工したコーナー出窓です。
船橋市Y様邸|冬の結露と冷気にお悩みだったリビングの出窓(施工前)
内窓施工後は、既存の室内空間になじみやすい木目色を選んでいます。
船橋市Y様邸|リビングの出窓へ内窓インプラス(Sグレード・ニュートラルウッドG)を設置した施工後
内窓は室内側から常に見える設備です。そのため、性能だけを見て商品を決めるより、床、壁紙、窓台、建具などと合わせて枠色を決めることをおすすめします。
外窓側に結露が残る
内窓を付ければ、すべての結露が完全になくなるわけではありません。
内窓を設置すると室内側のガラス表面温度が下がりにくくなるため、室内側の結露は減らしやすくなります。
しかし、既存の外窓はこれまでより室内の暖かさが届きにくくなります。そのため、外窓側には結露が残る場合があります。
室内の湿度が高い、外窓の気密性が低い、内窓を半開きにしているといった条件でも状況は変わります。
内窓は結露を軽減するための有効な方法ですが、「結露が必ずゼロになる設備」ではありません。
特に冬場は、内窓を半開きにしたまま暖房すると、湿気を含んだ室内空気が外窓との間へ入りやすくなります。
そのため、暖房中は内窓をきちんと閉め、室内の換気や除湿も行うことが基本です。
外窓の不具合は直らない
ここは内窓リフォームで誤解されやすいところです。
内窓は既存窓を残したまま室内側へ新しい窓を追加する工事なので、外窓そのものの故障や劣化を直す工事ではありません。
例えば、既存窓の戸車が壊れている、鍵が閉まりにくい、サッシが腐食している、雨漏りしているといった問題は、内窓を付けても残ります。
外窓の開閉ができない状態で内窓を付ければ、掃除や換気のたびに困ることもあります。
そのため、外窓に不具合がある住宅では、内窓を追加する前に修理できるのか、それとも外窓自体を交換したほうがいいのかを確認します。
開閉回数を増やしたくない方や、既存サッシの劣化まで改善したい方では、カバー工法などによる外窓交換のほうが生活に合うケースもあります。
一部だけでは効果に差が出る
内窓は1箇所だけ施工しても、その窓の断熱性や気密性を高める効果は期待できます。
ただし、同じ部屋に大きな窓が複数ある場合、一方だけ施工すると未施工の窓から冷気や外の音が入り続けます。
その結果、「内窓を付けたのに思っていたほど部屋全体が変わらない」と感じる場合があります。
例えばリビングに掃き出し窓が2箇所あり、そのうち1箇所だけ施工した場合、もう一方は以前のままです。
寝室の道路側の窓だけ防音したい、洗面所の特定の窓だけ寒いといった目的なら1箇所施工も十分考えられます。
一方、部屋全体の寒さを改善したいのであれば、同じ空間にある窓をまとめて検討したほうが体感につながりやすいです。
1窓から施工する場合の考え方は、内窓は1箇所だけでも効果ある?おすすめの窓と優先順位でも解説しています。
費用と追加工事が増える
内窓は比較的工事時間の短いリフォームですが、窓の数が増えれば当然費用も大きくなります。
さらに、単純な商品代と取付費だけで終わらない現場もあります。
例えば、窓枠の奥行きが足りずふかし枠が必要になる、カーテンレールを移設する、シェードを撤去する、下地を補修するといった場合です。
特殊な出窓や連窓、コーナー窓などでは、一般的な窓より納まりを考える必要があり、施工内容が増えることもあります。
そのため、見積もりを見るときは「内窓本体がいくらか」だけではなく、完成するまでに必要な工事を全部含んだ総額を見ることが大切です。
内窓の費用や追加工事については、内窓リフォームの費用相場でも詳しく紹介しています。
後悔しやすいケース
内窓そのものに問題がなくても、その家の使い方と合っていなければ不便に感じます。
私が特に慎重に確認したいと考えているのは、次のような住宅です。
出入りが多い掃き出し窓
毎日何度も庭やベランダへ出入りする掃き出し窓では、内窓による開閉回数の増加を実感しやすくなります。
洗濯物を干す、子どもが庭へ出る、ペットを出入りさせるなど、頻繁に使う家庭ではなおさらです。
断熱を優先して内窓にするのか、使い勝手も考えて外窓交換を検討するのか、一度比較してから決めると後悔しにくくなります。
窓枠に設備が多い家
カーテンレール、シェード、ブラインド、ロールスクリーン、棚、手すりなどが窓まわりに集まっている住宅も確認が必要です。
内窓本体は付けられても、その設備を元の位置へ戻せないことがあります。
「施工できるか」だけでなく、「施工したあと今までと同じ生活ができるか」まで見ることがポイントです。
窓台をよく使う家
出窓や奥行きのある窓台に植物、写真、小物などを置いている場合、内窓を付ける位置によって使えるスペースが狭くなります。
内窓より外側へ物を置くと、窓を開けるたびに移動が必要になることもあります。
出窓を収納や飾り棚としてかなり使っている家庭では、施工前に内窓の取付位置を実際に見せてもらうとイメージしやすいですよ。
外窓が傷んでいる家
既存窓に大きな歪みや腐食、雨漏り、開閉不良がある場合、内窓だけ追加すればすべて解決するとは限りません。
外窓を直してから内窓を付ける方法もあれば、状態によっては外窓交換を選んだほうがいい場合もあります。
内窓の見積もりを取るときは、既存窓の状態まで見てもらうことをおすすめします。
施工前に確認したい対策
内窓のデメリットは、施工後に初めて気付くと直しにくいものがあります。
逆に言えば、現地調査の段階で窓まわり全体を確認しておけば避けられることも多いです。
完成位置を確認する
まず確認したいのが、内窓の枠がどこに付くのかです。
窓枠の中に納まるのか、ふかし枠を使って室内側へ出るのかによって、完成後の印象は変わります。
メジャーなどを使い、「この位置まで内窓が来ます」と現地で確認しておくと分かりやすいです。
特に掃き出し窓では、カーテンとの距離や床との納まりも見ておきましょう。
窓まわりの設備を見る
カーテンレールだけでなく、既存窓の鍵やハンドルも確認します。
内窓は既存サッシより室内側に付くため、外窓のクレセントを回したときに内窓へ当たる場合があります。
開き窓やテラスドアでは、ハンドルやドアクローザーの出幅も確認が必要です。
エアコン、棚、換気設備、手すりなどが窓の近くにある住宅も同様です。
内窓の採寸は幅と高さだけでは不十分です。
奥行き、既存窓の鍵、カーテン、シェード、家具、エアコンなども含めて確認することで、施工後のトラブルを減らせます。
色とガラスを確認する
見た目で後悔しないためには、枠色をカタログだけで決めないことも大切です。
サンプルが確認できる場合は、実際の壁紙や床、窓台の近くで色を見るとイメージしやすくなります。
また、Low-Eガラスなどは一般的な透明ガラスと見え方が少し異なる場合があります。
道路側や隣家と窓が近い場所では、型ガラスを選ぶことで目隠しを兼ねられることもあります。
カーテンを撤去して型ガラスへ変更するなど、窓単体ではなく部屋全体で考えると納まりを作りやすくなります。
熱割れの条件を確認する
内窓を検討するときは、既存の外窓ガラスとの組み合わせも確認してください。
ガラスは日射などによって中央部と周辺部に温度差が生じると、熱膨張の差によって割れる「熱割れ」が起こることがあります。
特に既存窓が網入りガラスの場合や、内窓へLow-Eガラスを使用する場合などは、施工前に確認しておきたいところです。
また、ガラスへフィルムを貼る、カーテンをガラスへ密着させる、エアコンや暖房の風を直接当てるといった使い方も熱割れのリスクに関係します。
メーカーも内窓設置時の外窓結露や熱割れについて注意事項を案内しています。(出典:LIXIL「インプラス 警告・注意」)
◆鈴木のワンポイントアドバイス
内窓は「寸法が合えば付けられる」というだけではありません。私は、既存窓の状態、鍵、カーテン、窓台、使い方まで見て、施工したあとに困らないかを確認することが大切だと考えています。
メリットとデメリット
ここまでデメリットを中心に紹介しましたが、内窓には断熱、結露軽減、防音など多くのメリットがあります。
内窓リフォームのメリットとデメリットを比べると、「性能は上げやすい一方で、窓が二重になることで日常の手間が増える」という特徴が分かりやすいです。
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 断熱 | 窓から伝わる寒さや暑さを抑えやすい | 壁や床の断熱不足までは改善できない |
| 結露 | 室内側の結露を軽減しやすい | 外窓側に結露が残る場合がある |
| 防音 | 窓から出入りする音を減らしやすい | 壁や換気口から入る音までは防げない |
| 開閉 | 窓と鍵が二重になる | 開け閉めが2回になる |
| 掃除 | 特別な機械は必要ない | ガラスやレールの数が増える |
| 施工 | 既存窓を残して施工しやすい | 窓枠の奥行きや干渉物の確認が必要 |
| 見た目 | 古いアルミサッシを室内側から隠せる | 色やふかし枠によって印象が変わる |
私自身は、開け閉めや掃除の手間を理解したうえで、それでも寒さ、結露、防音などを改善したい方には内窓はかなり相性のいいリフォームだと考えています。
反対に、毎日何度も出入りする窓や外窓自体が傷んでいる場合は、内窓だけに決めず、外窓交換なども含めて比較したほうが納得しやすいでしょう。
内窓で後悔しないコツは、性能表だけではなく「施工後の暮らし方」まで想像して選ぶことです。
現地調査で確認すること
e-MADOリフォームでは、内窓の現地調査をするときに窓の幅と高さだけを測って終わりにはしません。
実際に使い始めてから不便になりそうな部分も確認します。
| 確認する部分 | 確認する理由 |
|---|---|
| 窓枠の奥行き | 標準位置に内窓を設置できるか確認するため |
| 既存窓の鍵 | 内窓と干渉しないか確認するため |
| カーテン類 | 撤去や移設が必要か判断するため |
| 窓枠の状態 | 下地や腐食、歪みを確認するため |
| 外窓の開閉 | 施工後も問題なく操作できるか確認するため |
| 窓台の使い方 | 物を置くスペースが残るか確認するため |
| 枠色と内装 | 施工後の見た目を合わせるため |
| ガラス仕様 | 断熱、防音、目隠しなど目的に合わせるため |
同じサイズの窓でも、家によって適した納まりは変わります。
だからこそ、内窓を付けるか迷っている段階でも、現地でデメリットになりそうな部分を先に確認しておくと判断しやすいですよ。
内窓が向いている人
内窓のデメリットを踏まえても、寒さや結露、騒音など窓から来る悩みが大きい住宅では、得られるメリットのほうが大きく感じられることがあります。
窓際の寒さが気になる人
冬になると窓際だけ極端に寒い、暖房を付けても足元に冷気を感じるという住宅では、窓の断熱を見直す価値があります。
特に古いアルミサッシや単板ガラスの窓では、室内側へ新しい内窓を追加することで窓付近の環境を変えやすくなります。
結露掃除を減らしたい人
毎朝窓の結露を拭いている家庭では、内窓によって室内側のガラス表面温度を下がりにくくすることで結露を軽減できる可能性があります。
ただし湿度管理や換気も必要なので、内窓だけですべて解決すると考えないことが大切です。
外の音が気になる人
道路、電車、人の話し声など、窓を通って入ってくる音が気になる住宅でも内窓は選択肢になります。
既存窓とは別に気密性のある窓が増えることで、音の通り道を減らしやすくなります。
一方、振動や壁、換気口を通る音などは内窓だけで解決できない場合があります。
内窓が向かない場合
内窓はすべての住宅に付ければいいというものではありません。
生活の中で窓をどう使っているかによっては、別のリフォーム方法のほうが合う場合があります。
開閉回数を増やしたくない人
ベランダや庭への出入りが非常に多く、窓を開ける回数が多い家庭では、2枚の窓を操作することが負担になる可能性があります。
断熱性能と開閉のしやすさを両方求める場合は、外窓交換と比較して決める方法があります。
外窓まで交換したい人
既存サッシがかなり古い、戸車や鍵の状態が悪い、外観も変えたいという場合は、内窓より外窓交換が目的に合うことがあります。
内窓は既存窓を残す工事なので、外窓の劣化自体を改善することはできません。
窓まわりを変えたくない人
カーテン、シェード、ブラインド、家具などの位置を一切変えたくない場合は、内窓を取り付けるスペースが確保できるか慎重に確認する必要があります。
ふかし枠を使えば施工できる場合もありますが、その分だけ室内側へ出てくるため、見た目とのバランスも確認してください。
内窓のデメリットに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 内窓の一番大きなデメリットは何ですか?
A. 日常生活で一番感じやすいのは、窓の開け閉めが2回になることです。特にベランダや庭へ頻繁に出入りする掃き出し窓では手間を感じやすくなります。一方、普段ほとんど開けない腰高窓や寝室の窓では、それほど気にならない方も多いです。
Q2. 内窓を付けると部屋は狭くなりますか?
A. 床面積が大きく減るわけではありません。ただし内窓は既存窓より室内側へ付くため、窓台の使える奥行きが少なくなります。ふかし枠を使用するとさらに室内側へ出る場合があるので、完成位置を施工前に確認することをおすすめします。
Q3. 内窓は重くて開けにくいですか?
A. 小さな窓ではそれほど気にならないことが多いですが、大型の掃き出し窓や複層ガラス仕様では重量が増えるため、開閉を重く感じる場合があります。施工後に極端に動かしにくい場合は、建付けや戸車の状態も確認してください。
Q4. 内窓を付けても結露することはありますか?
A. あります。内窓を設置すると室内側の結露は軽減しやすくなりますが、室内湿度や外窓の状態によっては外窓側に結露が残る場合があります。内窓をきちんと閉め、換気や除湿もあわせて行うことが大切です。
Q5. 内窓は付けないほうがいい家もありますか?
A. あります。外窓自体が傷んでいる、ベランダへの出入りが非常に多い、カーテンや設備との干渉を解消できないといった場合は、内窓以外の方法が合うこともあります。現地の状況を確認し、外窓交換などと比較して決めると安心です。
内窓のデメリットまとめ
内窓には、開け閉めが2回になる、掃除する場所が増える、窓枠が室内側へ出るといったデメリットがあります。
さらに、カーテンやシェードと干渉する、大型窓では重く感じる、外窓側に結露が残るなど、住宅によって気になる部分は変わります。
- 開け閉めが2回になる
- 掃除するガラスやレールが増える
- 窓台の使えるスペースが減る
- カーテンやブラインドと干渉する
- 大型窓は開閉を重く感じる場合がある
- 枠色や納まりによって見た目が変わる
- 外窓側に結露が残る場合がある
- 既存外窓の故障や劣化は直らない
- 一部だけの施工では効果に差が出る
- ふかし枠などの追加工事が必要になる場合がある
それでも、内窓を施工したお客様からは、開閉の手間以上に断熱や結露、防音などの変化を感じて「付けてよかった」と言っていただくことが多いです。
後悔を減らす一番の方法は、内窓のメリットだけでなくデメリットまで理解したうえで、自宅の窓に合った納まりを選ぶこと。
e-MADOリフォームでは、窓枠の寸法だけでなく、既存窓の状態、カーテンやシェードとの干渉、枠色、開閉方法、窓台の使い方まで確認して内窓をご提案しています。
「自宅の場合はどんなデメリットが出そうか」「内窓と外窓交換のどちらが合うのか」まで確認したい場合は、施工前の現地調査で一度確認しておくと判断しやすいですよ。